ビットコインキャッシュ

ビットコインキャッシュの将来性は?コインの特徴と今後の見通し

ビットコインから派生した「ビットコインキャッシュ」

仮想通貨の中でもよく目にするものの一つに「ビットコインキャッシュ」があります。仮想通貨の代表格でもあるビットコインの名を冠していますが、ビットコインとは何が違うのでしょうか?

ビットコインキャッシュの特徴や将来性について見ていきましょう。

ビットコインキャッシュとは

ビットコインキャッシュは、ビットコインのハードフォーク(分裂)が行われたことで生まれた仮想通貨です。

ハードフォークと言われてもよくわからないという方もいると思いますので、まずは簡単にハードフォークの説明をしておきます。

ビットコインなどの仮想通貨には「ブロックチェーン」という技術が使われており、その通貨の取引記録が鎖のように連なったブロックにすべてデータとして保存されています。

ブロック一つに保管できるデータ量が決まっているので、取引量が多くなると処理に遅延が発生し、送金が遅れるなどの問題が起こります。この際、その問題をブロックの容量を大きくすることで解決しようとしたときに生じるのがハードフォークです。

ハードフォークではブロックチェーンの仕様変更を行うことでブロックチェーンが二つに分かれます。それぞれのブロックチェーンは仕様が違うので当然互換性を持ちません。そのため、分岐したブロックチェーンは二度と交わることなく、その後も続いていきます。

結果として、二つの独立したブロックチェーンが続いていくことになり、一つしかなかった通貨が二つに分かれ、通貨の種類が増えるのです。

ビットコインにもこのブロックサイズの問題があったため、201781日にハードフォークが起こり、1ブロックの容量が大きいビットコインが誕生しました。これがビットコインキャッシュです。

ビットコインキャッシュの将来性

ビットコインキャッシュはビットコインが分岐したことで生まれた通貨なので、使用されている技術や本質的な価値はビットコインとほぼ同じです。

むしろブロック容量が大きくなり、取引が早くなった分、ビットコインキャッシュの方がビットコインよりも価値があると判断する見方もできるでしょう。

取引承認が早い方がユーザーにとっても使いやすく、価値が出て価格も高騰するという主張は確かに一定の説得力を持ちます。

しかし、ブロックサイズが大きくなるということは、ブロックを生成するマイニングにも多くのエネルギーが必要になるということです。

すると、力を持っている一部のマイナーだけがマイニング可能になり、強い権力を持つようになってしまいます。その結果、ビットコインの重要な価値の一つである「非中央集権制」が失われる可能性も高いのです。

ビットコインキャッシュなどのビッグブロック型の通貨を支持する人たちは、スピードなどの機能性を重視し、ビットコインのようなスモールブロック型の通貨を支持する人たちは、非中央集権制を重視しています。

どちらが通貨として優れているのかはまだ分かりませんので、これからも議論が続いていくことになるでしょう。

ビットコインキャッシュはビッグブロック型通貨の可能性を追い求めた人たちの思想によって生まれた通貨です。ブロックサイズについての議論が続く限り、ビットコインキャッシュの価値は十二分に存在します。

そういった意味で今後も一定数の支持を集め続け、価値を高めていく通貨であるといえるでしょう。

ビットコインキャッシュの特徴

ビットコインキャッシュの特徴は、ブロックサイズが大きいことによる取引承認の速さと手数料の安さです。

ビットコインのブロック容量が1MBであるのに対して、ビットコインキャッシュのブロック容量は8MBです。ビットコインの8倍もの取引データを一つのブロックで扱うことができます。

1ブロックの生成にかかる時間はビットコインもビットコインキャッシュも約10分程度ですが、ブロックサイズが違うので1つブロックが生成できれば、ビットコインの8倍の取引データを保管することができます。

また、ビットコインに比べて非常に手数料が安いです。ビットコインはブロック容量が小さい分、取引承認に時間がかかります。そのため、すぐに承認してもらうためにはどうしても手数料が高くなってしまうのです。

その点で、ブロックサイズを大きくしているビットコインキャッシュは手数料の心配はいりません。

ビットコインキャッシュを持つことのメリット

ビットコインキャッシュを持つことのメリットは送金速度の速さと手数料の安さです。2017年の仮想通貨ブームでビットコイン投資を始めた人の悩みの種になっていたのが送金速度の遅さでした。

送金速度は取引承認速度と相関関係にあるので、ブロックサイズの小さなビットコインよりもビットコインキャッシュの方が速くなるのは当然です。

投資目的で仮想通貨を持っている場合、送金の遅延は機会損失につながる恐れがあります。ビットコインを持っておきたいが送金速度が気になるという方は、多くの点でビットコインと共通しており、比較的送金の速いビットコインキャッシュを所持しておくと良いでしょう。

手数料の安さは前述した通りです。ブロックサイズが大きく、マイナーの負担が少ないので手数料はビットコインに比べ安くなっています。

ビットコインキャッシュを持つことのデメリット

続いてビットコインキャッシュのデメリットを見ていきます。

まずは、まだ使用できる場所が非常に少ないことです。昨年8月に誕生したばかりの通貨ということもあり、ビットコインキャッシュ決済ができる場所を見つけることは困難です。今後、使用可能な場所が増えることを願うしかありません。

また、ブロックサイズが大きいため、マイナーの力が分散されず、一定のマイナーが力を持つ傾向になりやすいです。そのため、例えばマイナーがどこかの国に偏っているときに、その国が仮想通貨マイニングに関して何か規制をかけるようなアクションを起こせば、それだけで機能不全に陥ってしまう可能性があります。

ブロックサイズが大きいということは、常にそのような危険性をはらんでいるということを念頭に置いておく必要があるでしょう。

ビットコインキャッシュの取り扱いがある国内取引所

それでは最後にビットコインキャッシュの取り扱いがある国内の取引所を確認しておきましょう。国内で現在ビットコインキャッシュの取り扱いがある取引所は主に次の6つです。

  • bitFlyer
  • Zaif
  • coincheck
  • bitbank
  • GMOコイン
  • DMMBitcoin

DMMBitcoinではビットコインキャッシュはレバレッジ取引のみ可能です。その他の取引所では現物取引が可能です。

手数料はbitFlyer0.2%で、他は0%です。そのため、何よりも送金速度を考えるのであればbitFlyerの取引所を使うと良いでしょう。

なお、販売所はbitFlyercoincheckGMOコインの3つにあります。(20182月現在coincheckは取引を停止しています。)

Coincheckに関しては、20171月に発生したハッキング事件で安全性が疑問視されているので、特別に理由がないのであれば、「セキュリティファースト主義」を掲げているbitFlyerを利用するのが良いでしょう。

明確な思想を持つビットコインキャッシュ

ビッグブロックの通貨を信じる人達の思想により、ビットコインキャッシュはビットコインから分岐して生まれました。

2018年前半にはビットコインのハードフォークが多く予想されており、フォークコインを付与してもらえると考えている人も多いようです。しかし、それらのコインの多くは思想のないまま計画されている通貨であり、分岐したとしても、マイナーの支持が受けられず価値が付く可能性は低いです。

ビットコインキャッシュは思想があるからこそ、多くのマイナーの支持を受けここまで価格を上げてきた、数あるアルトコインの中でも非常に将来有望な通貨と言えるでしょう。

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