イーサリアム

今週のイーサリアム(ETH)の価格変動とトピック(8/18〜24)

イーサリアム(ETH)は一時320ドル台へ突入するも再び270ドル台へ。

イーサリアム(ETH)は今週も芳しくない状況が続いており、8月からの大幅な下落は止まる事なく続いています。

8月18日に320ドル台を記録し弱気な下落トレンドを抜けたかと思いきや、その後300ドル台のサポートラインを維持出来ずに苦戦が続きます。
そして、その価格は遂に昨年2017年の10月下旬頃の水準へと落ち着いてしまいました。

先週はICOトークンの現金化や、BitMEXのCEOが公に「ETHが100ドルを下回る」と発言した事などがあり相場は悲観的でしたが、この悲観的な相場は引き続き継続しており、5月以降一向に高値を更新出来ない状況となっています。

では、以下より今週のイーサリアムに関するトピックについて見ていきましょう。

今週(8/18〜24)のイーサリアム(ETH)に関するトピック

SECが9つのビットコインETFを拒否するも「再審査」すると判断

23日、米証券取引委員会(SEC)は「ProShares(プロシェアーズ)」や「GrantieShares(グラナイトシェアーズ)」などといった機関から申請されていたビットコインETFの計9つの承認を却下しました。

ビットコインETF申請が再び却下となるのは、SECによる強固な姿勢の表れかビットコインETFが再び申請却下へ米証券取引委員会(SEC)は、仮想通貨ビットコインを裏付けとした上場投資信託(ETF)のア...

このビットコインETFの承認を巡る審査の結果に投資家の期待が集まっていたのですが、今回非承認を受けた事でBTCの価格は下落し、それに伴い全体の相場も下げる事となりました。


引用:https://coinmarketcap.com/currencies/bitcoin/#charts

これで残るはシカゴオプション取引所(CBOE)のビットコインETFのみとなったのですが、その後の24日、SECはその拒否していた9つのビットコインETFの再審査を行うと発表したのです。

SECのコミッショナーであるHester Peirce氏、通称「クリプト・ママ」は以下のように、今回再審査となった旨を公表しています。

この再審査に関する期間はまだ発表がありませんが、これによってビットコインETFに承認が下されるとなれば、ビットコインを主として市場が大きく上向く可能性があるでしょう。

また、BTCは今週下落率を概ね1%以内に留めていますが、対してETHは約7%の下落となっています。

カナダ政府系機関がイーサリアムブロックチェーンのエクスプローラーを開発

カナダ国立研究評議会(NRC)は、20日にイーサリアムブロックチェーンを用いたエクスプローラーを開発した事を発表しています。
NRCはブロックチェーン企業である「ビットアクセス」のサービスを用いてこの開発を進めました。

これは助成金や寄付金に関するデータをイーサリアムブロックチェーン上で確認できるようにするものであり、まだ初期段階ですが透明性の高い政府機関の管理を目指しています。


引用:https://nrc-cnrc.explorecatena.com/en/

なお、この発表によるETHへの価格影響は特段見受けられませんでした。

Google Playでイーサリアムの詐欺アプリが発見される

21日、Google Playに「Ethereum」と名前が付く詐欺アプリがリリースされていた事が報道され、それはアプリ上でいかにもイーサリアムが購入出来るかのように見せられていました。

同詐欺アプリはこれまで100件以上インストールされており、現在はGoogle Play上から削除されています。

仮想通貨に関する取引を行ったことがないユーザーにとって不安になり兼ねないこの事件は市場にとってネガティブなトピックとなりましたが、こういった事件こそが今後の健全な市場の発展の為のセキュリティ体制強化に繋がるのではないでしょうか。

Ethereum Japanが一般財団法人として設立される


引用:Ethereum Japan

日本でイーサリアムの発展を目指し様々なイベントを開催して来た「Ethereum Japan」が一般財団法人として新たに発足しました。

Ethereum Japanはこれまでイーサリアムをベースとしている「KyberNetwork」や「AirSwap」などといったプロジェクトのミートアップを開催・運営して来ており、今回一般財団法人化した事によって、今後より認知が拡大される事が期待されます。

来週のイーサリアム(ETH)の予想

今週のイーサリアムも引き続き下落相場となってしまいましたが、これまで大きな反発が期待されていた局面でもその価格が維持出来ず、どんどんと安値を更新する市況となってしまいました。

また、現在のBTCドミナンスはBTCが53%と市場シェアを上げている反面、ETHはそのシェアを13%台へと落としています。


引用:coinmarketcap

果たしてETHはこのまま来週も安値を更新し続けるのでしょうか。

しかし、言うまでも無くETHは誕生した2014年以降、大きな上昇、下落を繰り返しながら成長してきました。

例えば昨年の5月から6月の1ヶ月にかけて100ドルから400ドル付近へと高騰しましたが、その後400ドルから一気に65%減の140ドル台まで下げています。


引用:coinmarketcap

このように、過去ETHは「数倍に高騰しては半分に」といったような相場を度々繰り返しているのです。
直近ではビットコインETFの期待が高まる市場ですが、現在のETHを割安と見るかまだまだ下がると見るかが大きな勝負所になりそうです。

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Kenta Fujii
Kenta Fujii
新卒で入社した大手金融機関では、主に広告の運用やマーケティングに従事。その後は11ヶ月で退職し、金融・フィンテック分野に特化したフリーライターとして活動中。
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