ビットコイン

仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)17回目のアップグレード、その内容とメリット

ビットコイン・コアがアップグレードされるけど、どの仕様が変わるのか

仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の公式ウォレットでもあるビットコイン・コアが、大幅にアップグレードされる予定です。

予定では、201898日に実施されるとされていましたが、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)のホームページでは、まだ、リリースされていません。

本記事では、想定されるアップグレード内容を説明するとともに、仮想通貨市場への影響を考察します。なお、アップグレード内容は想定であり、実施内容では変更され可能性があることに留意願います。

ビットコイン・コアとは

引用:https://bitcoin.org/ja/

ビットコイン・コア(Bitcoin Core)は、

ビットコインコミュニティbitcoincore.orgで管理運営されているオープンソースのソフトウェア

で、ソースコードはGithubで公開されています。

また、ビットコイン・コアはフルノードのクライアント用ソフトウェアとして利用されております。

ビットコイン・コアは仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)専用のウォレット機能を有しており、開発者など向けのコマンドライン機能が備わっており、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の細かい情況を把握することなどが可能となっています。

ビットコイン・コアは仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の専用ウォレット

ビットコイン・コアは、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)専用のフルノードのディスクトップウォレットでもあります。

フルノードというのは、ブロックチェーンの全てをダウンロードして、ブロックやトランザクションを検証することを求められるノードです。

公式ホームページでは65GB以上のディスクを必要とされていますが、実際には150GB程度をダウンロードしますので、起動時間やPCの能力の点で、普通のユーザーには敷居が高いかもしれません。

最近では、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)に対応するウォレットにはライトウォレット型と呼ばれるスマホでも軽快に扱えるタイプのウォレットも多数公開されているので、普段使うウォレットはそうしたフルノード以外のウォレットで十分でしょう。

ビットコイン

ビットコイン・コアの今回のアップグレード内容

引用:https://bitcoin.org/ja/

ビットコイン・コアには、アプリケーションが操作しやすいようにAPIが用意されています。

ソフトウェアとしての機能改善項目も色々と含まれるようですが、以下では、ユーザーの使い勝手に関係する改善点を示します。

仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)暗号鍵用のラベルAPIの追加

仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)はブロックチェーン上では基本的には

34文字の英数字であるアドレス

で送受信を行います。

ビットコイン・コアでは、自分のPC内ではアドレスにアカウント名をつけて読みやすくすることができます。アドレス帳などを作る時にはアカウント名で管理するとわかりやすくて便利です。

今回のアップデートでは、このアカウントの代わりにラベルという機能が導入されます。

アカウントは受信アドレスのみが対象でしたが、ラベル名は、ウォレット画面のラベルフィールドと同じように、全てのアドレスにつけることができます。

即ち秘密鍵もラベル名で管理できるのできますが、今回は、ラベルで取引操作を行ったり、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の集計を行うことがサポートされていないのが残念です。

なお、アカウントはV0.18.0で廃止予定とのことで、それに備えて本バージョンでサポートされました。今後は、ラベルでの仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の送受信や保有量管理機能の実装が期待されます。

PSBTの採用

 PSBTPartially Signed Bitcoin Transactions)はマルチシグなどの複数の署名が必要な場合に、最終的にブロックチェーンに送るトランザクションを作成する手順の標準を規定しようというものです。

現状では、ウォレットごとにやり方が異なり互換性がありません。

標準的な手順が規定されれば、ビットコイン・コアがどのハードウェアウォレットとでも接続できるようになるかもしれません。これにより、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)のウォレット間の移動がより簡単にできるようになることが期待されます。

コインセレクション

 仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の保有額は自分を受取人とする取引の合計であり、財布にお札や硬貨がごっちゃに入っているのと同じイメージです。

仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)を送金あるいは支払うためには、ウォレットから送金額に相当する取引を取り出す必要があります。

この操作をコインセレクションと呼びます。

現在のコインセレクションでは、いわば、おつりを必要とするような組み合わせも生成されるなど効率が良いとは言えません。効率が悪いと送金にも時間がかかり、また、手数料のアップすることになります。

今回はこのアルゴリズムの改善が予定されているとのことで、処理速度改善によるスケーラビリティ問題解消への貢献や手数料の削減が期待できます。

仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)価格へのアップデートの影響

引用:https://coinmarketcap.com/currencies/bitcoin/

過去のビットコイン・コアのアップデートの影響

ビットコイン・コアは20182月にV0.16.0にアップデートされ、セグウィット(segwit)対応を行いました。

これは、仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)のスケーラビリティ問題の解決策とし期待されたものでした。

上記の価格チャートを見ると、アップデート直前までは価格は下落していますが、アップデートを機に上昇していることがわかります。

今回のアップデートへの期待

ビットコイン・コア自体にはラベルの導入やPSBTの導入などの大きな改善が導入されますが、ビットコイン・コア自体は

開発者向けあるいはフルノードウォレットでユーザーが少ない事から世の中の注目度も大きくない

ようで、SNSなどでも、記事の少なさが話題になっています。

一方、コミュニティ内の議論では、PSBTの導入によって、ハードウェアウォレットを含めたウォレット間での仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の移動が容易になることやコインセレクションの改善で一層の処理速度改善や手数料の削減があがっています。

2019年までにビットコインの価格が640万円に上がる理由とは ビットコインが再び息を吹き返すとき 2017年の年末にかけて多くの仮想通貨が値上がりした中、ビットコインは3ヶ月間で420%高騰し...

今回のアップデートの効果

仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の価格は前回の2月のアップグレード直後は上昇に転じていましたが、その後は、上昇傾向は継続せず落ち着いた動きとなっていました

。しかし、9月に入ってゴールドマンサックスの関わりについての憶測などから急落しています。

アップデートの実施のアナウンスを機にそのメリットが周知されれば、価格にとって好材料となり、前回のアップデートの時と同じように、価格上昇へのきっかけを与えることが期待できます。

今週のBitcoin(ビットコイン / BTC)の価格変動(8.25-8.31)停滞から一転、ビットコイン(BTC)上昇続く出典:https://jp.tradingview.com/chart/先週...
今週のBitcoin(ビットコイン / BTC)の価格変動とその理由は?(9.1-9.7)ビットコイン価格の上昇続くも突如暴落出典:https://www.coingecko.com/ja先週から引き続き、ビッ...
関連記事