仮想通貨

仮想通貨やトークンの価格にダメージを与えているのはSECの規制不確実性か?!

仮想通貨市場はここのところたくさんのプロジェクトの立ち上げやブロックチェーンテクノロジーのコラボレーションによって明るい相場を反映していました。しかしいまだに明確にならないSECの規制が原因で価格の伸びに陰りが!

BTCの低下に伴って?降下し続けるトークン!

この24時間のBTCの価格推移をご覧いただくと、上昇傾向と見られていた相場は10%も下降しています。ここ何か月か6千ドル前半に定着していたBTCは、1114日から15日にかけて降下をはじめ、現在は10%以上の低値の56百ドルです。

引用:https://finance.yahoo.com/quote/BTC-USD/chart?p=BTC-USD

BTCの下降に同調するかのようにトークンの流れは一様に下落を続けています。24時間内のトークン価格と推移を表したトップ10トークンのグラフをご覧いただくとTether以外のトークンはほぼ全銘柄下降を続けており、ICO事業の開発や新規格に力を注いでいるBAT0x15%18%の下げ幅を表示しています。

引用:https://coinmarketcap.com/tokens/

 

プロジェクト開発にも関わらず下降してきたトークン

最近特にETHベースのトークンを基準とするプロジェクトがたくさん立ち上げられてきました。ところがどのプロジェクト開発もトークン価格に反映されることなく低迷が続きています。代表的な事業開発を振り返ってみましょう。

韓国Walton Blockchain研究所によるChild Chain開発

引用元

韓国のウォルトンブロックチェーン研究所の設立以来、ウォルトンチェーンの技術的な強みとアプリケーションの見通しは、韓国企業の注目を集めてきました。

7月に、韓国最大の仮想通貨侵害情報プラットフォームMoneynetが協力の意向に達し、Child Chain Development Agreementに署名を交わしています。この同意協定で Moneynetはウォルトンチェーンエコシステムの第3のチャイルドチェーンに昇進したことになります。

韓国最大の仮想通貨情報プラットフォームと協力し、ブロックチェーン技術のサポートを提供することにより、ブロックチェーンサポーターや投資家にとって情報の正確性を保証できると期待されています。

Liskのバグバウンティプログラム

https://twitter.com/LiskHQ/status/1058055452641161216

 

リスクが111日に発表したバグバウンティセキュリティプログラム。
コインベースなどの仮想通貨取引所や一般のIT企業などでもセキュリティ確保のために取り入れられているシステムで、Lisk Coreで特定されたバグやセキュリティ上の欠陥に対する報酬を提供し、ユーザーの関心を引くとともに安全管理の強化を図るための対策です。

報酬の金額は非常に高額でリスクの度合いにあわせて、小レベルが2百ユーロ、中レベルが千5百ユーロ、高レベルが25百から5千ユーロと設定されており、それ以上の深刻な妨害にはケースバイケースで報酬が支払われます。

ICONのソウル都政とのブロックチェーンプロジェクト

引用元

111日に発表された韓国のICONが政府と共同で進めたブロックチェーンテクノロジーとは、市民に活用してもらうプラットフォームです。このシステムによって利用できるようになるのは、ICONブロックチェーン基盤の身分証明書、投票システム、S-Coin決済システムの3つ。

ソウル市では市長が大々的に仮想通貨促進を進めており、ICONとの事業によってさらに進化したテクノロジーの発展へと約120億円もの予算を投資する計画も立てられています。

ICONではこのプロジェクトのほかにもシンガポールのベンチャーキャピタルTRIVEとの提携による教育システムへのブロックチェーンテクノロジー導入を検討しているようです。

大手仮想通貨取引所Coinbaseに上場で急騰したBAT0x(ZRX)

0x(ZRX) BATの一時的高騰については記憶に新しいかもしれません。大手の取引所Coinbaseでの取引開始のニュースを受けて一時高値を更新し、順調に価格を伸ばしていた通貨です。ZRXが上場した時のニュースはこちらのTwitterにツイートされています。

11月に入ってからBATの上場が決定した時のツイートがこちら。上場のニュースの時点から比較して全体では36%もの下げ率を記録しているBATです。

 

トークンが伸び悩んでいるのはSECが大きな要因

前述でご紹介したようにトークン業界はブロックチェーンテクノロジーを駆使した新しいプロジェクトの開発や、大手の取引所での上場で広がりをみせています。ところがその価格は実際に相場には反映されていません。この大きな要因はSECの規制にありました。

CoinbaseSECによって未登録証券の分配の対象となる可能性があるため、プラットフォーム上の上場を慎重に進めてきました。しかしながらここにきて上場しているBATZRXのリストは、2つのトークンが米国の地方金融当局によって定められた既存の規制内では有価証券とみなされないことを確認しています。

さらに政府執行弁護士、および証券訴訟弁護士のKobreKim氏そしてJake Chervinsky氏は、SECは多くの仮想通貨取引および初期コイン‧オファリング(ICO)プロジェクトを停止する予定をしていることも明かしています。

公式発表では、EtherDeltaの共同設立者であるZachary Coburnが、解約時に30万ドルの差し戻し金を支払うことに同意したことと、原告の釈放に先立ってCoburnSECの間で和解したことを示す損害賠償金75,000ドルを提示したとしています。

Chervinsky氏はこれら政府の決定をうけて次のように意見を述べました。

ほとんどの執行措置は、被告(悪い報道から)と政府(損失と矛盾から)の両方を守るために解決されるまで、機密に保たれます。

たいていはニュースが発表される前に事態が解消されます。実際SECが今年初めに出したすべての召喚状を覚えているひとはいますか?あなたが最近SECの会報を聞いたことがないという理由だけで、数十件の捜査が舞台裏で行われているわけではありません

遅かれ早かれ、水門が開くことになるでしょう。

今後のICOプロジェクトやトークンの行方は?まとめ

後の数ヶ月で、仮想通貨にまつわる事業はSECによってプロジェクト進行の妨げとなってしまうことは否めない事実のようです。トークンを取り巻くICO市場における規制の不確実性は、投資家から小規模な時価総額の仮想通貨全体への自信の低下につながってしまいます。

SECが確実な規制に対する対応を確立するまで、トークンの流出は免れないと考えられるでしょう。トークンへの不安定な規制の影響がBTCや代表的コインにも影響を及ぼさないことを祈り、ポジティブな姿勢を持ち続けたいものです。