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仮想通貨を安全に保管できる『OraSaifu』はキャッシュレス化に対応できるのか

キャッシュレス化に危機感を抱けないあなたに

世界ではあらゆる場面でキャッシュレス決済が常識となり、現金払いはむしろ時代遅れとされてる中、いまだに日本では現金信仰が根強く、現金払いは大損している可能性があります。

そんな中「次世代の財布」と呼ばれるクレジットカード、デビットカード、他銘柄に渡る仮想通貨までも一括管理するスマートウォレット、Orasaifuが日本から登場しました。

現在クラウドファンディング「Indiegogo」で出資を募っており、2018年10月に出荷予定です。

引用:https://www.indiegogo.com/projects/orasaifu-first-all-in-one-smart-wallet-design#/

数年後にはあなたはスマホのように持ち歩くこの世界初のオールインワンハードウェア財布はスマートな時代到来を予兆させているでしょう。

Orasaifuの特徴とは

Orasaifuは、4インチほどのスマートカードに、あなたのウォレット全体を無制限のストレージに統合します。

本体の厚さは4.1〜6.5mm

重量は65g

充電は下部のUSB Type-Cポート経由で行い、満充電の場合で7日間程度バッテリーが持続します。

財布を使用しなくても、OraSaifuでは、

  • クレジットカード
  • デビットカード
  • ギフトカード
  • 搭乗券
  • 職場バッジ
  • ジムメンバーカード

などを1か所にまとめてあなたの指先だけで、安全に保管できます。

iPhoneに搭載されてるApple Payのように、本体に備えられたカメラ撮影によりカード情報を登録し、内部のセキュリティチップにはクレジットカードやデビットカードなどの情報を記録することができます。

最新版のiPhoneXが5.8インチと比較してみると、4インチのOrasaifuはスマートにポケットに入れることができ、Apple Payのように

使いたいカードをタッチ操作で選び、支払い機器にかざすだけで支払いは完了します。

またいかなる取引手数料は発生しないため、気軽に利用ができます。

仮想通貨をより安全に保管できます

Orasaifuの画期的な特徴は、カード情報を統合するだけではなく、

Bitcoin(ビットコイン)やRipple(リップル)、NEM(ネム)など20種類もの仮想通貨をオフラインストレージ提供、および2段階認証トランザクションによって、管理できます。

既存のウォレットと比較してみればどれだけ、Orasaifuが優れているかわかることでしょう。

USB接続を必要としない

デバイスをインターネットの世界から100%隔離されたUSBポートの転送機能を排除し、独立したハードウェアデバイスとなります。

その代わりにCPU上の特別に暗号化された世界初のTEEと呼ばれるチップボードが、トランザクションとデータ転送を保護します。

TFFとは

信頼できる実行環境(TEE)は、メインプロセッサの安全な領域です。

機密性と完全性に関して、内部にロードされたコードとデータを保護することを保証し、独立した実行環境としてのTEEは、分離された実行、TEEで実行されるアプリケーションの整合性、資産の機密性などのセキュリティ機能を提供します。

一般的に言えば、TEEは、豊富なモバイルオペレーティングシステムオープン(モバイルOS)および「セキュアエレメント」(SE)よりも多くの機能より高いレベルのセキュリティを提供する実行スペースを提供します。

NFC搭載

Orasaifuにはカメラも搭載されており、QRコードの認識も可能であり、デュアルQRコードスキャンによる2段階認証はすべてのコードは暗号化して、一度だけ使用されます。

OraSaifuのチームは、ユーザーエクスペリエンスに大きな注意を払っており、ユーザーが複雑な手順を経なければならない他のハードウェア財布とは異なり、カードをロードするか取引を行うだけになってます。

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Orasaifu最大の特徴である強固なセキュリティーとは

引用:https://www.indiegogo.com/projects/orasaifu-first-all-in-one-smart-wallet-design#/

セキュリティー面に関しては利用時にパスワードの入力が求められるので安心してお使いできます。

カードモードとコールドウォレットモードを簡単に切り替えるには 、デバイスを再起動し、最初のインターフェイスで必要なモードを選択します。

ログインの際のパスワードを5回間違えたら、中身のデータが自動消去され、もし窃盗に遭ったとしても、このパスワードを5回以内に解除できない限りは、Orasaifuはただのガラクタになります。

誤って自分のデータを消去した場合は、BiPalと呼ばれるNFC対応BiPalは、OraSaifuのバックアップおよびデータ回復を簡単かつ確実に提供します。

引用:https://www.indiegogo.com/projects/orasaifu-first-all-in-one-smart-wallet-design#/

Orasaifuには専用アプリもあり、

  • 仮想通貨の残高を確認する
  • 仮想通貨のレートを調べる
  • ピアツーピアトランザクションを作成する

などの機能が備わった資産管理アプリケーションにより、あなたの資産管理が直感的なユーザインタフェースになるでしょう。

バッテリー寿命は約1週間となっており充電の際は、わずか1時間で約95%の電力を注ぐことができるので、外出の前に充電することだって簡単でしょう。

キャッシュレス化するかどうかで経済格差が出てしまう!?

日本における現在のキャッシュレス決済比率は20%、金額にして60兆円程度(2016年)と、年々上がっています。

確かにキャッシュレス決済比率、金額ともに年々増えてきてますが、

  • 韓国 89%
  • 中国 60%
  • 米国 45%

と、世界の中で、日本は圧倒的にキャッシュレス後進国なのが明らかでしょう。

借金を嫌う国民性と根強い現金信仰がキャッシュレス決済の普及が進まないのが現状であり、政府も危機感を抱いていることから以下の3つの狙いでキャッシュレス化を推し進めてます。

1.インバウンド消費拡大による経済活発化
2.現金ハンドリングコスト減
3.資金の流動性の捕捉

インバウンド消費拡大による経済活発化

日本政府が打ち出している「日本再興戦略」の中では、観光立国の実現のためには「キャッシュレス環境の飛躍的改善」を図り、

「2020年までに、外国人が訪れる主要な商業施設、宿泊施設及び観光スポットにおいて100%のクレジットカード決済対応及び100%の決済端末のIC対応を実現するため、クレジットカード決済・IC対応端末の普及を促進する」

と、外国人観光客への対応を強く促しています。

東京オリンピックには、キャッシュレス決済が当たり前である外国人観光客が大挙して押し寄せて来るため、店舗のインフラ整備は急務になることでしょう。

現金のハンドリングコストの削減

紙幣にしても硬貨にしても、貨幣をつくって保管し流通させるには膨大なコストがかかり、日銀による 日本の貨幣(銀行券)の1年あたりの製造コストは約517億円です。

われわれは、稼いだお金をほとんど銀行のATMから引き出して使っており、その銀行のATMは、信用金庫やセブン銀行、イオン銀行などを含めると全国で約20万台に及びます。

ATMの維持管理費に現金の運搬にかかる人件費などを加えると、年間2兆円にものぼるといわれ、三菱UFJ銀行は全国のATMを2023年度末までに2割減らす方向で検討に入っています。

三菱UFJ銀行は、全国にある8141台を削減するために1カ所あたりの台数を減らしたり、店舗の統廃合に合わせて店舗外のATMを集約したりすることで、ネット取引やキャッシュレス決済といった現代に対応してるといえるでしょう。

資金の流動性を捕捉

お役所の立場からすれば当然のことではあるが、徴税を徹底するためには避けれない道といえるでしょう。

今のテクノロジー技術には、信用できないという方もいるでしょう。

しかしキャッシュレス化にすることで以下のように

  • レジで小銭を数える必要がなくなる
  • お金を落とす心配をしなくてすむ
  • 財布がいらなくなる
  • お金の使い道がよくわかる
  • ポイントが貯まる

といったメリットもありますが、もちろん

  • カードを紛失したり盗まれたりする
  • クレジットカードのスキミング被害にあう
  • 冠婚葬祭に使えなくなる
  • 買い物などでお金を使いすぎてしまう
  • 地方ではクレジットカードや電子マネーが使える店が少ない
  • 資産やお金の使い方が企業や国に筒抜けになる

といったデメリットが生じてきます。

どちらをより重視するかによって、キャッシュレス派になる人もいれば、現金派になる人もいることでしょう。

そしてこの1~2年の間に急速に台頭してきたのが、スマホ決済サービスです。

これからのスマホ決済とは

これまでも日本では、いわゆる「おサイフケータイ」機能がついた携帯やスマホを使って電子マネーやクレジットカード決済をすることができましたがこれにアップルとグーグルが開発した、

  • Apple Pay(アップルペイ)
  • Google Pay(グーグルペイ)

というスマホ決済サービスが加わりました。

インターネットを通じて商品を購入するEC(Eコマースのうちの物販・ネットショッピングなど)の市場規模(2016年)は8兆43億円と年々増加してます。

このうちスマートフォン経由が31.9%を占めており、前年に比べて5600億円以上増えており、スマホを使った決済が徐々に主流になっていく可能性が十分あります。

消費者は、お得なポイント還元や、カード利用割引、決済にかかる時間の短縮など、大きなメリットがあるからこそキャッシュレス化を受け入れ、新しい仕組みを利用してきました。

そうした社会の変化に敏感な人たちはどんどん先を走って多くのメリットを享受し、豊かになっていきますが逆に、この大きな流れに乗り遅れた人たちは取り残され、負の連鎖を背負い込み、損する局面が増えます。

両者の間にはいつの間にか大きな格差が生まれて後悔する前に、一度キャッシュレス化を経験してみることも必要といえる時代でしょう。