マイニング

マイニングとは?仮想通貨に欠かせないマイニングの意味を解説

仮想通貨を語る上で専門用語の理解は必須

ビットコインを始めとする仮想通貨を語る上で、欠かせない専門用語は数多く存在します。例えば、ビットコインと共によく聞かれるのが「ブロックチェーン」や「マイニング」といった言葉です。

ブロックチェーンはマイニングの意味を知ることで、自然と理解できるようになりますが、これらの専門用語を理解していないと、後々苦労することになります。

この記事では「マイニングとは何なのか?」を掘り下げて、その仕組みについて詳しく解説していきます。

マイニングは金を採掘するのと同じ?

テレビやニュースの記事で、「マイニングでビットコインを掘り当てる」や「○○がビットコインのマイニングに参入」といった言葉を聞くことはありませんか?

マイニングの意味を知らない人からすれば、全く理解できないでしょう。逆に、言葉の意味を正しく理解している人からすれば、効率良く意思疎通が図れる略語のようなものなのです。

マイニングは日本語で直訳すると、「採掘」や「鉱業」といった意味があります。金の鉱脈を目がけて人々が採掘していくように、難解な計算を解くことで仮想通貨を掘り当てることができるのがマイニング(採掘)です。

採掘と言っても、具体的にイメージが湧かない方も多いはずです。マイニングを正しく理解するためには、仮想通貨の入手方法の違いを知る必要があります。

仮想通貨を入手する2つの方法とは?

仮想通貨を入手するための方法には、主に2つの方法が存在します。

  1. 仮想通貨取引所で仮想通貨を買う
  2. マイニングの報酬によって仮想通貨を得る

この2つの方法の大きな違いは、仮想通貨を入手するためにお金で買うか買わないかであり、前者はお金で購入しなければ仮想通貨を得ることができません。

一方、後者はまだ発行されていない仮想通貨をマイニングによって掘り当てることで、直接お金で購入せずとも仮想通貨を得ることができるのです。

マイニングが、発行されていない仮想通貨を掘り当てるという意味であることは分かりましたが、どのようにして仮想通貨を報酬として得ることができるのでしょうか?

以下の項でマイニングの仕組みについて確認してみましょう。

マイニングの仕組みとは?

マイニングの仕組みを簡単に解説すると、次の通りになります。

  1. 仮想通貨ごとにマイナー(マイニングを行う人)が世界各国から有志で集まる
  2. マイナーによってシステムのデータを承認する解析が行われる
  3. 最も早く解析し、データの追記作業を終えた人にだけ報酬が支払われる

具体的に1つずつ解説していきます。

1. 仮想通貨ごとにマイナー(マイニングを行う人)が世界各国から有志で集まる

マイナーと呼ばれるマイニングを行う人は、個人から大手企業まで様々な人や団体によって構成されています。

マイナーは、発行されていない仮想通貨を掘り当てることで、仮想通貨という報酬を得ることができるのです。マイニングを行う際は、ネット接続されたパソコンがあれば、誰でも参加することが可能です。

2. マイナーによってシステムのデータを承認する解析が行われる

報酬が得られるのは、一定期間ごとに最も早く解析を終えた人だけで、1秒の差であっても2番手以降の人は報酬を与えられません。

報酬を得るためには、誰よりも早く上記のシステムのデータの承認を行い、ブロックチェーンの最後尾にブロック生成する必要があります。

ブロックチェーンとは、仮想通貨の取引が記録された取引台帳データのことを言います。ブロックチェーンの最後尾に、新たにブロックチェーンを追記する作業のことをブロック生成と言います。

イメージとしては、レゴブロックを永遠に積み重ねていくような感じです。過去に形成されたブロックチェーンを遡っても、一貫性のないランダムな数値であるため、毎回答えや求め方は異なります。

したがって、一度形成されたブロックチェーンは、外部からデータが改ざんできないように強固なシステムとマイナーたちの監視の元によって守られていると言えるのです。

多くの人や企業がこぞってマイニングに参加するのは、この複雑で難解なパズルを解き、報酬を得るという目的を持って競い合うためです。

3. 最も早く解析し、データの追記作業を終えた人にだけ報酬が支払われる

一定期間ごとに最も早くデータを解析し、ブロック生成した人だけに報酬として仮想通貨が与えられます。報酬はどれくらいかと言うと、必ずしも一定ではありません。

ビットコインの場合で言えば、マイニングが開始された当時は50BTC(ビットコイン)でしたが、20181月時点では12.5BTCにまで減少しています。

報酬が減少する理由は、ビットコインの新規発行量が4年ごとに半減することが既に決まっていることが大きく関係しているためです。

個人でのマイニングの参入は難しい?

マイニングには、個人だけでなく大手企業も参入を決定しています。最近では、GMODMM.comがマイニング参入を決定したというニュースが全国に駆け巡りました。

DMM.comは創業の地である金沢にマイニング専用のファームを開設し、1,000台にも上る数のコンピューターを稼働させる計画が進められています。

ビットコインのマイニングは中国企業が占めている

ビットコインのマイニングへの新規参入は、大手企業のような資金に余裕が無ければ難しいと言えます。

その理由として、ビットコインのマイニングの多くは、資金に潤沢な中国企業が占めているためです。中国企業がマイニングに投資している資金は莫大で、数十億円もの資金を使い、多くの機材をマイニングのために当て込んでいます。

マイニングの開始当初は取引の数やマイナーの数も少なかったため、マイナーの多くを個人が占めていました。

しかし現在、資金力で劣る個人のマイナーは次々と新規参入してくる大手企業への危機感を抱かざるを得ない状況に追い込まれています。

「個人のマイナーの参入は難しい 」といった結論になりそうですが、マイニングによる仮想通貨の激しい争奪戦を避けるのであれば、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)のマイニングに参入するという選択もあります。

個人がマイニングに参入するためには?

個人でマイニングに参入する場合は最低限の初期投資が必要で、ネット環境やマイニング専用のコンピューターが必須です。

どの仮想通貨を選ぶか、どんなCPUのパソコンを選ぶかで10万円程度で始めることも可能です。

最低限の環境が揃ったら、マイニングに参加するアルトコインを選びましょう。アルトコインの中でマイニングができるのは、

  • イーサリアム(ETH
  • ライトコイン(LTC
  • モナコイン(MONA
  • モネロ(XMR
  • ジーキャッシュ(ZEC

などが挙げられます。マイニング初心者であれば、上級者や企業が参入しにくい報酬の低いアルトコインを選ぶのもいいでしょう初期投資した分をマイニングの報酬で回収するには、人にもよりますが1年はかかるといった意見もあります。

長期間利益が得られない可能性を理解した上で、臨む必要があることだけは忘れてはいけません。

マイニングは既に競争が激化している

マイニングは、仮想通貨のブロックチェーン(取引台帳データ)の最後尾にブロックを生成することで、正常なシステムを維持していくための重要な鍵となっています。

仮想通貨の存続が危ぶまれる中、新規ビジネスとして参入するマイナーたちの存在は、仮想通貨の将来を切り開いていく道しるべとなるかもしれません。

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