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シカゴオプション取引所(CBOE)がビットコインETFをSECへ申請

CBOEが新たにビットコインETFを申請

アメリカのシカゴ・ボード・オプション取引所(CBOE)は、米証券取引委員会(SEC)に向けて新たにビットコインETFのライセンス申請を行いました。
これはSECがビットコインとイーサリアムが証券では無い旨を発表してから初の申請となり、益々注目が集まります。

その申請されたビットコインETFの内容は、VanEck SolidX Bitcoin Trust社が発行する「SolidX Bitcoin Shares」であり、1シェアあたり25BTCとして富裕層の個人や大口のファンドをターゲットにするとされています。

これが計画通りに行くと、このビットコインETFは2019年の第一四半期から開始される見通しです。

CBOEは昨年の12月10日にビットコイン先物の取り扱いを開始しており、今年の3月にもビットコインETFに関する書簡をSECへ提出していましたが、今回新たにETF上場の申請を出しました。

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ビットコインETFに関わる申請は昨年からアメリカで相次ぎ、アメリカの著名な投資家であるウィンクルボス兄弟は2013年頃からこのビットコインETFの申請を出していたのですが、他の申請も含めSECはそれらを全て却下してきました。

ですが、今回のCBOEによるこのETFの申請が通る事となれば、ビットコインの価格は更に上昇をもたらす期待が出来るでしょう。

シカゴ・ボード・オプション取引所(CBOE)とは?


そもそもシカゴ・ボード・オプション取引所とは世界有数のデリィバティブ取引所であり、そこには個別銘柄や株価指数のオプション商品をはじめ、S&P 500を対象とする「CBOE VOLATILITY INDEX」などといったデリィバティブ商品があります。

ビットコイン先物取引が上場

CBOEは上述した通り昨年の12月にビットコインの先物取引を開始し、その開始当時はサイトがクラッシュする程に取引が集中しました。

これによってビットコインは一時20%の上昇を魅せ、それは「今後もビットコインは上がり続けるのでは無いか」思ってしまうくらいの盛り上がりだったのです。

このように先物取引の上場は大きく市場が賑わいましたが、今回のETFも上場が実現すれば、同じように価格上昇の期待が持てます。

Gemini Trustと提携

なお、CBOEはウィンクルボス兄弟が設立した取引所Gemini Trustと提携しており、Geminiのマーケットデータを使用してビットコインデリバティブを作成出来るライセンス契約を結んでいます。
それはCBOEの基準価格として使用されており、今後のビットコインマーケットへの対応も強化されています。

SECのビットコインETFに関する対応

今まで数々のビットコインETFを拒否してきたSECですが、そこにはビットコインに対する価格のボラティリティや流動性、相場操縦などの懸念がありました。

仮想通貨市場は投資家保護がまだまだ少なく市場の操作が出来てしまう可能性があり、SECにとっては簡単に詐欺や価格操作で市場を荒らされては困るのです。

CBOEはSECに対して書簡を送る

SECはそのような懸念を抱いていましたが、2018年3月にCBOEのクリス・コンキャノンCEOは、SECに対してビットコインETFの許可に関する書簡を送りました。
そこでCBOE側はビットコインETFのボラティリティや流動性、市場操作についてそれが問題無いという点に関してを返信したのです。

CBOEは連邦政府公認の取引所

当時からビットコインETFの許可を願うも、拒否される会社がいくつもありましたが、今回のCBOEにはSECから承認を得る可能性が高いのでは無いかと考えられます。

まず、CBOEはETFより先にビットコイン先物でSECから承認された経緯があり、何よりもCBOEはアメリカの連邦政府が認めた世界最大級の取引所です。

実際にCBOEのクリス・コンキャノンCEOは、上述した書簡にて「流動性はGeminiやCoinbaseで十分確保されており、今後増えて行くだろう」「ETFの目論見書内でリスクに関して徹底して知らせれば良い」などと主張しています。

ですが、これは仮想通貨が金融から受け入れられる為の一大事項であり、SECもそう簡単に承認はしないかもしれません。

CBOEのビットコインETFは承認されるのか

CBOEは連邦政府公認の取引所であり、そこがETF上場に向けた大きなアドバンテージとなるでしょう。

なお、ビットコイン市場における規制が不十分な点がSECの懸念ではありましたが、後に「ビットコインは証券では無い」という見解をSECが出した事もあり、更には米大手の取引所Coinbaseが大口投資家向けのデジタル資産管理サービスも立ち上げており、徐々に健全な取引インフラの普及している兆しが見えています。

しかし、今回のようなETFの申請ニュースを受けてもビットコインに特段の反応は出ていないようにも見え、7月9日現在は1BTC=671ドルで推移しています。

現在このような市況ですが、もしビットコインETFが実現すればビットコインの透明性と信頼性が高まり、長期的な価値向上に繋がるのでは無いでしょうか。

この申請に対するSECの反応が待ち遠しい所であり、多くの市場参加者からその答えが待たれている事でしょう。

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Kenta@フリーライター
Kenta@フリーライター
新卒で入社した大手金融機関を11ヶ月で退職し、仮想通貨・ブロックチェーンに特化したフリーライターとして活動中。現在は場所を選ばず住所不定の”Decentralized”な生活を満喫している。