イーサリアム

ETHは30%高騰し一気に250ドル台へ到達|今週のイーサリアムの価格変動とトピック(9/16〜22)

イーサリアム(ETH)は一気に右肩上がりとなり250ドル台へ

今週のイーサリアム(ETH)は先週に引き続き上向きのチャートを魅せており、18日から22日現在にかけておよそ30%の高騰となりました。


引用:TradingView

ETHは9月12日に今年最安値となる160ドル台を記録し、トレンドラインを突き抜けて下げるような価格推移でしたが、それ以降現在に至るまでで50%近い高騰による回復を魅せており、9月上旬の価格水準へと戻しています。

今週の仮想通貨市場は全体的に上昇傾向であり、特に時価総額3位のリップル(XRP)の急伸が目立った為その影に隠れてしまっていたETHですが、堅調にその規模を回復させていると言えるでしょう。

そして、以前Bitfinexにて売り注文が過去最高記録となったETHですが、RSI指標を見ると現在は買い圧力が強まっており、22日は80%付近にまで達しています。

では、イーサリアムに関する今週のトピックを見ていきましょう。

SECの「イーサリアムは証券ではない」という見解が公式ではない?

SEC委員長が声明を公表

 

9月13日、米証券取引委員会(SEC)の委員長であるジェイ・クレイトン氏はSECスタッフに関する声明を公表しました。

その中でクリントン氏は「全てのSECスタッフの声明は法的権限を持つものではなくそれは拘束力がない」と主張しており、これが「イーサリアムは有価証券ではない」という見解が公式的ではないという事を示唆していると話題になっていました。

「イーサリアムは証券ではない」と主張したSECスタッフ

 

元々、2018年6月14日にSECの企業金融部長であるウィリアム・ヒンマン氏は、サンフランシスコで開催された「Yahoo Finance All Markets Summit」にて「ビットコインと共にイーサリアムも有価証券として規制を受ける事はない」といった見解を主張しました。

そしてヒンマン氏は「イーサリアムは十分に分散化されており、特定の個人や団体がその価値を左右出来る訳ではない」とも述べていたのですが、今回のクレイトン委員長の声明によれば「法的権限や拘束力を持てるのは委員会だけである」とされていた為に、あくまでSECのスタッフであるヒンマン氏が述べた見解がそのまま通るわけでもないという事となります。

もしもイーサリアムが証券扱いになるとどうなる?

 

万が一、SECがイーサリアムを有価証券とみなした場合、米国のイーサリアムを扱う仮想通貨取引所はSECへ登録の届出をする必要が出てきます。
それによって各取引所は既存の厳しい証券法に準ずる体制を作る必要がある為に、場合によってはイーサリアムの上場を廃止してしまう所も出てくるかもしれません。

あくまで推論ですが、イーサリアムが証券扱いされる事で取引所側のハードルはグッと上がる事になります。

 SEC委員長のクレイトン氏はSECスタッフの声明は法的拘束力がないものであると主張し、「イーサリアムは証券ではない」という見解は公式ではない事を示唆している。

 

仮想通貨取引所Zaifがハッキング被害に遭う


9月20日、日本の仮想通貨取引所であるZaifが外部によるハッキング被害を被り、およそ70億円の仮想通貨を流出させた事を発表しました。

仮想通貨取引所Zaifがハッキングによって67億円相当の仮想通貨流出Zaifがハッキングにより67億円相当の仮想通貨流出を表明 2018年9月20日、テックビューロ社が運営する仮想通貨取引所「Zaif」...

今回の被害による損失額と内訳

 

今回の被害ではZaifが顧客の入出金に対応する為に保管していたホットウォレットにて不正アクセスが行われたとされており、その後、被害額の具体的な内訳が発表されています。

被害による損失額内訳
  • ビットコイン(BTC) 5,961(約42億円)
  • モナコイン(MONA) 6,236810(約6.7億円)
  • ビットコインキャッシュ(BCH) 42,327(約21億円)

参考:PRTIMES

このように、当時のレートで約70億円の仮想通貨が盗難された訳ですが、もしもこれらの通貨の価格がピーク時であったならば更に被害額が膨らんでいた事でしょう。

イーサリアムへの価格の影響は?

 

このハッキング被害によるイーサリアムの大きな価格下落は特段見受けられませんでしたが、ハッキング被害による損失の発表があった後の20日午前3〜4時の間は一時的に大きく価格が上下しました。

ETH同様にBTCやXRPでもこのチャートの上下が起こっており、界隈では「意図的だ」といった声が多く見受けられました。

しかしその後は特に下がる事なく、市場全体的に規模が回復しました。


引用:coinmarketcap

20日にZaifが約70億円のハッキング被害に遭った事が発表されたが、その後特に価格への影響は無く右肩上がりの相場となっている。

 

分散型取引所BancorがEOSネットのサポートを発表


引用:Bancor – Medium

分散型取引所Bancor(バンコール)は、9月19日にそのプロトコルをEOSネットワークへと移植する事を発表しました。

Bancorとは中央管理者の存在しない分散型取引所(DEX)であり、異なる通貨間でも価値の交換が出来るよう高い流動性を提供する機能を持っています。

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このBancorは元々イーサリアムネットワークを基盤として構築されましたが、今回の移植によってEOSのメインネットにも対応される事が明らかとなりました。

それによってBancorの構築する分散型クロスチェーンネットワーク「BancorX」の実現化が一層近づく事となり、EOSベースのトークンとイーサリアムベースのトークンとの価値交換の最適化が期待できるようになります。

そして、EOSメインネットへの移植によってユーザーはEOSトークンを以下のようなメリットを受けて扱う事が出来るとされています。

  • 1秒でトランザクション出来る
  • トランザクション手数料が掛からない。
  • 手数料による優先度の無い取引が可能

今後イーサリアムのみならずEOSのネットワークも拡大していく事となれば、クロスチェーンの拡大とともにEOS、イーサリアム両者のネットワーク価値の拡大にも期待できるでしょう。

BancorはEOSネットワークへと移植していく事を発表しており、分散型クロスチェーン「BancorX」の実現化を目指している。

 

来週のイーサリアム(ETH)の予想

今週は大きく上昇して250ドル台まで回復させたETHですが、250ドルを超えた後、節目となる300ドルのラインをブレイク出来るかが鍵となるでしょう。

ちょうど昨年の9月も250〜300ドル台で推移しており、300ドル台のレンジ相場をブレイクして一気に高騰していました。

今回急激な上昇もあった為に急な下落も考えられますが、徐々に300ドル台へ回復していくのでは無いかと読んでいます。

そしてドミナンスを見ると、BTCが51%台に縮小してETHが10%の横ばいとなっていますが、今急伸を続けているXRPが10%台へとシェアを拡大させています。


引用:coinmarketcap

時価総額が3位のリップルと僅差となったイーサリアムですが、リップルに続き、テクニカル指標に関係無いような大きな上昇が来る事もあり得ます。

再び盛り上がりの兆しを魅せている仮想通貨市場ですが、イーサリアム周りのブロックチェーンソリューションやイーサリアムを用いたDappsゲームなどといった、実用性を高めたプロジェクトが成長しているのは事実です。

そういったファンダメンタルを積み重ねて行けば、イーサリアムの将来も明るくなっていくでしょう。

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