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リップルの決済はとにかく早い。そのシステムや特徴を解説

世界中から注目される「リップル」

世界の金融機関から注目を浴びる仮想通貨「リップル」。ビットコインの決済に比べて、リップルの処理速度は極めて早いです。

海外の仮想通貨取引所から、国内の仮想通貨取引所に送金するときの決済スピードの差は、ビットコインが1週間以上かかるのに対して、リップルは1時間程度と比較にならないほどの早さの違いがあります。

上記のような類を見ない決済スピードから、国内のみならず、海外の金融機関からも注目され、リップルのシステムを採用する金融機関も少なくありません。

今回は仮想通貨の中でも屈指の決済スピードを誇るリップルの仕組みと特徴について、解説します。

リップルは仮想通貨ではない?

厳密にはリップルは仮想通貨ではありません。リップル社が開発した「支払いシステム」になります。リップルはプロトコル(*)とも呼ばれ、低コストで高速な決済を行うために決められたルールのことを指します。

*プロトコル…通信規約。コンピューターが相互に通信するために統一されたルールのことHTTPやSMTPといったものが挙げられる。

XRP」リップルは支払いシステム

正確には「XRP」が仮想通貨であると言えますが、単に「リップル」と呼ばれたり、「リップルコイン」と呼ばれたりすることもあるので、頭の隅に覚えておく程度で構いません。

仮想通貨取引所で取引される「XRP」は仮想通貨で、リップルの支払いシステムの中で使える仮想通貨という位置づけになります。

従来の決済システムに代わるものとして開発

インターネットの普及とともに海外送金の頻度は増えました。しかし、海外への送金は時間やコストが高くつき、それにも関わらず技術的な改革が進んでいなかったのが現状です。

そのため、リップル社は電子メールを送るくらいの感覚で簡単に送金できる仕組みを開発しました。それがリップルです。

リップルの決済は圧倒的に早い

リップルでは独自に開発されたコンセンサス・システム(*)を採用しています。リップルでは信頼できる一部の承認者による合意で取引を承認していくため、不特定多数のビットコインに比べると格段に早いスピードで決済が可能です。

*コンセンサス・システム…複数の人による合意を採用するシステムのこと。

具体的には4秒程度で承認されるといわれています。これはビットコインが数分から数十分かかることから、その早さが伺えますね。

信頼できる一部の承認者はリップル社が管理しているサーバーが決めているため、リップルはリップル社が管理している仮想通貨と言われています。

リップル社が管理している仮想通貨

他の仮想通貨は管理する中央機関が存在しません。それに対してリップルはリップル社が管理する仮想通貨という部分が一番の違いでしょう。

リップル社が管理していると言っても、ブロックチェーンを用いて台帳自体は公開しているため、取引情報は誰でも見ることができます。

発行枚数が1000億XRPと決まっている

リップルは発行枚数が1000XRPとあらかじめ決められています。したがって、新たにコインを発行するマイニングも存在しません。

この1000XRPはすでに発行されており、リップル社が保有しているXRPと市場に流れているXRPが全てで、現状では増える見込みはありません。

手数料として市場のXRPは徐々に減っていく

リップルでは取引ごとに発生する手数料は利用者だけでなく、リップル社にも還元されず消滅します。手数料はリップルネットワークを悪意ある攻撃から守るために存在します。

少額を連続送金するようなネットワークに負荷をかける行為も、攻撃のたびに手数料が発生するため、いずれは攻撃者の資産が尽きるためです。

リップルは他の通貨と自由に交換できる

XRPはドルや円といった通貨と自由に交換できる機能があります。2015年にはオートブリッジ機能も追加されて、マイナーな仮想通貨との取引も可能になりました。

これにより市場に流動性をもたらすことができるようになり、投資対象としても期待されるようになりました。

IOU取引

IOU取引とは「I owe you(私はあなたに借りがある)」の頭文字から取られています。「IOU」とは簡単にいうと借用書になり、IOUはリップル社ではなく「ゲートウェイ」と呼ばれる機関が発行します。

ゲートウェイからIOUを購入することができる

ゲートウェイは銀行窓口だと考えるとイメージがしやすいでしょう。私たちはゲートウェイを通じてIOUを購入することができます。

仮想通貨取引所に日本円を預けると「JPY」という単位で、預けた日本円と同額のJPYが発行されますね。これも一種のIOUと言えます。

ゲートウェイが払い戻しをしないとIOUの価値がなくなる

ゲートウェイがJPYを日本円に替えてくれない場合、IOUの価値はなくなってしまいます。そのため、IOUを発行するゲートウェイは信頼できる企業を選ぶ必要があります。

日本では東京三菱UFJ銀行やみずほ銀行といったメガバンクが参加しており、信頼できるIOU取引ができるようになるでしょう。

リップルの今後の展望

今回はリップルの決済の早さ、他の仮想通貨にはない特徴や魅力について解説させていただきました。日本のメガバンクも参入を決めており、金融業界でリップルが普及すれば更にリップルの価値は上がると思われます。

提携先の企業が多くなればなるほどリップルの価値は高くなるので、この機会にリップルに投資してみてはいかがでしょうか?

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