イーサリアム(Ethereum/ETH)

今週のEthereum(イーサリアム/ETH)の価格変動とトピック(7/14〜20)

イーサリアム(ETH)今週は底上げし、先月以来の500ドル台へ

今週のイーサリアムの価格は、仮想通貨市場全体の伸びと共に上昇トレンドへとトレンド転換し、18日には1時間でおよそ8%の上昇を魅せ、6月22日以来の500ドル台へと回復させました。

この背景としては、米マスターカードが仮想通貨決済の新たな特許を申請した事や、世界最大のETF企業であるブラックロックの仮想通貨市場への参入検討、他にもゴールドマンサックスのCEO交代やコインベースの証券ディーラー買収承認(※しかし後に同社によって事実は否定される)のトピックなどのポジティブ材料に反応したと考えられます。

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しかし、一つの節目となる500ドル台をクリアしたETHではありますが、その後は下記の図の通り、再び下落トレンドへと突入してしいます。

なお、ETHとBTCを比較して見ると、BTCは高騰後レジスタンス相場を保っていますが、ETHのその価格は下落トレンドに突入している事がわかります。

なお、RSI指標を見てみると買い圧力が7月15日には83%、16日に85%と今週は大きな買い圧力が目立った週でした。

では、今週のイーサリアムのトピックをい見て行きましょう。

今週のイーサリアム(ETH)に関連するトピック

イーサリアム(ETH)のガス代が再び高騰。その原因はEOSか

7月に入ってからの1週間、イーサリアムネットワークを利用する際に掛かる取引手数料の「GAS」の価格が2018年1月上旬ぶりの高騰を魅せましたが、今週の14日に再び高騰してしまいました。


引用:Etherscan

これの原因は最近のEOSコミュニティによる攻撃の可能性があるとされており、イーサリアムネットワークのガス手数料を高騰させる事によって、自分達のプラットフォームの価値を相対的に高めようとするものだとされています。

イーサリアム上で稼働する、分散型アプリケーションDappsのプロジェクトである「PoWH3D」の開発者Justo氏によると、EOSコミュニティは特に目的の無いトークンをネットワーク上に生成して意図的にイーサリアムのGAS価格を高騰させていたと言います。

なお、イーサリアムの創設者であるヴィタリック氏は自身のツイートでイーサリアムネットワーク上のスパムトランザクションによって最大1500万ドルものコストとなってしまったと発言しています。

実際に上述したEOSコミュニティ内では、全くもって機能性の無いERC20トークン「IFishYunYun」が1時間につき50ETH程のGASを消費して取引所FCoinに送金されていました。

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これによって一日のトランザクションコストは6,000万円にも達しており、特に7月15日はイーサリアムネットワークの取引量のうちおよそ40%を占めていたとされています。

このように、イーサリアムはそのネットワークのどこか一部のプロジェクトやトークンにGAS手数料をコントロールされてしまう恐れがあり、ネットワーク全体の利便性を落としてしまう懸念点があるのです。

イーサリアムの共同創業者であるジョセフ・ルービン氏は、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決しそれを拡大させるとする「第二フェーズ」を2018年中に仕上げると発言していますが、その技術の進捗こそが今後のイーサリアムの重要なファンダメンタルとなるでしょう。

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ヴィタリック氏は影響力のある40歳以下の一人に選ばれる

フォーチュン誌のビジネスに影響力がある40歳以下を選出するランキング「40 under 40」にて、ヴィタリック氏は22位に選出されました。

ヴィタリック氏は2017年の12月にもブルームバーグの「世界に最も影響力のある50人」に選ばれており、若干24歳の若さで現在およそ5兆円にも及ぶ規模のイーサリアムを作り上げたというバックグラウンドはほぼ異様だと言って良いでしょう。

また、同ランキングでは米取引所CoinbaseのCEOブライアン・アームストロング氏がヴィタリック氏を超えて20位にランクインしています。

2012年に創業されたCoinbaseは評価額が80億ドルを超えるユニコーン企業として名乗りを上げていますが、その成長も楽しみであります。

イーサリアム(ETH)の来週の予想

今週のイーサリアムは上述した通り先週の下落トレンドから一転し、500ドル台の節目をクリアしましたが、その価格は7月20日の21時現在464ドルで推移しています。

現状ピーク時から3分の1程度に価格は下落していますが、大手金融機関が続々と仮想通貨市場に参入を検討とのトピックが相次いでいます。

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特に先日はCBOEがビットコインETFの上場を申請しました。

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このようにETFへの参入検討が相次いでいますが、もし最初にビットコインETFが上場し普及されれば、次の検討対象かなりの確率でイーサリアムとなるのではないでしょうか。

イーサリアムは証券では無いとSECから発表されており、その規模は仮想通貨市場の時価総額で2位に位置しています。

まずは直近、ここから上昇トレンドに向かって再び500ドルを超える水準になる事を期待したい所です。

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Kenta@フリーライター
Kenta@フリーライター
新卒で入社した大手金融機関を11ヶ月で退職し、仮想通貨・ブロックチェーンに特化したフリーライターとして活動中。現在は場所を選ばず住所不定の”Decentralized”な生活を満喫している。