ビットコイン

仮想通貨の将来性。新たな貨幣の展望とバブルの行方

新たな貨幣の概念「仮想通貨」

現在世界的なブームとなっている仮想通貨。その加熱ぶりは金融史においても有数の盛り上がりと言えます。本記事では仮想通貨を種類ごとに紹介するとともにそれぞれの将来性について解説いたします。

一つご理解いただきたいのは本記事は「投資」、すなわち仮想通貨の長期保有(数ヶ月~数十年)を考えていらっしゃる方向けであるということです。長い目で見て、着実に利益を得たいという方は是非ともご覧ください。

仮想通貨の将来性とは

仮想通貨とはお金です。つまりは円やドルと同じく、物やサービスと交換できる代物です。そしてもうすでに、ファッションや食品などの購入、動画配信サービスなどの支払いがビットコインで行える店舗やWEBサイトが多数存在します。

つまるところ、仮想通貨の将来性とは「将来的に世の中に流通するかどうか」にあると言えます。「今」儲けることが目的であるなら必ずしも将来性が重要とは言えませんが、10年後、20年後を見越しての投資であるなら、最重要項目と言っても過言ではありません。

現在の仮想通貨

今の仮想通貨市場は投機的、つまりは「利益追及」の市場である側面がかなり強く、価格が乱高下し、良くも悪くも不安定な相場であると言えます。

様々な有識者が今後についての意見を述べていますが、その意見もまちまちで少なくとも価格に関してはどうとも言えない状況です。

10年後の仮想通貨

では、10年後の仮想通貨はどうなっているのか?先間違いなく、使用できる機関は増え「実用性」の部分が強くなっているでしょう。

現在、1000種類以上の仮想通貨がありますが、その中で実際に世の中に流通するのは、おそらく一握りでしょう。つまり、今後世の中に出回るであろう、その一握りの仮想通貨を保有していれば、将来的な利益につながる可能性が高いと言えます。

ビットコインとブロックチェーンシステム

「元祖仮想通貨」とも言えるのがビットコインです。他の仮想通貨とは別格で、仮想通貨の基軸とも言うべき存在です。

そもそも、なぜビットコインはこれほどまでに注目を集めたのでしょうか?単なるデータ上の通貨であるなら、電子マネーで十分なはずです。

の秘密はビットコインの根幹とも言える「ブロックチェーンシステム」にあります。

ブロックチェーンとは

ブロックチェーンシステムとは「改竄、不正が不可能な非中央集権型の分散型ネットワーク」です。

例えば、財布の中にある紙幣あるいは硬貨では、そのお金が一体どういう経緯で自分のもとに来たのか知ることは不可能ですが、ブロックチェーンシステムは、誰が何のために誰に支払ったのかといった経緯を文字通りチェーンのように数珠繋がりに記録し、それを不特定多数の人物で監視します。

つまり、1枚のコインの過去の経緯を遡って観ることが可能であり、不正な取引などはすぐに発覚します。データの改竄も中央サーバーが存在せず、複数の人間で共有し管理するシステムではハッキングなども効果はありません。

円やドルといった法定通貨にとっての中央銀行のようなメインサーバーが存在せずとも流通し、なおかつより優れたセキュリティを築く通貨システムは、まさに大発明とも言えるほど画期的なものです。

ビットコインバブルは終焉か?継続か?

韓国の規制により価格が大暴落したことが話題となり、現在の価格推移は1年前ほどの急上昇はなく、比較的緩やかな推移と言えます。

価格については正直なところどうなっていくのか、何とも言えず、投機的な旨味はもうなくなったとも言われています。しかし、一方で著名なエンジニアのJameson Lopp氏が「2020年までにはビットコインは2800万近くになるだろう」と発言、つまりは今のさらに100倍以上になると予測しています。

何れにしても、ビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)も注目されるようになった今では、かってのような大きな上昇は難しいだろうと予想できます。

ビットコインの将来性

では、ビットコインは今後廃れていってしまうのかと言うと、それは無いであろうと推測しています。もう既に、ビットコインで購入できるモノやサービスが存在し、十分では無いにしろ流通していると言えるのは、現在のところビットコインのみだからです。

つまりは「将来性」と言う点では、最も信頼度が高いのがビットコインです。そして今後もビットコインで買えるものが増え、ビジネスや寄付など大規模な取引で使用されると仮定すれば、ビットコインの需要は増えこそすれ、減ることはないと言えます。

短期的な保有で利益を追及するには向かないかもしれませんが、数年~数十年単位の保有であれば、まだまだ可能性のあるコインであると思います。

「アルトコイン」とは

アルトコインとは「ビットコイン以外の仮想通貨全般」のことです。その種類は1000種類以上存在し、将来的な展望も期待されているコインが多数存在します。

価格はビットコインよりはリーズナブルで、仮想通貨初心者が手を出しやすいのも特徴です。しかし、注意していただきたいのが、発展途上がゆえ価格の変動が激しく、価値が暴落してしまう可能性も高いという点です。

では、アルトコインではどのような点に注目すべきかと言うと、単純に取引量が多いコイン、つまりは「人気のあるコイン」に投資することをオススメします。

将来性大の注目のアルトコイン

人気があるということは「将来性が期待されている」ということなので、投資対象として有力なのはもちろんですが、近々大幅に価格上昇する可能性があるということでもあります。そのため、短期的な利益を得るのにも適しています。

加えて、同時になぜ人気なのかについても、考慮すべきです。根拠もなく、ただ一時的な加熱により上昇しているようなコインはすぐに冷めてしまう可能性が高いです。

そこで、今注目のアルトコインをどのような点に期待が持てるかも含めてご紹介します。

1. イーサリアム(ETH)

仮想通貨市場では、ビットコインに次ぐナンバー2のコインと称されるイーサリアム、あのホリエモンが絶賛したことでも話題になりました。

イーサリアムの特徴はブロックチェーンの他に「スマートコントラクト」というシステムを採用していることです。これは売買の記録だけでなく、「契約」も一緒に記録することです。

例えば、1000円分のイーサリアムを他者に貸したとします。そしてその際「3ヶ月以内に利子10%をつけて返すこと」という約束も同時に記録できるのです。

個人のやりとりでは、あまり使わないかもしれませんが、企業間つまりはビジネスシーンにおいてはビットコイン以上に活躍する可能性を秘めたコインと言えます。

2. リップル(XRP)

リップルは正確に言うと仮想通貨の名前ではなく支払いシステムのことで、そのシステムで動く仮想通貨をXRPと言います。しかし、世間的にはリップルコインとして名が通っています。

この通貨の特徴は「取引時間の速さ」にあります。ビットコインを取引に使用した場合、その情報がブロックチェーンに記録されるまでおよそ10分程度かかります。

それでも十分早いと言えますが、リップルはなんと数秒で決済できます。使い勝手と言う意味ではビットコイン以上とも言えるコインとして今注目を集め、価格も急上昇しています。

3. ゲームクレジット(GAME)

その名が示す通り、オンラインゲームで使える仮想通貨です。実は以前からゲーム内で使えるお金である「ギルド」や「G」も立派な仮想通貨に分類されます。

そしてこのゲームクレジットという仮想通貨の最大の特徴は「どのオンラインゲームでも使える」という点です。もちろん運営側が採用していればの話ですが、採用さえしていれば会社も国も関係なく流通するということです。

オンラインゲーム人口は億にも届く勢いで増え続けています。もし、このゲームクレジットが世界規模で流通すればゲーム内のお金も「資産」として認められる日が来るかもしれません。

今注目を浴びる「草コイン」とは

最近、話題になる「草コイン」。英語ではシットコインと汚い意味で呼ばれるこのコインは、厳密にはアルトコインに分類され、売買の基本原理も全く同じです。

一般的なアルトコインとの違いは価格の安さにあります。1コイン1円未満で購入することができ、もし注目を集め急上昇すれば大儲けできる可能性を秘めています。

しかし大きなリターンと同程度のリスクもあり、ほとんど価値が無くなってしまう可能性すらあります。そして現在はどちらかというと「投機市場」であると言えます。

投機市場のギャンブルコイン

短期的な利益を求め、短い期間(数十秒~数日)で売買を繰り返すことを投機と言いますが、これはいわゆるギャンブルと同じで、利益の奪い合いとも言える行為です。

そして草コインはその将来性の薄さやリスクの大きさから長期保有のユーザーが少なく、投機目的のユーザーによる細かな売り買いで価格が乱高下しがちです。

初心者にはオススメできない

この手のコインは初心者が手を出すのはやめた方がいいでしょう。というのも、投機市場というのはプロやセミプロのトレーダーが凌ぎを削る弱肉強食の世界だからです。

FXにも通じるものがあり、短期売買を繰り返すトレーダーは市場の動向を読み、相手のミスによって利益を得るような手法を使います。

そのミスを誘発される、平たく言えばカモにされるのは、相場慣れしていない初心者などの弱者です。ゲーム性が強いので面白くもあるのが投機市場ですが、本当に大事な資産を投入するのはやめておきましょう。

仮想通貨は長期的な視野での投資を

仮想通貨は現在のところは投機的な側面も強く、短期的な利益を求めての参加者も数多くいます。もし本記事を読んでいただいている方が、一攫千金を狙うのであれば現在は比較的チャンスが多い市場と言えるでしょう。

しかし、本来の仮想通貨は「実用性」が重要と言えるものであり、それが「将来性」へとつながるのです。大事な資産をしっかりと管理し、着実に増やしていきたいのであれ、ばこの記事で述べたような点に注目して適切な投資を行ってみてください。

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