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 ビットコイン(BTC)の価格が自動取引ツールで予想外の展開に?仮想通貨BotがBTC市場に大きな影響を及ぼす!

仮想通貨BTC他の価格は、市場の値動きに関係なくBotが影響を与えるとしてウォールストリートジャーナルが指摘をしました。Botは仮想通貨取引でも一般的に使用をされているツールです。いったいどのような影響を市場に与えるというのでしょうか?

BotBTCの値動きを変える?Botを使うメリット3つ!

仮想通貨のBotとは、市場のアルゴリズムに反応をして自動で取引をするツールです。

一般的にはシステム売買などとも呼ばれ、高精密のコンピュータプログラミングによって、あらかじめ、値動きの統計から推移した価格変動に基づいて売買のタイミングをシステムが実行します。Botを使用して取引をするメリットは、大きく3つの利便性があります。

システムに任せて自動で取引ができる

仮想通貨の動向をチャートとにらみ合いながらタイミングを狙う必要がありません。Botにプロミングされたシステムが、売りと買いのタイミングを見計らって、投資家の代わりに取引を行ってくれます。

条件さえ登録をしておけば、長時間取引のために拘束されることなくスムーズなトレーディングができます。

知識がなくても利益が上がる

仮想通貨の値動きは、ニュースや政府の規制などによって1日で大きく変化します。Botは市場のアルゴリズムの波長にあわせて機能するため、仮想通貨に知識がない初心者でも簡単に取引に参入できます。

市場傾向が上向きになれば、人間がニュースを察知して行動する前にコンピューターが反応し、売りのタイミングを計算してくれます。

トレーディングで一番利益を上げるためには、出来るだけ安値で買い、高値で売ることですがBotのアルゴリズムは仮想通貨のボラリティも検証し、利益率のあがりやすい取引を進めることができるのです。

誤算によるミスを防止できる

マニュアルで取引を行う場合、仮想通貨の事情に詳しくなくてはいけません。しかしながら世界中の最新のニュースや規制情報をタイムリーに取り入れるのは至難の業です。

取引所によっても取り扱う仮想通貨の種類や時間帯による時差などで、利益率が大きく変わる場合もあります。

取引手数料が安いもしくは無料という取引所でトレーディングをしてもサイトの反応が瞬時に行われ開ければ、事態が反転する場合も考えられるのです。

つまり、人間の判断によってトレーディングを効率よくするには、相当の集中力とタイミング、行動の迅速さが伴わないことには利益は得ることができません。

Botを活用すれば、このような人為的なミスやタイミングのズレ、誤算による取引のエラーを防ぐことができるのです。

ETHでも起こったBotによる値動きの波乱現象

WSJウォールストリートジャーナル紙は、BTCの価格変動はたった1台のBotによっても影響を受けることを大きく指摘しています。

今年8月に米国証券取引委員会で、いくつかのBTC上場投資信託申請が行われた際、Botの影響を懸念して申請が拒否されたことがありました。

このような現状を受け、コインリストのCEOであるアンディ‧ブルンバーグ(Andy Bromberg)氏は、仮想通貨市場でBotの活用をすることはある程度常識化されていると語ります。

仮想通貨投資を行うヘッジファンド会社バージル‧キャピタル(Virgil Capital)のパートナーを担うステファン‧クイン(Stefan Qin)氏は、独自のBotを開発して世界に数十存在するBotと対決をしていると言います。

実際2018年初頭にETHの取引上で、トレーディングに影響を与える妨害Botに悩まされた事実があると述べました。

毎分毎秒仮想通貨の価格をチェックし、裁定取引の機会を狙っていましたが妨害Botによって、他の取引価格よりも格段に安い売値でETHのオファーがかかります。

バージルは即座に安値で買い取りをしようとしますが、買い契約が完全に完了するまでに、Botによってオファーがキャンセルされてしまいました。

これによって、バージルが買いのオーダーを出したにも関わらず完了されなかったので、他の取引所のETHの価値を上げる結果になってしまったとクイン氏は指摘しています。

BTCの価格が一部のBotによってコントロールされる危険性

ウォールストリートジャーナルが問題視するBotは、仮想通貨への影響をBotの性質を変えることによって人為的に引き起こす危険性を指摘しています。

Botは仮想通貨の価格を故意に引き上げたり、引き下げたりするパンプ&ダンプと呼ばれるスキームを構築することができます。

つまり一部の投資家が、自分の利益を上げるために市場の傾向とは異なる違法操作を加える行為です。

実際にクアトロトレーダー(Quatloo Trader)というソフトには、クジラツールという機能が付帯されており、ツールによって個人売買を可能にしますが基本的には法律上認可されていません。

これによって仮想通貨価格に一種のウォッシュ取引をもたらし、市場を混乱させるため、先物や株式で慣行することは禁じられている行為です。

ウォールストリートジャーナルの報告によると、このような違法行為を繰り返す仮想通貨取引グループが存在し、6ヶ月間に約82,500万ドル、日本円にして9377千万円に相当する利益を上げていることが分かっています。

Botによって左右されるBTC価格と仮想通貨!まとめ

コモディティ先物取引委員会(CFTC)は、この事態を重くみて米国証券取引委員会が不正な仮想通貨トークンの取り締まりを強化するとともに、Botによる市場操作の取り締まりに力を入れ始めました。

当局の取り締まりによる摘発と共に、ポンプ&ダンプ方式を起用したソフトの利用者の内部告発を強く呼びかけ、通告者には多額の報酬を提供するとして一般や投資家からの協力も強く求めています。

Botを使用して仮想通貨のナビゲーションをすることは規制がありませんが、ソフトウェアが巧妙なことと、仮想通貨市場の安定性が確定していないためBotによる影響をピンポイントで摘発するのが難しいという現状が存在します。

また投資家の間ではBotによる取引を奨励する動きもあり、規制を引くボーダーラインを設定しにくくなっているのも事実です。

ウォールストリートジャーナルの市場懸念を受けてか否か、今日のBTCの価格は最近の値動きのなかでは少々下落の73万円を記録しました。

BTCの価格に影響が現れたのは、Bot関連の話題により投資家の懸念が反映した消極的な取引になったためと見ることができるでしょう。

2018103日現在>

引用:https://bitflyer.com/ja-jp/bitcoin-chart

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