イーサリアム(Ethereum/ETH)

BTCのみならずETHもストーンエイジへ逆戻りか?ICOプロジェクト低迷はどこまで続く?

BTCの低迷が続く中それに肩を並べるようにETH2桁を目指して急降下を続行中です。仮想通貨市場全体が停滞を続ける理由は一体どこにあるのか?ICOプロジェクトが発展する将来は?

ETH18ヶ月ぶりに急降下!このまま下がり続けるのか?

BTCの巻き返しと強気相場を信じてきた投資家たちにとって、ETHの価格ドロップは低迷に拍車をかける仮想通貨全体のストーンエイジ突入への暗示ともいえる状況を感じざるを得ない急降下となりました。

引用元

ETHは、2018年の初頭にBTCや他の仮想通貨同様に最高千4百ドルを記録するETHバブルを見せました。以降ETHは徐々に下降をはじめ、今週は126ドルまで落ち込む下げ値となりました。11ヶ月にわたる緩やかな下降ラインは1月から比較して91%もの大きなクラッシュとなっています。

ETHが最初に3桁の価格に上昇したのは2017年の5月以降のこと。それまでは長いストーンエイジと呼ばれる7ドルから10ドル付近を上下する低迷期があり、20176月に初めてETHの急高騰を記録。300ドルを超えたETH250ドルあたりをサポートラインとして2018年のバブルへと一気にスピードを上げていくのでした。

専門家の間では今回のETHの降下傾向を2017年以前のストーンエイジに例えて、このままの状況では2桁台の価格に突入してもおかしくないとする意見もあるようです。

ETHの降下はICOプロジェクト失態によるツケ?

EtherDeltaによる未登録トークンの取り扱い

ETHなどの相場降下は最近のICOプロジェクトの不安定な動きと規制が大きく影響しているとする見方が強いようです。SECのトークンに関する規制が不安定な中、事業主たちは見規定のトークンを発行したり上場するといった規制外の運営を続けてきたのも事実です。そこでこのような失態が明るみに出たのがつい先日のEtherDeltaの事件。

118日、米国の証券取引委員会(SEC)は、トークン取引プラットフォームであるEtherDeltaの創設者に罰金40万ドル(約45百万円)を課す判断を下しました。米国の規制当局が仮想通貨事業に対して訴訟を起こした初めてのケースとなりました。

この判決はEtherDelta創設者のZachary Coburn氏に対して無許可の通貨取引を運営していた行為に対する処置で、当局は未登録有価証券として計上している現状を重く見て罰金処置を講じたようです。

EtherDeltaユーザーは、連邦証券法の下で有価証券を含むERC-20トークンについては18ヶ月間に360万件以上の取引を行ってきた現状を指摘しています。

EtherDelta’s smart contract was coded to validate the order messages, confirm the terms and conditions of orders, execute paired orders, and direct the distributed ledger to be updated to reflect a trade.

EtherDeltaのスマート契約は、注文メッセージの有効性を確認し、注文の条件とコンディションを確認し、ペア注文を実行し、取引を反映するように分散元帳を更新するよう指示しています。」とSECは処置後の体制について説明しています。

ParagonPRG)とAirTokenAIR)の払い戻し

1116SECParagonPRG)とAirTokenAIR)の投資家への払い戻しを命じています。トークンは有価証券として正式に登録をすることも指示しました。

ボストンに本拠を置くAirfoxは、AirTokenの販売を通じて約1,500万ドルを調達し、ERC-20ベースの燃料電池搭載のブロックチェーンベースのピアツーピア(P2P)エコシステムの開発に資金を使用する予定でした。このプロジェクトは、発展途上国のエネルギー事業の一環として発展させる計画があったようです。

パラゴンコイン(PRG)をリリースしたパラゴンは、大麻市場でブロックチェーンプラットフォームを統合し、大麻の合法化を支援するために約1200万ドルを調達していました。SECParagonAirfoxICOを登録しておらず、登録要件の免除も受けていないことを発見したため今回の処分となったようです。

ICOプロジェクトの動向とETH価格への影響

前述のEtherDeltaの事件はSECがトークン規制をかけるまでに起こったインシデンスでしたが、これらの状況がICOプロジェクトの足かせになったことは少なからずも認めなくてはならない事実でしょう。

ICOの財務省報告によると、465ETH供給のうちの4.5%に投入されていると発表。これは、すでに清算されているか23%前後で動いている可能性があることを示しています。この調査によると、ICOの埋蔵量は176000万ドルで、今日では約47,500万ドルに減少しています。
ICOプロジェクト全体では、最初に募集した金額の64%を移転させたか清算しているため、本格的な売却はすでに起こっていたようです。ICOプロジェクトに起因していなかった過去2ヶ月間では、わずか2%が売却されるというスローな取引では、一概にETH離れを指摘するわけにはいかないということでしょうか。

ここで一番の問題になることは、ETHで募集したプロジェクトのほとんどは実際の運営がなされていないモノばかりということです。収益を生み出せていない営業費用をカバーするためにETHを売却するということも視野に入れなくてはなりません。それと同時にICOや未登録のトークンが常にSECの規制で停止される可能性も含んでいます。

ETH価格動向を予想する!2020年までに起こるETHの変化とは?

引用元

上記のグラフにETHが下降を見せる兆候があらわされた3つの山の図があります。注目したいのはピンクで示された△に比例するように黄色の△も同様の傾向をたどっていることです。大きなピンクの山の頂点は20181月初頭。この頂点にある3つの黄色の△のサポートラインは95ドル地点です。

この黄色の△パターンをなぞるように、今後ETHは右側に現れるピンクの△のような動きを見せると考えられています。つまりこれから2020年にかけて、2016年から2017年時期にはじめのピンクの△が形作る70ドル前後のサポートラインを底辺に、180ドル~200ドルまでの上昇を形成する三角形に落ち着くという価格予想です。

このパターンでは決して強気相場とはいいがたい現状ですが、これからETHの底値を迎えたとしたら買い時であることは間違いありません。長期戦での強気相場という見方も十分できるので、来年から2020年にかけては投資に力をいれるよい時期ではないでしょうか。

ETHは特にまだ未開発のICOプロジェクトの影響とSECの規制が直接影響するため、これからの動向に注目したいところです。