イーサリアム

CBOEがETHの先物を開始!?そしてYahooでも仮想通貨売買可能に?今週のイーサリアム(8/25〜31)

イーサリアム(ETH)は300ドルを超えられず280ドル台で推移

今週のイーサリアム(ETH)は270〜290ドル台に納まるレンジ相場となり、現在は1ETH=280ドル程度で推移しています。

ETHは8月20日以降、節目となる300ドルのラインを超えられなくなっており、27日、28日は仮想通貨市場全体的に連日の高騰を魅せましたが、その価格上昇も歯止めが掛かってしまっています。

なお、その価格推移は昨年9月下旬頃と同程度となっており、日に日にその価格水準を昨年のピーク前へと戻していると言えるでしょう。

しかし、今週はイーサリアムにとって重要なトピックが多々ありました。
悲観的な相場となってしまっていますが、以下より重要なトピックを見ていきましょう。

米ヤフーファイナンスが仮想通貨4種類の売買を開始する

米ヤフーファイナンスは同社サイト内で仮想通貨の売買を開始し、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)の4種類を売買出来るようにしました。

これはヤフーファイナンスのサイトにて「Buy」「Sell」のボタンをクリックするだけでよく、その後は仮想通貨取引所Coinbase又は仮想通貨取引アプリであるロビンフッドへのリンク先を選択し、実際に売買出来るという仕組みです。

これについてライトコインの創始者であるチャーリー・リー氏もフォロワーが70万人を超えている自身のTwitterにて言及していました。

https://twitter.com/SatoshiLite/status/1034922062081486848?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1034922062081486848%7Ctwgr%5E373939313b73706563696669635f73706f7274735f616374696f6e&ref_url=https%3A%2F%2Fjp.cointelegraph.com%2Fnews%2Fyahoo-finance-integrates-bitcoin-ethereum-and-litecoin-trading

 

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ヤフーファイナンスはこれについてまだ公式的な発表は行なっていませんが、大手の金融情報サイトである同社がこの仮想通貨売買を普及させる事が出来れば、仮想通貨取引における一般認知度やその信頼性が更に向上することでしょう。

また、ヤフー・ジャパンは今年の3月に仮想通貨取引所に参入すると発表しており、日本の仮想通貨交換業者であるビットアルゴ取引所東京の株式を40%取得しています。

大手企業の本格参入による仮想通貨市場の底上げが期待されますね。

CBOEがイーサリアムの先物取引を年内までに開始か

米最大のオプション取引所であり既に昨年ビットコインを上場させているシカゴオプション取引所(CBOE)は、30日にイーサリアムの先物取引を年内までに開始する計画を立てている事を発表しました。

https://twitter.com/kasou365/status/1035316106771066880

https://twitter.com/DEG_2020/status/1035319707807535104

 

このイーサリアムの先物取引はウィンクルボス兄弟が運営している取引所「Gemini」で扱われる予定となっており、これが実現されれば、後のビットコインETFに続く「イーサリアムETF」の実現も行く行く現実化する可能性が高まるでしょう。

一方で米シカゴ先物取引所(CME)ではビットコイン以外のアルトコインの先物取引は行わないとされており、まだそのインフラが未成熟である事を懸念視しています。

また、イーサリアム先物に関しては米商品先物取引委員会(CFTC)も検討中との事ですが、ビットコインに続くイーサリアムの先物上場もとうとう現実味を帯びてきました。

先物の上場によってあらゆる投資家のリスクマネーが更に流入する事が期待出来ますが、一方でショート(売り)ポジションによる価格崩しも考えれるでしょう。

機関投資家にとってイーサリアムの価格はどこが底なのでしょうか。
その考え方によっては、今後一気に押しあがるかもしれません。

BTC.comがイーサリアムのマイニングプールを立ち上げる

8月30日、ビットコインの代表的なマイニングプールである「BTC.com」が自社のサービスにイーサリアムを加えると発表しました。

BTC.comとは、大手マイニング企業であり今年の9月に香港でのIPOが予定されているBITMAINが運営するマイニングプールです。

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同マイニングプールはそのマイニングクライアントに新しくイーサリアムを追加する事でイーサリアムのマイニングを拡大させていく方針を示しており、今後BTC.comを通じたイーサリアムマイニングによって新規のマイナーが増加する事が期待出来ます。

なお、BITMAINは今年に入ってイーサリアムに特化した「ASIC」も販売を開始しており、イーサリアムのマイニングを推進しています。

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イーサリアムは将来的にPoWアルゴリズムからPoSへと移行する予定となっていますが、BITMAIN側にとってはPoWによるASICの販売やマイニングプールの拡大によって収益を増加させるインセンティブがあります。

BTC.comのイーサリアムのマイニングプールが今後どのように展開されるのかに期待したい所です。

来週のイーサリアム(ETH)の予想

今週のイーサリアムもあまり芳しくない進捗でしたが、まずは歯止めが掛かっている300ドル台の突破と、しばらく続いている下落トレンドからの転換が鍵となりそうです。

なお、BTCのドミナンスを見るとBTCが53.4%を占めているのに対し、ETHは12.7%と、5月以降大きくそのシェアを縮小させています。


引用:coinmarketcap

今週はヤフーファイナンスの仮想通貨売買やCBOEのイーサリムの先物上場検討といったポジティブなトピックもありましたが、依然その価格は大人しく留まっている状態だと言えます。

今までETHが下落してきた一つの要因として「ICOプロジェクトによるETH売却」などが考えられており、今年6月にメインネットへ移行したEOSは250万ETHを市場に売却し、その他にも多数のプロジェクトがETHを売却していました。

ICOによって調達したトークンはいずれも開発者側のリスクテイクが無く、ETHの価値が高値であろうと安値であろうと運営側は売却による利益を確実に得られる事が売りの圧力を高めているものと考えられます。

なので、この大幅な売りで底値をついた後、再びETHが集中的に買われる可能性もあるでしょう。

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Kenta Fujii
Kenta Fujii
新卒で入社した大手金融機関では、主に広告の運用やマーケティングに従事。その後は11ヶ月で退職し、金融・フィンテック分野に特化したフリーライターとして活動中。
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