イーサリアム

ICOによるETHの売り圧力は弱まる!?今週のイーサリアム(9/30〜10/6)

今週のイーサリアムは(ETH)ほぼ横ばいの220ドル台で推移

今週のイーサリアム(ETH)は概ね横ばいの推移を見せており、10月6日午前9時の時点で1ETHは226ドルとなっています。


引用:TradingView

9月29日は一時10%の高騰を魅せるもその後再び210ドル台まで下落していたのですが、10月5日以降は高い上向きのチャートを形成しており、大きな上ヒゲ陽線が描かれました。


引用:TradingView

このローソク足のヒゲから、230ドル台のラインをブレイクした後に一気に売り圧力が強まっていた事が分かります。

なお、ETHの年間の価格推移ですが、昨年同時期の10月は概ね300ドル台で推移していた事から、ついに昨年対比で今年の価格が下回ってしまうという結果となりました。

引用:TradingView

 

上記のチャートのように、現在は300ドルラインを中々ブレイク出来ない状態が8月以降から続いており、現在時価総額2位であるイーサリアムは3位のリップルにその差を縮められているのです。


引用:coinmarketcap

なお、現在リップルの時価総額は約2.3兆となっており、何度もその順位が入れ替わる局面が見受けられました。

このようにリップルが底上げを魅せる中で、今後イーサリアムがどのように変化していくのかに要注目です。

では、今週のイーサリアムに関するトピックを見ていきましょう。

ICOプロジェクトのETH売りは終わりに近く?

最大レバレッジが100倍の仮想通貨取引所「BitMEX」は10月1日、222にも及ぶICOプロジェクトのイーサリアム残高について研究レポートを発表しました。

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以前ICOプロジェクトによるETHの「パニック売り」が話題となり、各プロジェクトでは「ETHの下落から開発資金調達の為に早急にETHを売却しているのではないか」といった疑問が上がっていたのですが、今回のBitMEXのレポートによってその真相が明らかとなります。

その研究レポートを見ると、222のICOプロジェクトによって集められたETHの合計は約1,518ETHであったのに対し、2018年9月時点でのICOプロジェクトが持つETHの残高は約385万ETHとなっている事が明らかです。


引用:BitMEX 公式ブログ

なお、多くのICOプロジェクトが当初の資金調達額から利益を生み出しているとされており、その利益額はおよそ7.2億ドルとなりました。


引用:BitMEX 公式ブログ

そして、以下のチャートはICOプロジェクトにおけるETHの保有量(青グラフ)とETHの価格(オレンジグラフ)の推移なのですが、このチャートを見ると多くのプロジェクトがETHを現在より高値の時点で売却しており、最近のETHの下落を受けてプロジェクトの開発費に困るようなプロジェクトは少ないだろうという事が見て取れます。


引用:BitMEX 公式ブログ

BitMEXはこの市況に関して「今回の「パニック売り」というのは正確では無く、特段相場に影響されていない」と結論付けており、特にICOプロジェクトの開発費用の為に売られた事も考えにくく、万が一そうであっても相場への影響は限定的だとされたのです。

よって、今後大型のプロジェクトによる過度なETHの売却は考えにくく、含み損を抱えたプロジェクトの売り圧力も特段強いものとはならないと見て良いでしょう。

イーサリアム企業連合(EEA)とハイパーレジャーが相互の連合メンバーに


引用:entethalliance.org

世界の主要企業が参加する「イーサリアム企業連合(EEA)」とオープンソースのブロックチェーンプラットフォームである「Hyperledger」は、10月1日に正式に相互の組織にアソシエイトメンバーとして参画する事を発表しました。

これによって、各イベントやメンバー同士の繋がりが相互的となり、今後企業のイーサリアムブロックチェーンの採用の加速が期待出来ます。

EEAにはマイクロソフトやJPモルガンなどといった世界有数の企業が参加しており、日本ではトヨタ自動車や三菱UFJフィナンシャルグループも名を連ねています。

今後、両者の相互関係が深まる事となれば、リアルのコミュニケーションからまた新たな取り組みや採用が増えるかもしれません。

なお、今後上述した相互関係は、Hyperledgerの開発者はEEAのビジネスアプリケーションである「Enterprise Ethereum Client Specification 1.0」の仕様に準拠したコードを記述し、2019年後半にリリース予定である「EEA認定試験プログラム」を通じて認定となります。

来週のイーサリアム(ETH)の予想

今週のイーサリアムは220ドル台で推移しており、8月以降300ドル台のラインへ到達出来ておらず盛り上がりに欠けている市況だと言えるでしょう。

そしてBTCドミナンスを見ると、BTC、ETHと共に横ばいですが、依然XRPがETHと同水準の市場シェアとなっています。


引用:coinmarketcap

市場のボラティリティが落ち着き始めたETHですが、好材料に備えてホールドしておくのも良いかもしれません。

引用:TradingView

ABOUT ME
Kenta Fujii
Kenta Fujii
新卒で入社した大手金融機関では、主に広告の運用やマーケティングに従事。その後は11ヶ月で退職し、金融・フィンテック分野に特化したフリーライターとして活動中。
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