イーサリアム

イーサリアム(ETH)の先物取引で市場は崩壊する!?その影響や今後を考察

シカゴオプション取引所(CBOE)がイーサリアム先物の年内開始を計画


アメリカ最大のオプション取引所である「シカゴ・オプション取引所(CBOE)」は、8月30日にイーサリアムの先物取引を年内までに開始する計画を発表しました。

CBOEは2017年12月11日に先にビットコインの先物を上場させていますが、今回計画されたイーサリアムの先物取引はウィンクルボス兄弟が運営している仮想通貨取引所「Gemini」で取り扱いされる予定とされています。

なお、現在CBOEは米商品先物取引委員会(CFTC)からの許可が下りるのを待っている状態であり、予定では2018年の年末までに計画を実行する予定となっています。

また、一方で2017年12月18日よりCBOEに続いてビットコイン先物を開始した「シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)」はこのイーサリアム取引所に対して否定的であり、仮想通貨市場のインフラが未成熟である事からビットコイン以外のアルトコイン先物上場は考えていないとされています。

CBOEのイーサリアム先物上場はETHの空売りを招く?

では、今回のCBOEのイーサリアム先物上場のトピックは過去のビットコイン先物上場の例から考えてポジティブな材料となるでしょうか?

CBOEは世界有数の取引量を誇るデリバティブ取引所であり、その信頼性はそこらのベンチャー企業が運営する取引所とは規模が全く異なっています。

しかし、仮想通貨ユーザーや専門家界隈ではイーサリアムの先物上場によって「イーサリアムの下落が強まる」との先読みがされています。

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https://twitter.com/kasou365/status/1035316106771066880?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1035316106771066880%7Ctwgr%5E373939313b73706563696669635f73706f7274735f616374696f6e&ref_url=https%3A%2F%2Ffinte-x.jp%2F12229

そして、米調査会社であるファンドストラット社代表のトム・リー氏はこのイーサリアム先物を「イーサリアムにとって悪いニュースだ」とも主張しています。

そもそも先物取引とは現物取引とは異なり将来の売買についてを約束する取引であり「買い」から入る事も「売り」から入る事も出来ます。

よって、「買って上昇した分を得る」という単純な売買ではなく、「売り」から入る事で下落分の買い戻しで利益を得る事が出来るのです。

なので先物市場にイーサリアムが上場すれば、ETHに対して弱気な投資家が市場で大量の「売り」を出せる事となります。

実際にビットコインは、先物の上場後から2018年9月現在にかけて約60%の下落となりました。


トム・リー氏はETHの先物上場によってBTCと同様の下落を魅せるのではないかと予想しており、それがリー氏の言う「悪いニュース」なのです。

なお、この先物の発表を受けてもETHの価格に特段の変化は無く、その後更に200ドル台を割るといった価格進捗でした。

ETHの先物上場でETHの下落に賭ける「売り」による価格崩しが起こるのではないかと予想されている。

 

ETHの先物上場によって仮想通貨市場の相場や価格はどうなる

では、ETHの先物上場によって仮想通貨市場はどのように動くのでしょうか?

上述のリー氏の見解では、「イーサリアムの空売りが可能となった事でビットコインへの売り圧力は下がる」と主張されています。

従来は先物市場にビットコインしか上場されていなかった為に、仮想通貨市場にとってネガティブなニュースがあればビットコインが主に空売りされていました。

しかし、今回ETHが先物取引可能となる事でその「空売りの対象」の選択肢が増える事となります。

これはあくまで推論ですが、売りの対象が分散されるだけで本質的に市場での売りが多ければ仮想通貨市場全体の縮小に繋がる事には変わりは無いでしょう。

なお、それでもETHの空売りはバブル的な市場から実態的な価値を早期で見出す為に有効だと考えており、仮想通貨市場の価値形成の為に重要な市場となりそうです。

イーサリアムの先物開始によりETHの空売りが可能となる事で、BTCの売り圧力が減少するといった専門家の見方もある。

 

イーサリアムは世紀の空売りを仕掛けられる?

要点まとめ
  • CBOEがイーサリアムの先物取引の開始を年内までに計画している。
  • しかし、ETHの先物上場でETHの下落に賭ける「売り」による価格崩しが起こるのではないかと予想されている。
  • そしてそれによってBTCの売り圧力が減少するといった専門家の見方もある。

以上、イーサリアムの先物取引が計画されている中、2018年9月12日現在ETHの価格は190ドルを割った価格となりました。

そしてETHの今年の下落率はビットコインを上回っており、今年1月から現在までの下落率はおよそ70%となっています。

また、RSI指標を見ると以下の通り、今年に入って高い売り圧力が目立っている事が分かります。

ETHはICOトークンの売りなどの影響もあって既に売りが続いている状況なんですね。

なお、ニューヨークを拠点としたヘッジファンド「Tetras Capital」は今年に入りETHの空売りによって利益を出しているとForbes Japanでは報道されていました。

なので、大規模なETHの先物市場が開かれる前にETHを売りたい人は既に売っているという見方も出来るでしょう。

しかし、投資家達がどこが底値だと考えているのかが肝心であり、それによって今後の価格動向も変わってきます。

「ETHはいずれ崩壊する。」

こんな声が聞こえてくれば、もしかすると誰かがイーサリアムの暴落を待ち望んでいるかもしれません。

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Kenta Fujii
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新卒で入社した大手金融機関では、主に広告の運用やマーケティングに従事。その後は11ヶ月で退職し、金融・フィンテック分野に特化したフリーライターとして活動中。
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