仮想通貨

仮想通貨のチャートの分析方法と専門用語を学ぶ

チャートを制するものが市場を制す

仮想通貨のチャートの見方はご存知でしょうか?おそらく完璧に理解しているという人はほとんどいないはずです。「値段が上がっているから買いかも」「損切りしたほうがいいかな」と何となく売買をしている人も多いと思います。

実はチャートはなんとなくや抽象的な要素の集合ではなく、具体的に解析し理解することで頼もしい味方になってくれるのです。仮想通貨のチャートの見方が完璧に理解できるように、使用される用語とトレンドラインの引き方について解説いたします。

仮想通貨のチャートとは

チャートは取引所の画面などでよく目にしていると思います。直観的に分かりやすくするためにチャートはありますので、ざっくりとした推移は素人目でも理解できると思います。

ですが、大切なのはチャートを分析して、将来どんな動きをするのか予測することです。これは1つ1つ経験と知識を積み重ねる他に予測と理解が出来きるようになる方法はありません。千里の道も一歩からですね。

チャートにあるローソク足を覚える

チャートを分析するためには「ローソク足」の見方を理解することが不可欠です。「ローソク足」はその形がろうそくに似ていることから名が付けられ、古くは江戸時代の米相場を示すのに活用されていたと言われています。

ローソク足で分析できる要素は次の4つです。

・一定期間で価値の推移

・始値・・・一定期間内の最初についた価格のこと

・終値・・・一定期間内の最後についた価格のこと

・高値・・・一定期間内で最も高い価格のこと

・安値・・・一定期間内で最も安い価格のこと

例えば、期間を1日と設定した場合のローソク足には、その日の最初についた価格と、最後についた価格、またその日の最高値と最安値が1本のローソク足で表され、そのローソク足のことを「日足(ひあし)」と呼びます。

他に、もしそれが週単位の場合は「週足(しゅうあし)」、月単位の場合は「月足(つきあし)」、また5分という短い期間の場合は「5分足(5ふんあし)」などと呼びます。

ここでビットコインのチャートを例に見てみましょう。

Zaifより引用:https://zaif.jp/trade_btc_jpy

チャートに青と赤の棒が並んでいて、初めて見る人にとっては目がチカチカすることでしょう。この一つ一つの棒が「ローソク足」と呼ばれています。

青の棒は価格が上昇したことを表す陽線

青の棒のことを「陽線」といい、陽線が引かれている期間に価格が上昇したことを示しています。

太い部分を「柱」、上の線を「上ヒゲ」、下の線を「下ヒゲ」と呼びます。柱の上が「終値」、柱の下が「始値」となっています。上ヒゲの先端が「高値」、下ヒゲの先端が「安値」です。

赤の棒は価格が下落したことを示す陰線

赤の棒のことを「陰線」といい、陰線が引かれている期間に価格が下落したことを示しています。柱、上ヒゲ、下ヒゲの呼び方は陽線と同様です。陽線とは逆に柱の上が「始値」、柱の下が「終値」となっています。上ヒゲの先端が「高値」、下ヒゲの先端が「安値」です。

一定期間は時間足と呼ぶ

この”一定期間”というのはチャートの種類よって異なります。1秒間の値動きのチャートなら「1秒足」、1日の値動きのチャートなら「日足」、1週間の値動きのチャートなら「週足」と呼びます。これは自分の投資スタイルによって、見るべき時間足を変える必要があります。

例えば、1年以上の長期的な投資の場合であれば、1時間足を見てもあまり意味がないためです。逆に短期的な投資の場合は、1時間足や30分足を見て投資のタイミングを判断した方が効果的です。

また、どのような投資スタイルでも日足のチェックは行いましょう。トレンドラインが引けるようになると、投資の勝率はグッと上昇します。

ローソク足のパターンを覚える

ローソク足には5つのパターンがあります。これは難しくないので全て覚えておいた方がいいでしょう。

大陽線

始値から終値まで大きく上昇したローソク足です。大陽線は強気の市場で勢いがあり、その後も価格の上昇が期待できる絶好のサインだと考えてください。

大陰線

始値から終値まで大きく下落したローソク足です。大陰線は弱気の市場で勢いがなく、その後も価格の下落するサインなので気をつけてください。

小陽線

始値から終値まで小さく上昇したローソク足です。

小陰線

始値から終値まで小さく下落したローソク足です。小陽線や小陰線はヒゲが伸びていることが多く、途中経過で高値や安値が更新されても最終的に落ち着いている状態です。そのため、価格変動が少ない状態を示す兆候になります。

十字線

始値と終値が全く同じ価格になった場合のローソク足です。

十字線が底値付近で現れた場合は、その後上昇する可能性が高くなり、頂上付近で現れた場合は下落する可能性が高くなります。

トレンドラインを引く

ローソク線の高値同士、または安値同士を結んで引く線を「トレンドライン」といいます。安値同士を引いた右肩上がりの線を「上昇トレンドライン」、高値同士を引いた右肩下がりの線を「下落トレンドライン」といいます。

実際にトレンドラインを引いてみましょう。

過去のトレンドにラインを引いてみましたが、より見え方が鮮明になったはずです。

トレンドラインは全てのトレーダーが意識する

仮想通貨の相場は節目を付けながらN字で動いていきます。

節目とは押し目という一時的な反落ポイントと、戻り目という一時的な反発ポイントのことです。これらの節目にトレンドラインが当たった箇所で売買を行います。

トレンドラインをその起点から3本引く

トレンドラインはある起点から3本引けるかを分析する必要があります。トレンドが終わるサインはトレンドラインの角度が緩やかになっている状態です。

逆にトレンドが続くサインは起点を変えてトレンドラインが引ける場合です。現在のビットコインは起点を変えてトレンドラインが引けます。

トレンドが続く場合は、終わるサインとは逆に、起点を変えるたびに角度が急になっていきます。実際の相場は、今回引いた③よりも上になっていますね。

今後の動向に応じて、また起点を変えてトレンドラインを引いてみましょう。

ただしトレンドラインを過信しないでください。トレンドラインは決して万能ではありません。特に仮想通貨は時事で価格が大きく変動します。正解はどこにも存在しないので、常に全ての要素を心に止めておかなければ成功はおぼつかないでしょう。

ビットコインも2017年9月15日に中国での取引停止が発表された際、大暴落が発生しましたが、予想が出来た人間はほとんど存在しません。チャートだけでなく、仮想通貨を取り巻くニュースにも関心を持つようにしてください。

チャートを分析できればさらに面白くなる

今回は仮想通貨のチャートの見方と、トレンドラインの引き方について解説させていただきました。難しいと思うかもしれませんが、自分でチャートを分析できるようになると仮想通貨の投資がより面白くなります。

積極的に投資を考えている人は、まずはチャートの分析ができるようになることを目標にしましょう。

 

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