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ライトコインの将来性は?LTC入手可能な取引所やマイニングの今後

ビットコインの機能性を超えた仮想通貨の登場

仮想通貨の中でトップに君臨し続けるビットコインですが、51%攻撃やスケーラビリティ問題などの課題を不安視する声も上がっています。

そんな中、ビットコインの機能性をさらに高めた仮想通貨が2011年に誕生しました。その名もライトコインです。ライトコインは仮想通貨が人気となる前から開発されています。

ビットコインと機能が似ていることから比較されることもありますが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか。

個人的には、ライトコインのこれまでを改めて見直してみると、信頼に値するコインだと感じています。

そこで今回は、ライトコインの特徴やビットコインとの違い、さらに、ライトコインの将来性などについてご説明いたします。

ライトコインが持つ特徴とは?

ビットコインを追い抜けて言わんばかりに次々と新たな仮想通貨が誕生する中、ライトコインは他の仮想通貨とは異なる目的で開発された経緯があります。

ライトコインは、元々はビットコインを補う役割として開発されたのが始まりです。

ライトコインの生みの親であるチャーリー・リー氏はビットコインとライトコインをこのように例えています。「ビットコインが金だとするなら、ライトコインは銀」だと。

リー氏は、あくまでもビットコインの発展のためにライトコインは存在しているのだと公言しているのです。

ライトコインを知る4つの特徴

ライトコインには主に4つの特徴があります。

1:ブロック生成にかかる時間が230である点です。

実用性を高めるためには、ブロック生成にかかる時間を短縮する必要があり、ライトコインは見事成功させることができました。

2:基本情報にもあったように、発行上限枚数がビットコインの4倍になる8,400万枚という点です。

ビットコインの2,100万枚に対し、ピッタリ4倍の枚数なのは偶然ではなく、必然です。

なぜなら、ライトコインはビットコインの発行枚数とスピードを同じにするために、あえて4倍の枚数を設定しているのです。

3:スクリプトと呼ばれる暗号化技術が導入されている点です。これにより、一般的なパソコンにおいてもマイニングが可能になりました。

4つ目は、ライトコインにはアトミックスワップという技術が導入されている点です。

アトミックスワップとは、異なる通貨同士の取引でも取引相手の信頼の有無に関わらず、安全に取引することを可能にした暗号化技術です。

これまで、異なる通貨同士の取引では取引相手の信頼が必要でした。そのため、顔の見えない取引相手に通貨を持ち逃げされるリスクがあったのです。

アトミックスワップはこの現状を解決することに成功したという訳です。

参考:【図解】アトミックスワップとは?個人間で仮想通貨取引が出来るその仕組み

https://finte-x.jp/6369

では、ライトコインの主な特徴を確認したところで、ビットコインとの違いについて見ていきましょう。

ビットコインとの比較から分かるライトコイン

冒頭でもご説明した通り、ライトコインはビットコインが抱える問題を解消することを目的として開発された仮想通貨です。

そのため、ビットコインをベースとして開発されており、ビットコインと比較することで改めてライトコインの優れた特徴を知ることができます。

では、さっそくライトコインとビットコインを比較しながら、確認していきましょう。

セグウィットでスケーラビリティ問題を解決

ライトコインは仮想通貨の中でもいち早くセグウィットを導入したことでも知られています。

セグウィットとは、1つのブロックに書き込まれる取引記録の署名部分の情報を特定の値にまとめることでブロックに書き込む容量を少なくすることができるのです。

セグウィットを導入することで、ビットコインの課題とされているスケーラビリティ問題を解決することができたのです。

これにより、ライトコインは取引の承認スピードがビットコインの4倍にまで短縮することができました。

さらに、承認スピードが短縮されたことにより、手数料もビットコインよりも安く抑えることが可能になったのです。

つまり、ライトコインはビットコインと比べ、より実用性の高い仮想通貨であることが分かります。

ただ、承認スピードの短縮はメリットばかりではなく、デメリットも存在します。

そのデメリットとは、同時にブロック生成される可能性が高く、ブロックチェーンの分岐が発生しやすくなる点です。

ブロックチェーンの分岐が度々起これば、分岐したブロックチェーンの短い方は無効となってしまい、そのブロックを生成したマイナーには報酬が支払われなくなってしまいます。

マイナーにとってはブロック生成に成功したからと言って、必ずしも報酬が支払われるという訳ではない点では、ライトコインにおけるデメリットと言えるでしょう。

ライトコインの暗号化方式はスクリプト

ライトコインとビットコインの違いの1つに、暗号化方式の違いが挙げられます。ライトコインでは「スクリプト」が採用され、ビットコインでは「SHA-256」が採用されています。

暗号化方式の違いによって何が変わるのかと言うと、ライトコインでは一般的なパソコンでのマイニングが可能だということです。

その一方、ビットコインはGPUと呼ばれるマイニングを行うための高性能なパソコン器材でのマイニングが主流で、一般的なパソコンでのマイニングは非常に難しい状態なのです。

つまり、ライトコインのマイニングは一般大衆に開かれていて、ビットコインは一部の高性能なマシンを保有する人に限定されるというのが2つの違いを指しています。

セキュリティ面ではビットコインに負ける

ライトコインはビットコインに勝る機能性を持っていますが、ビットコインに唯一負けている点があります。それは、セキュリティ面です。

ビットコインはネットワークによって取引データの改ざんや不正が行われていないかどうかを互いに監視し合うシステムがあります。

また、承認するまでの時間が10分と長いことから、取引データの改ざんや不正の有無を十分にチェックする体制が整っています。

一方、ライトコインは独自のネットワークであるライトニングネットワークによって取引が行われています。

これにより、ネットワークが繋がっていない者同士でも、互いに繋がっている第三者を介しての取引が可能です。

その第三者の役割は、売り手と買い手を繋ぐ中継地のような役割で、一時的に自身の保有する仮想通貨をそれぞれに送金する形となります。

要は第三者が売り手Aからライトコインを受け取り、第三者が買い手Bにライトコインを送金します。

さらに、買い手Bから円を第三者が受け取り、第三者が売り手Aへ円を送金するという仕組みです。

この仕組みにより、直接ネットワークが繋がらない相手との取引が可能になるメリットがある反面、一部では中央集権化のリスクが言及されています。

例えば、多額な取引を行うためには、中継役となる第三者はそれなりの資産を保有する人でなければ、中継役をこなすことができません。

裏を返せば、多額の資産を保有する人が中継役として限定されていってしまうのではないかということです。これにより、ライトコインは中央集権化の可能性が拭えないのです。

一方、ビットコインはネットワーク全体で監視体制を敷く非中央集権の仕組みにより、ライトコインよりもセキュリティが強固だという訳なのです。

今後が気になるライトコインの将来性

ライトコインの将来性を予想する上で、ビットコインの存在は大きいと言えるでしょう。なぜなら、ライトコインはビットコインの技術をベースに開発されているからです。

ビットコインに何らかのトラブルが発生すれば、同じ技術を導入しているライトコインへのイメージも同様に足を引っ張られるリスクがあるのです。

逆に、ビットコインへの評価が高まれば、ライトコインも高く評価され、同様に通貨の価値が上がる可能性が高いのです。

では、ここでライトコインの基本情報をおさらいしておきましょう。

Litecoinの基本情報

通貨コード

LTC

公開日

201110

認証アルゴリズム

Proof of Work

発行上限枚数

8,400万枚

ホワイトペーパー

公開されていない

公式Twitter

https://twitter.com/litecoin

公式フォーラム

https://litecointalk.io/

公式サイト

https://litecoin.org/ja/

ライトコインの公開が201110月であることからも、ライトコインが仮想通貨の中でも歴史があることが分かります。

さらに、認証アルゴリズムはビットコインと同様、PoWProof of Work)で、発行上限枚数はビットコインの4倍に設定されています。

ライトコインではホワイトペーパーは公開されていません。

次に、ライトコインとビットコインの過去のチャートを確認してみましょう。

参考:https://www.coingecko.com

ライトコインは、2017年より徐々に価格が高くなり、2017年末に暴騰を見せ、その後には暴落しました。

一方、ビットコインの値動きはどのようになっているでしょうか。

参考:https://www.coingecko.com/

2017年より徐々に価格が高くなっていき、2017年末には過去最高額を記録し、その後暴落しています。

こうやって見比べてみると、価格に大きな違いはあるものの、ライトコインもビットコインも同様の値動きであることが分かります。

このことからも、ライトコインの価値はビットコインと関係性が高く、ある意味共同体のようなものと考えられるでしょう。

ライトコイン最大のライバルの存在

ライトコインにはビットコイン以外にも気になる存在があります。それは、ビットコインよりハードフォークしたビットコインキャッシュです。

ビットコインキャッシュは、ブロックの容量を1MBから8MBへ拡大させたことにより、ビットコインよりも早い送金が可能になりました。

さらに、20185月には8MBから32MBへ容量を拡大させたことにより、さらに実用性を高めています。

これにより、ビットコインキャッシュはライトコインの最大のライバルと言える存在として注目されています。

Coingecko(コインゲッコー)によると、現在、時価総額ランキングではビットコインキャッシュがライトコインを大きく上回っています(201865日現時点)。

参考:https://www.coingecko.com/ja?sort_by=market_cap

ただ、時価総額だけで仮想通貨の将来性を図ることはできません。なぜなら、ライトコインは、開発への積極性が高く評価されているためです。

ライトコインでは開発のためのコミュニティの意識が高いことから、今後もサービス向上や課題の解決が期待されています。

また、開発責任者であるチャーリー・リー氏は自身のライトコインをすべて手放したことにより、情報操作によって私腹を肥やしている根も葉もない噂を払拭しました。

リー氏の決断は、世界中に衝撃を与えましたが、結果的にライトコインの知名度は上がり、リー氏自身の潔さが高く評価されています。

恐らく、ライトコインのファンになった人も少なくないことでしょう。

ライトコインは今後も開発を継続していくことで、今よりも高く評価され、価値を高める可能性を大いに秘めている仮想通貨だと言えるのです。

ライトコインの価格高騰の理由

2017年末の暴騰後もライトコインは価格高騰を幾度となく見せました。なぜ、ライトコインは価格が高騰したのか、その答えを探っていきましょう。

まずは、こちらのチャートをご覧ください。

参考:https://www.coingecko.com/ja/

2018年に入り、2月と5月それぞれに価格高騰していることが分かります。1つずつ検証していきましょう。

ライトコイン決済サービス「ライトペイ」への期待

20182月、ライトコインはライトコインによる決済サービス「LitePay(ライトペイ)」を開始しました。

これにより、ライトコインの価格は一気に25千円にまで急上昇したのです。

ライトペイはビットコインの決済サービス「BitPay(ビットペイ)」とほとんど同じ仕組みです。主な特徴は次の通りです。

・商品の支払いにライトコインを使用する

・支払いで受け取ったライトコインは瞬時に法定通貨に変換して銀行口座に送金できる

・手数料は1%程度

ただ、残念ながら3月をもってライトペイのサービスは廃止されてしまいました。

その理由は、ライトペイを運用する上で業務提携を結んでいた企業の透明性がなかったことから、同企業からの出資を断り、サービスを廃止したのです。

さらに、ライトペイとクレジットカードで知られるVISAとの提携も予定されていましたが、この計画も失敗に終わりました。

セグウィットの導入

5月にはスケーラビリティ問題を解決するセグウィットの導入が開始されたことで、ライトコインの価格は2月には及ばないまでも、価格高騰を見せました。

セグウィットの導入により、承認スピードはビットコインの10分に対し、ライトコインは4倍の230秒を実現することに成功しました。

さらに、送金スピードが早くなることで手数料も低くなり、より実用性の高い仮想通貨へと進化していったのです。

これにより、ライトコインへの期待は高まり、一時的に価格が高騰しました。

これらから分かる通り、新たなサービスの開始や開発による問題解決は価格高騰の一因となるのです。

要は、新たな動きによるライトコインへの期待が高まることにより、ライトコインの価値が高く評価され、価格が高騰するという訳です。

ライトコインを取り扱っている取引所は数多くある

ライトコインを取り扱っている取引所は数多くあり、国内ではbitFlyerやビットバンク、DMM BitcoinGMOコインなどで取り扱っています。

その他にも、以下の取引所で取り扱っています。

BTCBox(ビーティーシーボックス)

Mr.Exchange(ミスターエクスチェンジ)

Bit Trade(ビットトレード)

ライトコインを取り扱っている取引所別の出来高が最も高いのは、香港に拠点を置くOKEx(オーケーイーエックス)です。

次いで香港からマルタ島へ拠点を移したBINANCE(バイナンス)で、この2社が全体の半数を占めています。

初心者や日本語対応していない取引所を利用するのが不安な人は、国内の取引所を利用すると良いでしょう。

また、ライトコインはレバレッジ取引が可能な取引所があります。レバレッジ取引が可能な取引所は、以下の4社が挙げられます。

DMM Bitcoin(レバレッジ倍率5倍)

Huobi(フオビ:レバレッジ倍率最大3倍)

Poloniex(ポロニエックス:レバレッジ倍率2.5倍)

BitMEX(:レバレッジ倍率最大33倍)

レバレッジ取引とは、日本円もしくは仮想通貨を担保にすることで、元手よりも高額な資金での取引ができることを指しています。

つまり、DMM Bitcoinでレバレッジ取引を行う場合、10万円を元手に5倍の約50万円の取引が可能だという訳です。

おすすめの取引所2

ライトコインを取り扱っている取引所は、上記でもご紹介した通り多数存在します。ここでは、その中でもおすすめの取引所を2つご紹介します。

1つ目はbitFlyerです。国内で非常に人気のある取引所の1つで、sqreen社によるセキュリティの高さを評価するランキングではコインベースと並ぶ1位を獲得しました。

参考:https://blog.sqreen.io/cryptocurrency-exchanges-security/

また、リクルートや三菱UFJキャピタルといった大手企業が株主であるなど信頼における取引所であることに納得できます。

円建てでライトコインを購入でき、初心者にも使いやすいため、最もおすすめの取引所と言えるでしょう。

2つ目はビットバンクです。ビットバンクもbitFlyerと同様に国内の大手取引所です。ビットバンクではライトコインの現物取引において手数料が無料という利点があります。

ただ、円建てでライトコインを購入できないため、ビットコインに交換してからライトコインを購入する必要があります。

どちらもコールドウォレットでの管理を徹底していますが、ご自身でもセキュリティ対策として、2段階認証の設定を必ず行っておきましょう。

ライトコインにおけるマイニングの今後

ライトコインの特徴でもご紹介した通り、ライトコインは一般的なパソコンでもマイニングが可能です。

ライトコインのマイニングの方法には、主に以下の3つが挙げられます。

1.プールマイニング

2.ソロマイニング

3.クラウドマイニング

ライトコインのマイニングでおすすめなのがプールマイニングです。プールマイニングとは、複数のマイナーによって作られたコミュニティで協力してマイニングを行う方法です。

このコミュニティは「マイニングプール」と呼ばれており、マイニングによって得られた報酬は貢献度別に決定されます。

つまり、コミュニティ内で、より性能が高く処理スピードが早いパソコンを保有するマイナーがより高い報酬を得られる仕組みになっています。

次に、ソロマイニングとは、その名の通り個人でマイニングを行う方法です。個人でマイニングを行うため、プールマイニングと比べても報酬を独り占めすることが可能です。

ただ、ビットコインに比べ個人でもマイニングしやすい仕組みではあるものの、パソコンの性能によっては個人では成功率が低くなるケースも少なくないようです。

そして、クラウドマイニングとは、マイニングを行う企業や団体に出資することで間接的にマイニングに関わる方法を指しています。

つまり、高性能なパソコンや環境を揃える必要がなく、出資額に応じた報酬を得られという訳です。そのため、マイニングの専門的な知識がなくても、参加が可能です。

国内のクラウドマイニングと言えば、GMODMMなど大手企業が参入しています。

なるべく資金をかけずにマイニングの報酬を得たいのであれば、このクラウドマイニングを選択するのも1つの方法と言えるでしょう。

ただ、ライトコインはセグウィットの導入により、承認スピードが早くなったことから手数料も低くなりました。投資家にとってこれほど嬉しいことはないでしょう。

その一方で、これまでマイニング報酬を得てきたマイナーにとっては、手数料が低くなることは自身の報酬が減ることを意味しています。

これにより、今後、ライトコインのマイナーは減少していくのではないかと不安視されています。

なぜなら、マイナーの減少はライトコインの承認スピードの停滞を意味しているからです。

いくらセグウィットの導入を行ったからといっても、マイナーによる承認が遅延すれば、ライトコインにおけるスケーラビリティ問題が復活してしまうかもしれません。

ライトコインの課題はまだまだ続いていく

ライトコインはビットコインよりも機能性に優れ、実用性が高いことから注目されていますが、実際にはまだまだ課題が残されています。

もしも、ビットコインに新たな問題が起これば、同じ技術によって作られたライトコインも足を引っ張られる可能性は捨てきれません。

また、ビットコインキャッシュという最大のライバルを前にして、ライトコインは戦国の世を渡って行かねばなりません。

とは言え、ライトコインは問題解決やサービス向上といった開発への意識が高い上に、信頼のおける開発責任者がいます。

ライトコインに新たな問題が出現したとしても、きっと彼らなら真摯に受け止め、改善策を見つけてくれることでしょう。

ライトコインの課題はまだまだ続いていきますが、課題を乗り越える度に信頼も、知名度も、価値も高まっていくと信じています。

 

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