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今週の仮想通貨市場は一時2,200億ドル台へと回復
先週は全体的な価格低迷によって2,000億ドル台まで落ち込んだ仮想通貨市場ですが、今週(11/5〜11)の仮想通貨市場は一時2,200億ドルに達する上昇を魅せています。
今週は時価総額上位に位置する主要通貨のリップル(XRP)やビットコインキャッシュ(BCH)がそれぞれ高いパフォーマンスを発揮した事もあり、市場全体もその影響を受ける事となりました。
今週のリップル(XRP)の価格や最新トピックについてはこちら!
今週のビットコインキャッシュ(BCH)の価格や最新トピックについてはこちら!
【時価総額2位〜100位】今週のアルトコイン上昇率ランキング
今週1週間(11/5〜11)は主要通貨が大きく上昇を魅せており、その中でもリップル(XRP)、ステラ(XLM)などが10%以上の成長となっています。
引用:Coin360
そして、今週特に上昇を魅せた時価総額2位〜100位のアルトコインの内、上位5通貨は以下です。
(※数値はいずれも11/5〜11 午後12時頃までの計測)
- Etheera(ETA) +348%
- WAX(WAX) +38%
- Decentraland(MANA) +22%
- Revain(R) +21%
- MaidSafeCoin(MAID) +12%
では、以下よりその内の上位3位を紹介していきます。
1位 Etheera(ETA)【95位】
現在時価総額95位のEtheera(ETA)は今週348%の高騰を魅せました。
Etheeraとは、スイスに拠点を置くIZ Immobilien Kriens GmbHによって2017年より誕生したプロジェクトであり、ブロックチェーンを活用した不動産取引のプラットフォームを構築します。
Etheeraは11月7日に仮想通貨取引所「Bitker」に新規リストアップされ、11月10日には様々なERC20トークン同士を交換する事が出来る「EtherShift」でも交換可能となった事を公式ブログにて発表しており、その進捗を着々と進めています。
そのEtheeraの価格は11月9日以降大きな高騰を魅せており、11月1日から11日現在までで約400倍にも成長しています。
なお、現在Etheeraの大半が取り扱いされているのは「TokenStore」ですが、比較的取引ボリュームが大きくは無いことから、今後の大きな下落に注意したい所です。
2位 WAX(WAX)【61位】
現在時価総額61位のWAX(WAX)は、今週38%の高騰を魅せています。
WAXとは、ブロックチェーン上でゲームアイテムの売買が可能なプラットフォームであり、「OPSkins Group Inc」と呼ばれる、世界最大規模のゲーム内アイテム売買サイトを手掛ける会社によって誕生しました。
WAXは昨月末に「WAX Blockchain」のアップデートを完了させており、今週は仮想通貨市場全体の影響も受けて大きく上昇しました。
$wax on fire pic.twitter.com/P5dxoBWT2X
— CryptoShelby (@CryptoNewton) November 8, 2018
なお、WAXは現在「Bittrex」にて最も取引されており、他にも「UPbit」や「Cashierest」といった韓国の取引所でも多く流通しています。
3位 Decentraland(MANA)【69位】
現在時価総額69位のDecentraland(MANA)は、今週22%の高騰を魅せました。
Decentralandとは、ブロックチェーンを用いたVRプラットフォームであり、VR上の仮想現実の空間で土地や建物を売買する事が出来ます。
このDecentralandは11月10日、ブロックチェーンを用いてお金の貸し手と借り手をマッチングさせるローンプラットフォーム「Ripio Credit Network(RCN)」と提携し、DecentralandのVR上に存在する土地や建物を、既存の住宅ローンのようにローンを組んで購入出来るシステムを構築しました。
これによって、DecentralandのユーザーはVR上の不動産を住宅ローンを使って購入可能となり、それに伴い今後より本格的に同プラットフォームを活用するユーザーが増えて行く事が予想されます。
なお、Decentralandの独自通貨である「MANA」は現在「Binance」で多く取引がされており、11月9日は過去最高水準の取引高を記録しました。
引用:Binance
今週のアルトコインのまとめ
今週も大きく価格が動いたアルトコインが多くありましたが、アルトコインは基本的に「開発進捗の更新」「パートナーシップとの提携」「仮想通貨取引所への新規上場」などといった3つの要因を基に上昇します。
よって、各プロジェクト毎に「プロジェクトに関するSNS(TwitterやYouTube)に随時コンテンツがアップされているか」「公式ブログなどにプロジェクトの進捗が更新されているか」などの情報を見ておいた方が良いでしょう。