仮想通貨

韓国で仮想通貨ハッキング報告!112億円の被害が今でも盗難にあったまま!

ウォレット被害はなんと150件を超えるという驚きのハッキング報告が、韓国警察庁から発表されました。過去3年間でハッキングを受けた取引所は7件。中には1度ならず2度も被害を受けている機関も存在します。サイバーアタックへでの被害総額は?なぜハッキングにあってしまうのか?

過去3年間でハッキング件数150件以上!韓国警察庁の発表!

韓国の警察庁はこの度過去3年間に起こった仮想通貨のハッキングについて詳細を明らかにしました。仮想通貨交換に関するハッキングが7件、ウォレットのハッキングに関しては158件を数え、内91件は2018年に起こっています。

ハッキングの膨大な件数にも関わらず、摘発されたのはたった6人で犯罪経路についても詳しく把握できる資料は検証されていないのが現状です。

当局が明らかにしたハッキングの詳細には、160件相当に達する仮想通貨交換の介入は日本市場からということが分かっており、ハッキングとの関連性についても調査を進めているようです。

ハッキングによる被害総額は?

今回の韓国警察庁の発表によって明らかになった仮想通貨のハッキングは、放置することで将来的には韓国経済にダメージを与えかねないと懸念しています。

2016年以降デジタル通貨によるハッキング件数は全部で7件。違法として摘発された被害総額は11200億ウォン (1126000万円)。

警察当局のレポートを発表したチョ・ウォンジン議員は、仮想通貨による被害額は年々増加の一途をたどっているとし、2016年の3億ウォン (3019万円)、2017年には405億ウォン(406800万円) の違法撤退による被害があり、2018年は2件のハッキングに加え713億ウォン (716300万円)が現在でも盗難にあったままになっているとメディアに明らかにしました。

2016年以降レポートとして報告に挙がっているハッキングは以下の内容です。

  • Crypto exchange Ripple4y2016726
  • Yapizon2017422
  • Bithumb2017628
  • Coinis2017923
  • Youbit20171219
  • Coinrail2018610
  • Bithumb2018619

韓国警察当局が抱えるハッキングの問題

韓国では過去3年間の間に仮想通貨取引所がハッキングにあう事件が相次いでいます。現状を重く見ている警察当局は仮想通貨取引所のセキュリティ制度のチェックを強化しています。

去年行われた検査では、9月から12月にかけて10件の取引所が検査を通過できず、今年初頭には21件もの取引所がセキュリティに問題があるとして通告を受けました。

サイバー犯罪は検査当局の規定を通過した後にも起こっており、現にYoubit10月に行われた検査を通過し、CoinrailBithumbも検査通過後にハッキングが発生しています。

韓国で最も大きな取引所Bithumbにおいては、過去2回による検査通過を受けたにもかかわらず、繰り返しハッキングの被害をこうむっている取引所です。

なぜ韓国の仮想通貨取引所がハッキングにあうのか?

韓国のブロックチェーンセキュリティ会社Sentinel Protocolの共同創設者であるHMパク氏によってハッキングの現状と問題を指摘した記述があります。

パク氏は近年増加し続けるサイバーアタックについて、ハッキングの阻止や対策の前に被害を報告し、情報として蓄積できる機関が存在しないことをまず指摘しました。

金融機関の発行するクレジットカードやキャッシュカードは、発行元が事故の際の管理をし、万が一の場合に保証するシステムが確立されています。

しかし仮想通貨市場では、サイバーアタックが起こった時に詳細を把握することすら難しい現状です。セキュリティ提案をする立場から、この状況をすぐにでも奪回するべきだと強く認識していることを強調しています。

ハッキングの多くはウォレットへの侵入によって発生しました。取引所の多くはホットウォレットとコールドウォレットを分離することで資産保護に努めていますが、これは金融機関の一般的セキュリティ対策で仮想通貨業界では万全とはいえないとしています。

その理由は2つ。法定通貨の株式市場と異なり、仮想通貨取引は36524時間ノンストップで行われます。市場がオープンである以上つねにハッキングのリスクにさらされているといっても過言ではありません。

もう一つは、一度トランザクションが確定すると取り消しや訂正ができない点です。

ハッキングから資産を守る手段として、取引所がウォレットサービス会社や決済サービス会社と提携を結び、ハッカーが仮想通貨を法定通貨に変換する工程をブロックすることが可能になると言及しています。

また匿名取引などが容易にでき個人のプライバシーが確保される分散型取引所は、盗まれた通貨の取引を助長するリスクもあり、イニシアチブを必要とするところです。

分散型トランザクションによって、悪意のある取引を誤って実行してしまわないようにする技術的対策を講じる必要があるとも指摘しています。

 

韓国仮想通貨取引所ハッキング報告!まとめ

仮想通貨市場は、激しく状況が変化する発展途上にあります。新しいテクノロジーの開発のあとにサイバーアタックが、阻止するための対策にまた新しいアタックと、いまやイタチごっこのような状況を繰り返しています。

法定通貨のように現物を見ることができる物質資産と違い、デジタル世界で目に見えない資産を安全に運用するためには、まだシステムが確立されていないのが現状です。

しかし私たちはもうすでにデジタルエイジの真っただ中に生活をおいています。サイバーアタックの被害が広がる一方で、その現状を食い止める対策も急速に成長を遂げていることは間違いありません。

インターネットが初めて市場に現れた時、誰もが戸惑ったようにいま私たちはデジタルと現実社会の統合の途中にあります。

雨降って地固まるということわざがあるように、今直面している仮想通貨のハッキング問題はいずれ確固とした解決策をもって過去の産物となる日を迎えるといってよいでしょう。