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仮想通貨Storj(ストレージ/STORJ)とは?その特徴と将来性

Storj(ストレージ)の概要


引用元:https://blog.storj.io/

クラウドコンピューティングが普及し、データをクラウドに保存するクラウドストレージもDropBoxをはじめ、多数の事業者のサービスを利用できるようになりました。

storJ(ストレージ)はP2P型分散ネットワーク上でクラウドストレージを実現するプロジェクトです。ブロックチェーンと暗号化技術を使い、従来より高速で安価にダウンタイムのないクラウドストレージの提供を目指しています。


以下では、storJ(ストレージ)の特徴および将来性を説明します。

storJ(ストレージ)とは

storJ(ストレージ)は、世界中のコンピュータ機器の未使用のストレージ領域を借りて、それをノードとするP2P分散型ネットワークを構築し、クラウドストレージサービスを提供することを目的としたプロジェクトです。

storJ(ストレージ)の利用者は、ファイルをAWS S3互換インターフェイスを使用して、暗号化し、そしてペインに分割して、ネットワーク全体に分散して格納します。

データ所有者だけが暗号化ファイルにアクセスするための鍵を持ち、セキュリティとプライバシーを保ちます。


引用:https://storj.io/storj.pdf

現在、V2というバージョンのネットワークでは100ペタバイトクラスのデータ格納を可能としています。


しかし、今後の拡張性などを考慮してエクサバイトのデータをサポートする、
V3というバージョンを2018年内にリリースの予定で開発中です。

このため、現在は、V2版については利用者の募集を中止しており、V3用の利用者向けにユーザーの事前登録中です。

Storj(ストレージ)で使う仮想通貨ーSTORJ

storJ(ストレージ)では、仮想通貨STORJを使用します。STORJを使用して、ストレージを購入したり、DNSTLS自動化などのサービスを利用することができます。

仮想通貨STORJは、イーサリアムネットワーク上のERC20準拠の仮想通貨として作られ、発行枚数上限は5億枚です。

仮想通貨全体において

  • 時価総額は約45億円
  • 順位では130位前後
  • 価格は3040円前後

で推移しています。

引用:coinmarketcap

storJ(ストレージ)で使用する仮想通貨、開発当初はCounterPartyベースのStorjCoin X(ストレージコインエックス/SJCX)でした。


しかし、
2回目のICOの時点で、イーサリアムベースの仮想通貨STORJに切り替えられました。StorjCoin X(ストレージコインエックス/SJCX)は現在も流通していますが、仮想通貨STORJに交換することが推奨されています。

Storj(ストレージ)が提供するクラウドストレージとは

引用元:https://blog.storj.io/

クラウドストレージのメリット

クラウドストレージは、自分のPCやスマホにデータを保管しないため、これらの機器が故障しても、データの利用には支障がありません。
また、複数の人でファイルを共有する場合もいちいち送信しなくて済むなど、非常に便利ですので、今後ますます利用が広まると思われます。

既存のクラウドストレージのデメリット

既存のクラウドサービスとして有名なのは専業のDropbox、マイクロソフトのOneDriveGoogleが提供するGoogle Driveなどです。

サービス

概要

Dropbox

2GBまでは無料、個人向け有料版では1TBを月額1200

OneDrive

5GBまでは無料、Office PremiumOffice365購入で1TBまで利用可能

Google Drive

15GBまでは無料、有料版では1TBを月額1300

既存のクラウドサービスのデメリットとしては、以下の点が挙げられます。

  • 維持管理費が高い

 個人利用向けに、個人情報の登録や広告掲載などを条件に一定量のストレージを無料で利用できるようにしているところが多いですが、本格的に使うとなると、使用するしないに関わらず、申請サイズに対して課金されます。
1年も使えばディスクドライブが買えるぐらいの費用となり、まだまだ割高です。

  • データのセキュリティ

こうした既存のクラウドサービスは、クラウドサービスを含むクラウド事業は、これらの超巨大IT企業による寡占化が進んでいます。巨大なデータセンターで管理されているため、一定のセキュリティは確保されていますが、情報流出のリスクは残ります。

また、管理元による検閲を規約に記載している場合もあり、かならずしもセキュリティが確保されているとは言えません。

Storj(ストレージ)が提供するクラウドストレージの特徴

世界中のコンピュータのストレージの50%は未使用のままになっていると言われています。

Storj(ストレージ)では、こうした未使用のストレージ領域をノードとするP2P分散型ネットワークを構築し、このネットワーク上に暗号化されたデータを断片化して保管するものです。使用料はSTORJで支払います。

P2P分散型ネットワークに保管するため、保管されたデータは、検閲、改ざん、不正アクセス、およびデータ障害に耐性があります。


また、データセンターの障害による停止やセキュリティ事故の影響もありません。さらに、未使用のストレージ領域を借りてデータを保管するため、維持管理コストが安価であり、使用料も当然安価となります。

Storj(ストレージ)のマイニング法


引用元:https://blog.storj.io/

(1)Storj(ストレージ)ではマイニングの代わりにファーミング

Storj(ストレージ)では、パソコンやサーバーの余っているドライブ・スペースを貸し出すことをファームミング(Farming)と呼びます。貸し出すことで仮想通貨STORJを獲得できます。


これは、ビットコインやイーサリアムを、
GPUASICを使って仮想通貨を採掘(マイニング)するのと同じように、Storj(ストレージ)では、ドライブ・スペースを使用して仮想通貨STORJをファームミング(Farming)するのです。


ファームミング(
Farming)する人をファーマー(Farmer)と呼びます。ビットコインの鉱山(mine)に対して農場(farm)を引き合いに出してきていますね。

(2)Storj(ストレージ)でファーミングを行うための準備

ファーミング(Farming)をするためには、仮想通貨STORJを管理するウォレットを準備する必要があります。

仮想通貨STORJはイーサリアムのERC2-0準拠なので、マイイーサウォレット(MyEtherWallet)などがおすすめです。

次に、ファーミング用ツールである「STOREJ SHARE」をstorj(ストレージ)のホームページからダウンロードしてインストールします。

STOREJ SHARE」を利用するに先立って、以下の項目設定が必要です。

支払先アドレス

仮想通貨STORJ用のウォレットで取得した送信用アドレスを設定します。

貸出ストレージ領域名

貸し出すストレージ領域に対応するフォルダ名を設定します。

貸出ストレージ容量

貸し出すストレージ容量をMB単位で設定します。

使用ポートの指定

ファーミングに利用可能なコンピュータのポート番号を設定します。

IPアドレスの指定

ファーミングに使用するコンピュータのホスト名またはIPアドレスを設定します。

(3)Storj(ストレージ)でのファーミングにおける留意事項

ファーミングのためには、コンピュータの設定を以下の通りとする必要があります。

  1. 固定IPアドレスを使用すること。
  2. ポートをファーミング用に開放すること

いずれもコンピュータ及びお使いのルータに関する専門知識を必要としますので、コンピュータ及びお使いのルータの設定に自信がない場合は、「STOREJ SHARE」の設定方法がもう少し簡単になるのを待つ方が良いと思います。

仮想通貨ストレージ(STORJ)を扱う仮想通貨取引所は?

STORJは、日本国内の取引所では取り扱っておらず、海外取引所を利用する必要があります。

トップのCoinTiger201712月に運用開始の新しい仮想通貨取引所であり、登録するだけで仮想通貨がもらえると話題になりました。

Houbiは現在日本人向けのサービスを停止しているため、STORJを購入するなら、BinanceOKExが良いでしょう



引用:coinmarketcap.com

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Storj(ストレージ)の将来性

P2P分散型ネットワークを利用したストレージサービスは、その仕組みから言って、コスト、セキュリティ、可用性などの点で既存のサービスに対して優位性を持っていると考えられ、利用者の増加が期待できると考えられます。

一方、siacoinFilecoinなど、類似の仮想通貨はも存在します。

siacoin2015年から企業向けのサービスをメインとしており、スマートコントラクトを使ってノードのオンライン状態や支払いの自動化をしている点などが特徴です。

Filecoin2017年にICOを行い1時間で目標を達成したことで話題となり、

  • ストレージ貸出用
  • 検索用

2つのマーケットが個別に存在しますが、まだ、構築中です。

Storj(ストレージ)が普及するには、既存のストレージサービス及び類似の仮想通貨によるサービスに対して優位性を確保する必要があります。

巨大IT企業が運営する既存のストレージサービスに対抗するには、仕組みとしての優位性を世の中に周知して利用者を獲得し、ファーマーを安定して確保することが必要です。


このためには、マーケティングを効率的に行い参加者をいかに効率的に増やすかが課題となり、サービス利用者とファーマーの双方が
STORJを手軽に利用できる環境整備も必要と思われます。

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