イーサリアム(Ethereum/ETH)

今週のEthereum(イーサリアム/ETH)の価格変動とトピック(8/4〜8/10)

イーサリアム(ETH)は360ドル台へ暴落。下落トレンドは引き続き継続

今週のイーサリアム(ETH)は引き続き下落トレンドを魅せており、先週400ドルを割る動きをしていましたが、400〜410ドルのレンジ相場を経た後に価格は急落。
そして現在は360ドル台で推移しています。

ETHは8月7日に全体的な相場の影響を受けて1日でおよそ10%の下落でサポートラインであった404ドルを大幅に下回ってしまい、次のサポートラインである360ドル台の水準まで来てしまいました。

ビットコインも今週は有力なビットコインETFのSECによる承認が8月10日から9月30日へと先延ばしされた事で7,000ドルを割る価格となり、この前までETHとはかけ離れた上昇を魅せていたBTCですが、その下落幅はETHとほぼ同じ水準となっています。

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このように、先月末からそのチャートは右肩下がりとなっており、悲観的な相場が引き続き継続しています。
では、そんな中で今週のイーサリアムに関するトピックを見ていきましょう。

イーサリアムのGAS代が再び高騰。大量のスパムが原因か

今週はイーサリアムネトワークを利用する際に掛かる取引手数料の「GAS」が7月上旬に続き再び上昇しています。


引用:Etherscan

ガス代の高騰によってネットワーク手数料も上昇したのですが、一つのアドレスのガス使用量が急激に上昇しており、以下の図の通り一部のコントラクトアドレスが莫大な取引量を占めている事が分かります。


引用:Ether Gas Station

これについてはランダムなアドレス間で無差別に数百万ドル分のETHをトランザクションするスパムボットの仕業ではないかとの声もあります。
そしてこのイーサリアムのトランザクションに掛かった手数料は30時間で160ETHを超える額だったとされており、イーサリアムネットワークを破壊する為の計画的なスパム攻撃の可能性が高いと言えるでしょう。

なお、7月も同様にGAS代が高騰しましたが、話題の取引所FCoinでの取引量増加、そしてEOSコミュニティによる攻撃が原因として挙げられました。

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このように一部のネットワークの取引量増加や、悪意のあるネットワーク参加者のトランザクションによってGAS代が乱高下しているというのが現状であり、直ぐにスパム攻撃の対象とされてしまっているのです。

マイクロソフトが企業向けのイーサリアム商品を発表

8月7日、ソフトウェア大手であるマイクロソフトはイーサリアムのブロックチェーンを用いた企業向けにカスタマイズされた商品「Ethereum Proof of Authority on Azure」を発表しました。

同商品は現在イーサリアムに採用されているコンセンサスアルゴリズム「PoW」を導入せず、マイニングが不要でブロックチェーン上で計算やDappsの構築が実現出来ます。

これは企業内での活用という事で分散型の合意形成が必要無い為PoWを不要としており、代わり「Proof of Authority」を用いる事によってプライベートチェーンを構築し、ネットワーク参加者が継続的に合意形成できる「ガバナンスDapps」を構築出来ます。

この商品の発表でイーサリアムのファンダメンタルに直接影響は無く、今回は本来のETHとは異なったプライベートチェーンでの開発でしたが、イーサリアムを応用した企業の動きには要注目でしょう。

MetamaskがハードウォレットTrezorと提携


引用:Metamask公式ブログ

イーサリアムやERCトークンを保管できるブラウザウォレットのMetamaskは、ハードウォレットであるTrezorをサポートする事を発表しました。

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これによって、Metamask上で動作するDappsのトークンなどをTrezorに接続してより安全にトークンを保管する事が出来ます。
例えばCryptokittiesといったDappsのトークンを保管する事が出来ますが、ハードウォレットでの保管によって今後のDapps全体の信頼とセキュリティ性の向上に繋がるでしょう。

また、今後はもう一方のハードウォレットである「Ledger Nano S」でも対応可能にするとされています。

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イーサリアム(ETH)の来週の価格予想

今週のイーサリアムも引き続き悲観的な相場が続きましたが、執筆現在は相場が全体的に反発しており、それに伴いETHの価格も反発を魅せています。

このまま上昇トレンドへ反転する事となれば、再び400ドル台への回復が見込めそうですが、反対に再び360ドルを割る事となれば次のサポートラインである280ドル台まで一気に下抜けしてしまうかもしれません。

全体的な相場も去年の11月上旬頃の水準まで規模を縮小させており、ドミナンスを見ると依然ビットコインが右肩上がりにそのシェアを拡大させています。


引用:coinmarketcap

来週にはこのETHの下落トレンドを食い止めたい所です。