仮想通貨

仮想通貨イーサリアム(Ethererum)の価格暴落は避けられない!?

イーサリアムを、まだ所持していていいのだろうか…

ここに、Ethererum(以下、ETH)に関して驚愕的な将来を予知するものがあります。

資産による観点として、ETHの価値はゼロへと向かうだろう

というものです。

ETHが実用的になることはないと主張する人々は、

  • スケーリング問題への対応
  • スマートコントラクトに対する安全な承認への問題
  • そして競合他社との競争の激化

により価格の下落は免れないと予想しています。

一方でETHがプラットフォームとして成功するだろうとする人の意見としては、ETHが通貨としての価値がゼロになるという意見は、

世界の取引においてETHが実用的になることをより後押しする

と考えているようです。

なぜETHは普及するが価値はゼロに近づくといえるのでしょうか。

ethereum.org によれば、

ETHはスマートコントラクトを実行する分散型プラットフォームである

と述べられています。

スマートコントラクトとは、

プログラミング言語によって自動的にプログラムを実行することであり、ブロックチェーンの特徴を生かして、詐欺や第3者からの介入を防ぐ

ことができます。

スマートコントラクトとは。仲介者を不在にする未来の契約の形仲介者が不在となるスマートコントラクトブロックチェーン技術は、分散化された仮想通貨を誕生させた後に次々とそれが応用され、取引所、...

ETH上のアプケーションは、各々の開発者が持つブロックチェーンで実行することが出来、この時のブロックチェーンとは資産の価値を移動させ、所有権を変更することができるグローバルなインフラストラクチャーのことを意味します。

このETHアプリケーションにより、開発者たちが市場を形成し、債務や契約に関するデータを長期的に保管することができ、いまだに開発されていない多くの分野で仲介者や取引相手によるリスクなしで運用することが可能になります。

もしETHの価値がゼロになるという提案が正しいとすると、

分散型アプリケーションに対する外部からのリスクが軽減される

ことになりますが、ETHの価値に関する記述は、公式で言及はされていません。

おそらく、これはETHの価値はイーサリアム財団にとって明らかなものであり、その価値について言及することは意味がないと考えており、

そもそもETHはブロックチェーンを運営するためのGas(燃料)として使われている

からです。

ETHネットワークは、シェアカー(共有車)のように表すことができ、もし契約をこのネットワーク上で動かす場合に、車に燃料が必要であるように、この契約をネットワーク上で走らせるために燃料代を支払う必要があります。

どの程度の距離(時間)走らせることができるのかなどによって、燃料に対する料金は変わります。

燃料

というのはわかりやすい概念ですが、この概念はETHの価値がゼロになるという主張を説明するためには足りないように思えます。

ガソリンは実際にはエンジンの中で燃やされ、このエンジンは可燃性の燃料である必要がありますが、ETHの場合は燃料にするために特別な必要条件はありません。

イーサリアムの今後は?その価格推移と通貨の特徴・将来性ポテンシャルが高いイーサリアム現在の仮想通貨市場で時価総額2位となっているのがイーサリアムです。 イーサリアムの時価総額は20...
ビットコイン

BuzzwordCoinを考えてみる

BuzzwordCoinという分散型アプリケーションを構築することを考えてみましょう。

前提として、標準的なERC20というトークンを使い、BuzzwordCoinというアプリケーションにおける全ての取引に関して、手数料(燃料)としてETHが支払われます。

全てのBuzzwordCoinの取引をETHに依存して料金を支払うようにするということは、介在するリスクや第3者との依存関係、そして人為的な売り圧を引き起こすことになります。

具体例を出して、詳しくご説明しましょう。

AさんがBuzzwordCoin上で取引を行う前にBuzzwordCoinをETHに対して売却したとします。

BuzzwordCoinで取引が行われる前にBuzzwordCoin上のアプリケーションにおいて売り圧が生じ、安全に取引を行うために、この売り圧は取引を全て完了させるのに必要な量よりも大量である必要があるのです。

契約を実行する燃料としてETHを使う代わりに、契約を承認・実行する人に対して少額のBuzzwordCoinを直接支払うこともできます。

ETHを使用せずに燃料を支払うことは、

イーサリアムコミュニティの中で経済の抽出

と呼ばれることがあります。

この仕組みを使うとBuzzwordCoin上の契約はETHに機能的に依存することは無くなりなり、ユーザーは、マイナー(取引承認者)に対してETHを使わずに報酬を与えることが可能になるのです。

もしBuzzwordCoinにおける契約が、定期的なコンピュータのアップデートや契約内にあるキャッシュされた統計情報などが含まれた契約であれば、BuzzwordCoin上でマイナーに対し報酬を細かく記述することもできます。

この仕組みはビットコインシステム上におけるCPFP (Child Pays For Parent) と似ています。

経済の抽出に対する議論とは?

このETHの経済の抽出に対する議論は主に4つに分かれます。

  1. ソフトウェアサポートが不十分であること
  2. 多くのトークンに対して価格設定が難しいこと
  3. プラットフォーム上での契約はトークンと紐づいていない場合があること
  4. Pos(Proof of Staking)のためにはイーサリアムが必要であること

ニュアンスの違いはあるものの、大概はこの4つのポイントに収束します。

ソフトウェアサポートが不十分であること

現在、マイナーたちはETHによって供給される燃料量(報酬)を元に承認する取引を選択しています。

ETH自体は契約ではないので、ETHを扱うプログラミングコードは例外となりますが、ETHを例外化せずに他のERC-20トークンと同様に扱おうとする試みがあります。

例えば、WethというトークンはETHを1:1で連動しており、分散型取引所で取引が可能になっています。

経済の抽出に対して否定的な立場を取る、イーサリアム創設者のVitalik Buterin氏などは、

複雑さを組み込むことはエコシステムにとって良いことではなく、合理的ではない”

と主張します。

イーサリアムを生み出したロシアの天才「ヴィタリック=ブテリン」とは?イーサリアムの構想は、たった一人の青年によって発案された今やビットコインに迫る人気を誇り、ICOの基盤として世界規模の市場を築き...

https://twitter.com/VitalikButerin?lang=ja

もしソフトウェアがユーザーの開発するアプリに対してサポートしていない場合、ソフトウェアは修正される必要があります。

さらに、トークンのためのウォレットは、より複雑化し、ウォレットはイーサリアムとそのアプリのトークンの残高を管理する必要があります。

多くのトークンに対して価格設定が難しいこと

経済の抽出においてETHをマイニングするためには、マイナーたちに必要なソフトウェアは、使われているトークンが本物であるかを見極め、合理的に取引を承認できるものになります。

そのようなソフトウェアはマイナーたちの予想や取引所のトークンの価格から情報を集めて動的に未承認の取引を再度行う必要があります。

Vlad Zamfir氏によれば、

ソフトウェアに対して価格情報を監視させることは経済の抽出を難しくする

ということです。

しかしながら実際、価格情報を必要とするマイナーはマイニングをする前に、電気料金やハードウェアコストそして機会費用を含めたイーサリアム価格の予測モデルを必要としています。

プラットフォーム上での契約はトークンと紐づいていない場合があること

全ての契約者がETHトークンを所持してるわけではなく、仮に所持していたとしても、認知されていなければ、所持するETHトークンに価値があるか取引所で取引されるのかも分からない可能性があります。

そのような契約に、ETHを使わずに手数料を支払うことができるのでしょうか。

答えとして、トークンを持たない契約のユーザーは、どんなトークンを使っても支払いをすることができます。

例えば、TokenlessContractのユーザーは、その手数料をLemonadeCoinトークンやTeaBucksトークンで支払うことができます。

異なる資産におけるマイナーとユーザーの流動性を保証するために、彼らは料金を支払い受け取ることが可能で、ユーザーは、異なる資産で料金を支払い相互に排他的な取引を行うことができます。

一つのトークンに特化したウォレット契約に関してでさえ、マイナーに直接手数料を請求することが可能であり、マイナーは、自分が取引への報酬として望まない通貨での支払いがあったとしても、分散型管理された取引所で自分が欲しい資産に取引することができます。

Pos(Proof of Staking)のためにはETHが必要であること

ETHを使わない場合、もしそれぞれのノードが全ての資産に対して投票力の重みベを選択すると、多くの資産を持つユーザーが取引を承認することができる承認方式を取ることができます。

イーサリアムのマイニング方法と今後のPoSへの変更などについて解説イーサリアムのマイニングはPoWイーサリアムのマイニングでは、プルーフオブワーク(PoW)というコンセンサスアルゴリズムが採...

この承認本式をHeterogeneous Deposit Deposit Proof Of Stake(HD-PoS)と呼ぶことにしますが、問題なのは、複数の通貨が存在している状態でどのようにしてこの承認方式が維持されるかということです。

この認証方式はおそらく、2つの通貨の最大価格差によって計算が可能でしょう。

もしこのアルゴリズムが不可能であるとされた場合、Ethereun PoSの脆弱性が指摘されたことになります。

Vitalik Buterin氏は、ETHの無価値説に反論

もし分散型アプリ(dApps)やERC20トークンを運用する際、ガス代(手数料)をイーサで払わなくてよいならETHに対する価値がなくなるとみており

もし全てのアプリと取引がETHなしで運用できるなら、ETHが価値を持つ必然性はなくなります。

マイナーが何らかの方法でETHでの支払いを強制しない限りは。

しかしもしマイナーの足並みが揃わなかったり利害の不一致があったり合理的であったりすれば、マイナーたちはETHではなく自分たちが好む資産での支払いを選ぶはずです。

これに対してブテリン氏は、

「ETHが現状のまま変わらなかったら」ルービン氏の主張は正しいだろうとした上で、次のように反論しました。

「ETHのコミュニティーは、2つの新たな提案をしようとしているが、双方ともにプロトコル・レベルではETHで払う必要性を謳っています。

ETHにとって適切な価値とは

もし全てのアプリケーションと取引がETHを介さずに実行されるとしたら、ETHが価値あるものになることはないでしょう。

もしマイナーたちが互いに利害関係がなく合理的に動いたならば、彼らは、ETHではなく自分たちが選んだ資産で支払いを行い、さらにリスクを嫌うユーザーは彼らの資産をボラティリティが大きい市場に置くことを嫌がると予想されます。

最終的に、トークン開発者は、自分たちの資産の価格によって売り圧力を緩和することが可能になるでしょう。

したがって、この分散化されたシステムの中でイーサリアムが置き換わることは、パレート効率(市場で誰もが損をしないで、少なくとも1人が利益を得るという概念)が良いと言えます。

最後に損をするのは、現時点でETHを保有している人たちになるかもしれません。

参考記事:https://techcrunch.com/2018/09/02/the-collapse-of-eth-is-inevitable/

関連記事