ビットコイン(Bitcoin/BTC)

ビットコイン年末年始の価格はどうなる?著名人の予想を解説

年末年始のビットコイン価格

 

2018年も残りわずかとなってきました。この時期気になるのは、年末年始のビットコインの価格ではないでしょうか。

ビットコインの価格は、11月半ばを過ぎたところで、62万円台から51万円台にまで下落しました。

年末を前にして今回の下落で意気消沈した人もいらっしゃることでしょう。

ビットコインがこのまま下落してしまうのか、年末には持ち直して価格が上昇するのか、気になるところです。

そこで今回は、著名人によるビットコインの価格予想を中心に説明していきます。

著名人たちがどのような理由から価格予想をし、どのような予想を立てているのかを知り、今後の投資に役立ててみてください。

著名人の予想を説明する前に、まずは価格変動が起こる主な要因について、確認しておきましょう。

 

価格変動が起こる主な4つの要因

 

ビットコインや仮想通貨の価格変動には、主に4つの要因があると考えられています。

  1. 取引所の上場やハッキング
  2. 政府による関与
  3. テクノロジーの活用
  4. 群集心理

これらの要因は、ビットコインや仮想通貨にプラスにもマイナスにも影響を及ぼします。では、どのような影響があるのか1つずつ確認していきましょう。

要因①取引所の上場やハッキング

 

2018年は国内の仮想通貨取引所にとって大きな事件が2回も発生しました。

1つは1月に発生したコインチェックXEM流出事件です。もう1つは9月に起きたザイフのハッキング事件です。

事件後、コインチェックは大手証券会社マネックスの傘下に入り、ザイフは仮想通貨取引所フィスコに譲渡されることとなりました。

取引所のハッキング被害による影響は、被害に遭った人はもちろんのこと、仮想通貨界全体へのマイナスイメージを世間に与えることになります。

ハッキング被害が起こる度に、今後もこれらの事件の記憶が呼び起こされ、仮想通貨に投資する人は「全財産を奪われてしまうかもしれない」という不安と恐怖に駆られてしまうのです。

結果として、仮想通貨投資から撤退するか、リスク回避のために仮想通貨を手放すという選択をしてしまう人も少なくないのです。

一方、将来性のあるICO案件の上場のように明るい話題も仮想通貨の価格変動に良い影響を与える場合があります。

要因②政府による関与

 

最近の仮想通貨関連のニュースを見ていると分かる通り、各国で仮想通貨への対応に大きく差が開きつつあります。

例えば、地中海の小さな島国であるマルタ島では国を挙げて仮想通貨やブロックチェーン技術の活用を推進しようという動きが見られます。

一方、世界でも大規模な仮想通貨市場を持っていた中国は、仮想通貨への規制を強める方針へと転換しました。

そのため、中国最大の仮想通貨取引所バイナンスは中国から撤退を決め、新たな拠点としてマルタ島を選びました。

中国では政府による規制により、取引所がいくつも仮想通貨市場からの撤退を余儀なくされました。

このように、政府が関与するにも方針の違いで、仮想通貨への影響も異なるのです。

要因③テクノロジーの活用

 

ビットコインやイーサリアムなど仮想通貨を活用する上で、まったくデメリットが存在しないという訳ではありません。

例えば、ビットコインにはスケーラビリティ問題が挙げられます。

この問題は、ビットコインの取引履歴を記録するブロックの容量が小さいために承認作業に時間がかかり、送金が遅れてしまうことを意味します。

この問題の解決策として、イーサリアムではSharding(シャーディング)と呼ばれる解決策によって改善が見られていると言われています。

 

シャーディングとは?その仕組みやメリット、イーサリアムの今後を解説シャーディング(Shardoing)とは? シャーディング(Sharding)とは、イーサリアムブロックチェーン内の取引処理を複数...

 

このように、技術が進歩していくことで抱えている課題改善の見通しがついた場合や、その逆で課題やトラブルが露見した場合に価格変動が起こりやすいのです。

要因④群集心理

 

仮想通貨市場は群集心理で価格変動が起こりやすいと言えます。

なぜなら、インフルエンサーが「ビットコインを売った方がいい」とツイートすれば、そのツイートを読んだ人がその情報を信じてビットコインを売ってしまう傾向にあるためです。

インフルエンサーの一言によって、ビットコインを売る人が増えれば、市場では価格が下落していきます。

それまで様子を窺っていた人も、価格が下落したことで損をしないために慌ててビットコインを売ろうとすることで、さらに価格は暴落していきます。

投資に精通している人であれば、一時的な下落にすぎないと保有し続けますが、そうでない人はインフルエンサーの一言に振り回されてしまうこともあるのです。

この逆もあり、発言力のある人が「ビットコインの買い時だ」と発言すれば、その情報を信じた人が我先にとビットコインを買おうとする訳です。

結果として、「発言者の言うことは真実だ」と信じる人が増えていき、同じことが繰り返されていくのです。

 

著名人の価格予想

 

仮想通貨の価格変動の要因を確認したところで、世界の著名人たちがどのような価格予想を立てているのか見ていきましょう。

Tom Lee氏の予想

 

Fundstrat社のTom Lee氏は2018年11月、年末のビットコイン価格を15,000ドル(約170万円)とCNBCの番組内で自身の予想を発表しました。

 

 

Lee氏は2018年1月には25,000ドル(約280万円)と予想を発表していましたが、ビットコインが下落を続けていく市場を見守る中で自身の予想を下方修正することを決めたのです。

Lee氏が25,000ドルから15,000ドルに価格予想を下げた理由として、他にもあります。

Lee氏はこれまでビットコインの価格予想をする上で指標としていたのが、Bitmain社が販売するAntminer S9のマイニングコストです。

1BTCを得るためにどのくらいのコストがかかるのか、このコストによってビットコインの価格を予想していました。

これまでは8,000ドル程度だとしていたものの、今回ビットコインの価格予想を立てるにあたって7,000ドルが妥当としたために、ビットコイン価格自体も引き下げるに至ったのです。

Lee氏の予想とは異なり、11月24日現時点でビットコインは5,000ドルを大きく下回っています。

しかし、Lee氏は年末にはビットコインの価格上昇の可能性を示唆しています。

例えば、MicrosoftやICE(インターコンチネンタル・エクスチェンジ)などによって開設された仮想通貨取引所Bakkt(バックト)のビットコイン先物取引開始。

さらに、大手投資ファンドFidelity Investmentsが機関投資家や金融機関のための仮想通貨関連サービスを提供するFidelity Digital Assetsが開始される予定です。

これらのサービスが開始されることで、大口投資家や機関投資家の参入によって市場はさらに大きく成長し、ビットコインの価値も高まると予想しています。

ただ、先日、Bakktはビットコイン先物取引の開始を12月12日から2019年1月に延期することを発表しました。

これにより、ビットコイン価格の上昇要因を1つ失うことになったのです。

Michael Novogratz氏の予想

 

仮想通貨投資会社Galaxy Digitalの創設者でありCEOであるMichael Novogratz氏は、2017年11月に2018年末までに450万円を超えると予想を発表していました。

しかし、最近のビットコイン市場の動きから慎重にならざるを得ないことを察したようです。

Novogratz氏は、ビットコインの価格上昇は2019年の最初の半年以内に起こるだろうとしています。

また、仮想通貨やブロックチェーン技術が普及するまでの期間は少なく見積もっても5~6年はかかる可能性を示唆しています。

つまり、Novogratz氏もLee氏と同様に自身の過去の予想を覆し、ビットコイン価格の予想を下方修正したことが分かります。

両社の共通点としては、2018年末に予定されている新たなサービスの開始により機関投資家が参入し、ビットコイン価格は上昇するというシナリオです。

Bakktが2019年1月にサービスを延期したことで、彼らの見通しが実現するまでには少々先送りとなるかもしれませんね。

Ran Neuner氏の予想

 

CNBCのトレーダーRan Neuner氏は2018年2月に、ビットコインは年内に50,000ドル(約560万円)を超えるだろうと予想していました。

しかし、11月に入って自身のTwitterでその発言を撤回しました。

 

https://twitter.com/cryptomanran/status/1057900561595580416

 

その理由として、Neuner氏はビットコインやビットコインキャッシュからリップルへ資金流入しているために、価格が下落していると分析しています。

この一連の動きから、Neuner氏はビットコインの価格上昇の自身の発言を撤回したのです。

大石 哲之氏の予想

 

大石 哲之氏はデジタルマネー協会理事を務めており、日本国内屈指のビットコイン・ブロックチェーンの第一人者として知られています。

そんな大石氏のビットコイン価格の予想は、35,000ドル(約390万円)です。ただ、同時に懸念している2点についても発言していました。

1つは、マイニングの拡大の遅れを感じている点で、もう1つはそれによる取引スピードの遅れです。

この2点が解消されるかによって今後の価格変動が大きな分かれ道だとも言えるようです。

Kenneth Saul Rogoff氏の予想

 

様々な著名人の価格予想をご紹介してきましたが、ほとんどはビットコインには価値があるという前提での予想をしている方ばかりでした。

しかし、その一方でビットコインの価値はさらに低くなると予想している人もいます。

そう予想するのは、ハーバード大学教授で経済学者でもあるKenneth Saul Rogoff氏です。

Rogoff氏は10年後にビットコインが10万ドル(約1,100万円)に達する可能性よりも、100ドル(1万1,000円)にまで暴落している可能性の方が高いと述べています。

その理由として、これまでの通貨が辿ってきた長い歴史を鑑みると、新たなイノベーションが起これば、常に政府が規制して合法化してきたことを挙げています。

つまり、ビットコインも他の通貨が辿ってきた運命と同様に、政府によって規制され、ビットコインが目指している非中央集権的な新しい通貨の存在は無いに等しくなると言いたいのでしょう。

 

著名人による仮想通貨市場全体の予想

 

ここまでビットコインの年末の価格予想をご紹介してきました。ここでは、仮想通貨市場全体の予想についてご紹介します。

Tim Draper氏の予想

 

Tim Draper氏は米国のベンチャーキャピタル投資家で、日米のベンチャー企業に投資するファンド会社DFJの創設者でもあり、総資産は10億ドル(約1,100億円)とも言われています。

そんなDraper氏の予想は長期に渡っており、2022年までにビットコインは250,000ドル(約2,800万円)に達すると予想しています。

さらに、仮想通貨市場の時価総額は、今後15年間で80兆ドル(約8,800兆円)にまで規模が大きくなると自身の予想を発表しました。

Draper氏の予想は、おそらく機関投資家の参入後を想定した予想だと読み取ることができるでしょう。

WebBotの予想

 

では最後に、WebBotの予想をご紹介します。

WebBotは2018年末にビットコインが10万ドル(約1,100万円)を超えると予想しています。

また、仮想通貨人口は全体の1.2%から13.8%にまで増加するとも予想しており、仮想通貨を利用する人口が増えることで、急激な価格高騰の可能性を挙げています。

WebBotの過去や現時点での予想については、こちらの記事を参考にご覧ください。

 

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価格上昇の予想が多いのはビットコインへの期待の証

 

2018年も残りわずかとなり、ビットコインの価格予想はこれまで「ビットコインの価格上昇は間違いない」と発言してきた著名人の多くを混乱させていたことでしょう。

11月も残すところ1週間を切る中で、ビットコインの価格は変わらず50万円を下回っています。

しかし、そんな中でも多くの著名人が「ビットコインの価格は上昇する」と言い続けているのには、ビットコインへの期待があるからだと言えるでしょう。

市場とは人間の心理を表すものと言っても過言ではありません。人の感情に浮き沈みがあるのと同様に、ビットコイン市場もまた人によって取引されている以上、浮き沈みは少なからず起きます。

ただ、ビットコインの価値を強く信じる人がいることで、再びビットコインは本来の価値と同等の価格まで上昇するのではないかと個人的には感じています。

とは言え、2018年末年始は変動するのか、もしくは変わらないのか、それは誰にも分かりません。

だからこそ、あなたはあなたの信念を強く持ち、投資をするか否かを決めればいいのです。