仮想通貨

フェイスブックが目指す仮想通貨プラットフォームとは

フェイスブックがテスラーとの提携を否定

仮想通貨業界に参入への噂がたたないFacebook社ですが、今回は仮想通貨時価総額6位のStellar(XLM/以下ステラ)との提携する可能性が報じられました。

しかし両社が協議を行ったという報告書があるにもかかわらず、Stellar社と提携しないことをFacebookの広報担当者が

「私たちはStellarとの議論には関与しておらず、ステラ社技術の構築を検討していない」

と語り、提携について否定しました。

しかしFacebookは、ブロックチェーンのための研究チームを結成した発表をしており、火のないところに煙が立たないといわれるように、私たちの見えない裏でプロジェクトが始動しているのでしょう。

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フェイスブックがブロックチェーン活用に積極的な理由とは

さてフェイスブックと、ステラ社はどのような協議を行ったのか、海外メディアであるビジネスインサイダーから解き明かしていきましょう。

それによるとフェイスブックのブロックチェーン研究チームがステラの関係者に接触し

Stellarの分散型台帳技術を利用し、Facebook内での決済記録を残す方法を生み出すためにステラのメインネットワークをフォーク(分裂)するまで

協議したと報じられています。

フェイスブック社関係者によると同社が新規ユーザー登録、収益に低迷する中で、大手銀行よりも競争力を高め生き残っていくには、ブロックチェーン技術を利用する他に道はないと述べています。

大手銀行を視野に入れているということは、フェイスブックが今後ショッピングや決済など新たなプラットフォームとして金融事業に参入することを示唆しています。

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ついにブロックチェーン研究チームが始動するのか

フェイスブック社の、ブロックチェーン研究チームの筆頭者であるデビッド・マーカス氏は米国仮想通貨取引所、Coinbase(コインベース)社の取締役でもあります。

そのマーカス氏が、ブロックチェーン事業に専念するためにコインベース社を離れることがコインデスクが報じました。

マーカス氏はフェイスブックにおけるブロックチェーン研究チームのトップを務めており、仮想通貨市場関係者からは

フェイスブックは仮想通貨取引所を立ち上げる準備をしているのではないか

といった予想が出始めています。

たしかにLINEなど、大手SNSが仮想通貨取引所を建設していることから、新規事業は珍しくもないでしょう。

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コインデスクに対して、マーカス氏は

「フェイスブック社内で、進むブロックチェーン関連の新しいグループに専念するため」

として説明しており、今回コインベース社を去ることに関しては、利益相反を避けるためだと広報担当者が説明しております。

デビッド・マーカス氏は、決済サービスPaypal社の代表でありながら、フェイスブック社のサービス「Messenger(メッセンジャー)」を統括しており、昨年の12月にコインベース社の取締役に就任しました。

コインベースでは、「決済とモバイル領域の両方における知識」が同社の新ガイドに採用しており、新規口座開設の急激な数と比例して人員体制など急ピッチで整備しているところでした。

この報道を受けて、米CNBCの番組「クリプトレーダー」で司会を務めるラン・ニューナー氏は、コインベースを去る理由について4つのシナリオを予想しました。

「マーカス氏がコインベース社の取締役を辞任した考えられる理由とは」

  1. フェイスブック社が取引所を建設してるから、コインベースとの利益相反を避けるため
  2. フェイスブックが仮想通貨によるマイクロペイメントのプラットフォームを検討中
  3. フェイスブックが、政府へ取引所申請など手間を省くためにコインベースを買収しようとしてる
  4. フェイスブックが仮想通貨ウォレットを開発している

4番目の仮想通貨ウォレット開発に関しても、ニューナー氏はフェイスブックと、メッセージサービスを提供するWhatsApp社で利用できる仮想通貨ウォレットを作ることは、容易だとTwitterにて予想してます。

“開発進捗を考えると、フェイスブックはWhats appと連携したウォレットを作るだけの技術力があります。あくまで予想ですが、先進国から途上国まで25億人のマーケットの中ですぐにナンバー1の取引プラットフォームが作れるんじゃないかな。だからマーカスは辞任したんですよ。”

フェイスブックが抱える25億人の利用者を巻き込んだ世界最大の取引所ができるのではないかと指摘してます。

これからのフェイスブックが目指すプラットフォームとは

フェイスブックという会社の「商売」の実体はいたってシンプル、ひたすらに「広告の会社」であり、売上の97%は広告収入に依存しています。

しかしフェイスブックは、Googleのような2面プラットフォームの広告業として検索連動型広告やYouTubeなどの広告と違い、フェイスブックが繰り出す広告や販促はユーザーにより刺さります。

広告やプロモーションは、自分自身や自分の「友達」が発信した情報に紐づけられており、仮想通貨もこのサイクルを利用すれば恐らく普及していくのではないでしょうか。

つまり中立の立場で、様々な仮想通貨の憶測を聞くよりも、自分の周りの経済が気づいたら仮想通貨が浸透してた

これこそがフェイスブックによるプラットフォームだからこそ実現できるのではないでしょうか。

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