イーサリアム

ETHのハードフォークは延期?今週のイーサリアムの価格変動とニュース(10/13〜19)

今週のイーサリアム(ETH)は5%上昇で200ドルラインへ戻す

今週のイーサリアム(ETH)は、190ドル台へと下落した先週からおよそ5%程成長し、15日以降は200ドルラインへと価格を戻しました。

先週の11日は世界的な株安の影響もあって仮想通貨市場が全体的に下落しましたが、15日にETHは一気に200ドル台をブレイクし、2時間で15%程の高騰を魅せました。

大きな上ヒゲを魅せたチャートは220ドル台に突入した時点で反発しており、その後は200ドル台のレンジ相場となりました。

また、昨年対比でETHの価格はおよそ-35%の下落となっており、賑わいを魅せた昨年に比べ盛り上がりに欠ける市況となっています。

なお、今月開催されたG20の報告では、引き続き仮想通貨は「世界の金融の安定を脅かすものではない」といった報告が金融安定理事会(FSB)より発表されました。

今回のG20では前回同様に具体的な政策や規制といった案は出ておらず、依然市場を監視し続けるといった状態となっています。

ですが、今後の仮想通貨市場の拡大によっては将来金融市場の安定に影響が及ぼされる事も見解として主張されており、注意深く市場の監視が必要だとされました。

では、今週のイーサリアムに関するトピックを見ていきましょう。

イーサリアムのハードフォークは延期?その開発進捗は

イーサリアムで当初10月14日に予定されていた、大規模なアップグレードとなる「コンスタンティノープル」へのハードフォークが遅延しており、主要なテストネットである「Ropsten」のネットワークが停止している事が明らかとなりました。

コンスタンティノープルとは?

イーサリアムの大型アップデートである「Metropolis(メトロポリス)」内の、ビザンチウムに続くアップデートのこと。

コンスタンティノープルでは「セキュリティの強化」や「スマートコントラクトの簡素化」、そして「PoWからPoSへの移行準備」などが行われる予定となっている。

イーサリアムのMetropolis(メトロポリス)とは?今後のアップデートを解説イーサリアムのMetropolis(メトロポリス)とは? Metropolis(メトロポリス)とは、イーサリアムにおける大型ア...

今回のコンスタンティノープルへのハードフォークは4,230,000ブロックの時点でテストネットRopstenの上で実施される予定だったのですが、そのRopstenのネットワークが4,299,999ブロックの時点で停止していたのです。

イーサリアムの技術開発に取り組み、ノードやAPIを提供しているinfura社は、自社のTwitterにてRopstenが現在使用不可能である事を公表し、そのコンセンサスに問題があるとも述べていました。

また、この事態を受けてイーサリアムの開発者であるAfri Schoedon氏は「2018年のコンスタンティノープルは実施しない」といった旨のTweetを投稿しました。

https://twitter.com/5chdn/status/1051194779890003974?s=20

そして翌日には、テストネットRopstenに大きな問題がある場合は年内にコンスタンティノープルを実施出来ないとし、本日19日にイーサリアム開発者による会議が行われるとされました。

https://twitter.com/5chdn/status/1051399202549448704

 

イーサリアムはこれまでFrontier(フロンティア)、Homestead(ホームステッド)といった大型アップデートを経てきましたが、今回で3回目となるMetropolis(メトロポリス)に関するコンスタンティノープルのアップデートは、今後のイーサリアムにとって非常に重要な要素となります。

このメトロポリスと、4回目の最終アップデートとなるSerenity(セレニティ)を経る事で、イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムであるPoWがPoSへと完全に移行する為に、開発進捗次第では価格にも影響が出る材料となるでしょう。

イーサリアムに特化した「GO!WALLET」がiOS版アプリのサービスを開始


引用:GO!WALLET

東京に本社を置く株式会社スマートアプリは、今まで開発中であったイーサリアムに特化しブロックチェーンゲームや分散型アプリケーション(Dapps)をスマホから簡単に利用する為のウォレットアプリ「GO!WALLET」のiOS版アプリのサービスの開始を発表しました。

同ウォレットアプリはイーサリアムのERC20、ERC721に対応しており、Dappsやブロックチェーンゲームに連動した仮想通貨トークンが一元管理出来るウォレットです。

現在日本でも様々なイーサリアムを用いたブロックチェーンゲームが開発・利用されていますが、まだまだトークンの管理方法は海外のウォレットが主流であり、ユーザーにとっては不透明な部分もありました。

しかし、日本発のイーサリアムウォレットがより健全に普及すれば、今後日本でのブロックチェーンゲームやDappsアプリの利用ユーザーの拡大に繋がるでしょう。

なお、GO!WALLETは今後iOSアプリのみならず、Androidに対応したアプリもリリースする予定となっています。

今週のイーサリアム(ETH)のまとめ

今週は先週対比でやや価格を上げてきたETHですが、依然そのボラティリティは低く、まだまだ過去のような勢いある市場に復活したとは言えません。

なお、ビットコインドミナンスを見るとETHが約10%、続いてXRPが約8%となっており、以前ETHはXRPに時価総額を追い越されてしまったものの、その差は再び広がっています。


引用:coinmarketcap

どんどんと高値の更新から遠ざかっているETHですが、直近まずは210ドル台のラインをブレイク出来るかが鍵となってくるでしょう。

※記事内チャートは全てTradingViewより引用

ABOUT ME
Kenta@フリーライター
Kenta@フリーライター
新卒で入社した大手金融機関を11ヶ月で退職し、仮想通貨・ブロックチェーンに特化したフリーライターとして活動中。現在は場所を選ばず住所不定の”Decentralized”な生活を満喫している。
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