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仮想通貨Lisk(リスク)がハードフォーク?メインネット「LiskCore1.0.0」への移行は間近

仮想通貨Lisk(リスク/LSK)がハードフォークを予定?


8月20日、現在時価総額22位に位置する仮想通貨Lisk(リスク)が2018年8月29日の18時以降にハードフォークされる予定だとbitFlyrより公表されました。

ハードフォークとはシステムの仕様変更に伴うブロックチェーンの分岐の事であり、ハードフォークによって新旧に互換性の無い形として新たなブロックチェーンが生み出されます。

過去にはイーサリアムがイーサリアムクラシックへ、そしてビットコインがビットコインキャッシュへとハードフォークして全く別の仮想通貨が生まれたのですが、今回のLiskのハードフォークは先日からLiskの公式ブログにて発表されていたメインネット「Lisk Core 1.0.0」への移行に伴うものだとされています。

ハードフォークと一言で言っても広義であり、今回はコア開発者の対立による通貨の分裂などではなく、そのプロトコルの規則変更による新たなブロックの生成といった「アップグレードによるハードフォーク」だと言えるでしょう。

そもそも仮想通貨Lisk(リスク/LSK)とは?

そもそもLiskとは、分散型アプリケーション(Dapps)を構築する為のブロックチェーンプラットフォームであり、プラットフォーム内で用いられる通貨が「LSK」です。

Liskは「Lisk Foundation」と呼ばれる財団によって研究や開発が行われており、イーサリアムのようなメインチェーンに接続する「サイドチェーン」を活用し、Dappsの構築をそのサイドチェーンで行う事でセキュリティ性や取引処理能力を向上させる事が出来ます。

Liskの開発言語にはイーサリアムの「Solidity」のようなものではなくメジャーな開発言語「JavaScript」が用いられており、コンセンサスアルゴリズムはネットワーク内の取引承認者をLiskの大口保有者の投票によって選出出来る「Delegated Proof of Stake(DPoS)」が用いられています。

また、このLiskは2018年2月にはリブランディングによってロゴが変更が行われており、そのロードマップは着実に進んでいます。

 

Liskのメインネットである「Lisk Core 1.0.0」が遂にローンチ


引用:Lisk 公式ブログ

そして、8月15日に独自のブロックチェーンを用いてメインネットとなる「Lisk Core 1.0.0」のリリース準備が整った事が公式ブログにて発表されました。

https://twitter.com/LiskHQ/status/1029752515066249217

このLisk Core 1.0.0に伴うメインネットへの移行は6,901,027ブロックに達した時とされており、それが上述した通り8月29日頃になる予定です。

なお、Liskのテストネットエクスプローラーを見ると、8月21日8時現在のブロック数は6,016,305である事が分かり、メインネットへの移行は場合によっては早まる可能性もあるでしょう。


引用:Lisk

そもそもこのLisk Coreは「アドレス、名前、パスワード」などといった情報が中央集権的に管理されているデータベースを変革し、ブロックチェーンによる分散型ネットワークを提供する事が目的です。
そしてそこで用いられるのが「Liskプロトコル」であり、LiskCoreはこのLiskプロトコルを実行するプログラムです。

よってLisk Coreは複数のLiskノードの規律となり、ネットワークにとって非常に重要な役割を果たすのです。

このように、Lisk Core 1.0.0は分散型のネットワークを構築するにあたって非常に重要となるコア部分であり、そのリリース後はトランザクション機能の改善やAPIデザインの最新バージョンなどが実行されます。

また、今回のメインネット移行に伴い、bitFlyerからも注意があったように移行前後の24時間は取引しない事が公式からもすすめられています。

Lisk(リスク/LSK)のメインネット移行後の将来性は?

以上、Liskは今回のメインネット移行の発表を受けて16日以降は大きくその価格を上げました。

執筆時点である21日現在は相場全体が冷え込んでおり、それに伴ってLiskの値上がりも落ち着きましたが、今回のメインネットへの移行は前回のテストネット(ベータ版)の発表よりもインパクトがあったのでは無いでしょうか。

なお、Liskは中国のCCIDによる第4回目の「ブロックチェーン格付け」にて7位にランクインしており、主に「革新性」の部分で大きく評価されています。

Liskは日本でも大きなコミュニティがあり、マイクロソフトと提携を結んでいる事もあり大きな期待が持たれています。
今後Liskは分散型取引所(DEX)も構築される予定であり、メインネット移行後はよりユーザーフレンドリーなインターフェイスやサービスが期待出来るでしょう。

LiskのCEOであるMax Kordek氏が語る「非中央集権化された未来」は、今回のメインネットのローンチもあって、より現実的になっていると言えます。

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Kenta Fujii
Kenta Fujii
新卒で入社した大手金融機関では、主に広告の運用やマーケティングに従事。その後は11ヶ月で退職し、金融・フィンテック分野に特化したフリーライターとして活動中。
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