仮想通貨

仮想通貨Nebulas(ネビュラス)とは?次世代検索エンジンの将来性

仮想通貨Nebulas(ネビュラス/NAS)とは?

引用:Nebulas

Nebulas(ネビュラス/NAS)とは、ブロックチェーンの情報を探し出す為の検索エンジンとなる仮想通貨です。

現在インターネット上で必要な情報を検索する際は、GoogleやYahooといった検索エンジンをプラットフォームとして利用していますが、このNebulasはブロックチェーンに関する情報に特化した検索エンジンです。

そんなNebulasは界隈で「The new Google(新しいGoogle)」とも呼ばれており、既存のGoogleとは異なったユースケースを持つプラットフォームになり得る存在です。

本記事では、そんな次世代検索エンジンNebulasの特徴や価格、将来性について解説していきます。

仮想通貨Nebulas(ネビュラス/NAS) の特徴

引用:Nebulas

では、以下よりNebulasの特徴を見ていきます。

仮想通貨Nebulas(ネビュラス/NAS)の基本情報

以下がNebulasの基本情報です。

通貨名Nebulas(ネビュラス/NAS)
総発行数100,000,000NAS
運営元Nebulas Foundation
拠点シンガポール
設立者Hitters Xu
公式サイトnebulas.io
公式Twittertwitter.com/nebulasio

なお、Nebulasは元々イーサリアムブロックチェーンを用いたERC20ベースのトークンでしたが、メインネットに移行しイーサリアムブロックチェーンからNebulasチェーンへと切り替わりました。

ブロックチェーン情報に特化した検索エンジン

上述の通りNebulasはGoogleと違ってブロックチェーンに関する情報に特化しており、その情報とは分散型アプリケーションDappsやスマートコントラクト、そしてブロックチェーンアセットなどです。

既存のGoogleはオールマイティに日常的な情報検索に活用されますが、それをブロックチェーンに特化する事でより効率的にブロックチェーンに関する情報を収集出来るようになります。

独自の検索順位アルゴリズム「Nebulas Rank(NR)」


引用:Nebulas

ブロックチェーンの検索エンジンを構築するにあたり、そこには「Nebulas Rank」と呼ばれる独自の検索順位決定アルゴリズムがあります。

既存のGoogleやYahooでもユーザーが検索したキーワードに基づく検索結果を独自のアルゴリズムを用いて表示しており、Nebulasも同様に検索結果を導き出すロジックが存在しています。

そのNebulas Rankのアルゴリズムは「流動性」「ユーザー資産の」「ユーザー間の対話性」に基づいており、これを基準にDappsやスマートコントラクト等のブロックチェーンに関する情報がランク付けされるのです。

Nebulas上でDappsを開発出来る「Nebulas Force(NF)」

引用:Nebulas

Nebulasはブロックチェーンの検索エンジンだけではなく、同プラットフォームを利用してDappsを作成する事も可能です。

現在Dappsのブロックチェーンプラットフォームとして主流なのがイーサリアムですが、このNebulasでもDappsを稼働させる事ができ、Nebulasのアップデートと同時にレイヤーとなるDappsも自動的にアップデートさせる事が出来ます。

これは「Nebulas Force(NF)」を使用する事で実現でき、Dappsレイヤーはアップグレードや新しい機能をブロックチェーン上に追加するといった仕様変更の際に、ハードフォークをせずにプロトコルのアップグレードを実行する事が可能なのです。

これによって、従来のブロックチェーン内での開発とは違い、開発者とコミュニティの間で分岐が起こらないようになります。

開発者にインセンティブを与える「Nebulas Incentive(NI)」

引用:Nebulas

Nebulasのブロックチェーンプラットフォーム上で開発を行った開発者はNebulasのインセンティブシステムによって報酬をNASトークンで受け取る事が出来ます。

この仕組みが「Nebulas Incentive(NI)」です。

この機能は上述したNebulas Rankによるランキングアルゴリズムが用いられ、そのシステムで測定された優秀なDappsの開発者には報酬が与えられるという構造です。

現在このシステムを用いて定期的に計測が行われており、2018年5月に開催された第1週目のインセンティブプログラムでは、822件のDappsの内231件がNASトークンによる報酬を受け取り、チャンピオンとなった開発者には報酬として10,000NAS(2018年8月現在の時価でおよそ200万円)が付与されました。

なお、定期的にこのプログラムはランキング形式でブログにて発表されています。

Nebulasのアルゴリズムである「PoD(Proof of Devotion)」

Nebulasでは独自のコンセンサスアルゴリズム「PoD」を開発しています。

このPoDは「Proof of Devotion」とされており「Devotion」は忠誠・献身と訳す事ができるのですが、これは主にNebulasのネットワークに貢献したユーザーが報酬を得られるといった仕組みです。

なので、このPoDでは既存のPoSやPoIの特性を組み合わせたような承認アルゴリズムとなっています。

さて、このPoDでどのようにしてネットワークに貢献したユーザーを選定するのかと言うと、上述したNebulas Rankを用います。

Nebulas Rankのアルゴリズムを用いる事によって検索エンジンの順位と同様、ユーザーのネットワーク貢献度も評価の対象となるのです。

これが実装されるのは2019年Q4とされており、更なるネットワーク参加者にインセンティブをもたらす仕組みとなるでしょう。

Nebulasは中国のブロックチェーン格付けランキングで3位に

仮想通貨における各ブロックチェーンプロジェクトを格付けする中国の「CCID」は、2018年7月の格付けランキングを発表しましたが、そこでこのNebulasがビットコインやNEOを追い抜き3位にランクインしました。

同ランキングは各仮想通貨の「技術性(Technology)」「応用性(Application)」「革新性(Innovation)」の3つの側面から独自で評価されます。

今回のランキング1位は前回同様にEOS、そして2位がイーサリアムでした。

そして前回は3位がNEOだったのですが今回はこのNebulasがランクインしたのです。

通貨名技術性応用性革新性合計得点
1EOS101.616.827.1145.6
2イーサリアム80.226.430.8137.3
3Nebulas73.025.99.9108.8
4GXChain70.517.820.0108.3
5NEO74.126.07.3107.4

Nebulasは前回6月のランキングでは6位でしたが、今回応用性の部分で評価点が上がり3位へと上がりました。

Nebulasはメインネット上で6,000以上のDappsを実行しており、これは現在のイーサリアム上で構築されるDappsの数を超えています。

特にNebulasでは上述した「Nebulas Incentive」による開発者にとってのインセンティブがあるので、より質の高いDappsの輩出が期待出来ます。

仮想通貨Nebulas(ネビュラス/NAS)の価格推移と取り扱いのある取引所

Nebulasのプラットフォーム通貨NASの価格推移を見てみると、2018年1月をピークに、1NAS10ドルを超えていましたが、現在はその価格と出来高が右肩下がりに縮小しており、2018年8月4日時点で1NAS2.3ドルで推移しています。

引用:coinmarketcap

現在のNASの時価総額はおよそ110億円、時価総額ランキングでは83位に位置しています。

また、このNASが上場している取引所は以下の通り、主にHuobiやBinanceで取引されています。

引用:coinmarketcap

しかし、現在Huobiは日本居住者向けのサービスを停止しており、JCBA(日本仮想通貨事業者協会)に加入しています。

Huobi ProがJCBA(日本仮想通貨事業者協会)に加入6/27に、日本居住者のユーザーに向けたメールを送り、日本国居住者に対する仮想通貨交換サービスの停止を発表したHuobi Proにまた動...

なのでNASを購入する場合はBinance、もしくはOKExなどが良いでしょう。

Binance(バイナンス)取引所の特徴や登録方法。閉鎖リスクはあるのか?Binanceという仮想通貨取引所をご存知ですか?引用:https://www.binance.com/日本ではbi...

Nebulas(ネビュラス/NAS)のロードマップ

引用:Nebulas

Nebulasのロードマップを見ると、これまでテストネットを経てメインネットのV1.0は予定通りリリースされており、今後はV2.0のリリース、そして2019年に上述したNFの導入とPoDへの移行が予定されています。

仮想通貨Nebulas(ネビュラス/NAS)の将来性 

以上がNebulasについてでしたが、上述した検索エンジンや、Dappsのマーケットプレイスに関するサービスが既にリリースされています。

引用:Nebulas

こちらはDappsストアですが、おすすめのDappsや人気のDappsランキングが表示されており、実際にDappsをクリックして見ると各Dappsの紹介やサイトソース、コントラクトアドレスなどを確認する事が出来ます。

また、Nebulas Explorerのアルファ版ではトランザクションやブロックの状況などを確認出来るようになっています。

引用:Nebulas

このように着々とメインネット上でサービスが展開されており、今後の情報プラットフォームとしての活躍が期待出来そうです。

ですが、現状まだまだ情報のソースが少ないようにも見え、まだ汎用的なGoogleには到底及ばないのではと考えます。

いくら情報が乱立しているとはいえ、現状GoogleやYahooは莫大な情報を取り扱っており、そこで検索ワードを絞ればそれなりの情報は出てきます。

なので、ブロックチェーンやDappsに関する情報を網羅しておかなければこのNebulasの優位性は高くはならないでしょう。

いかに早く「ブロックチェーンの検索エンジン」のブランドを確立させられるかが、Nebulasの今後の大きな飛躍に繋がるでしょう。

ABOUT ME
Kenta Fujii
Kenta Fujii
新卒で入社した大手金融機関では、主に広告の運用やマーケティングに従事。その後は11ヶ月で退職し、金融・フィンテック分野に特化したフリーライターとして活動中。
関連記事