ビットコインSV(BitcoinSV/BSV)

BCHのハードフォーク争い終了でBSV一時高騰|今週のビットコインキャッシュ(11/25〜12/1)

本記事では、今週(11/25〜12/1)のビットコインキャッシュ(BCH/BCHABC)やビットコインSV(BSV/BCHSV)のチャート、価格推移を紹介していきます。

BCHのハードフォークによる争いは落ち着きを魅せる

ビットコインキャッシュ(BCH)は「BitcoinABC」と「BitcoinSV」の両開発チームによる対立に伴い、11月16日以降ハードフォークによって「BCH ABC」と「BCH SV」の2通貨が分裂しました。

ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークで通貨分裂|その後の影響や価格、取引所の対応は?本記事では、ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークに関する背景やその影響、取引所の対応から価格推移までを詳しく解説していきます...

両開発チームは仮想通貨市場に混乱を招く激しい争いを繰り広げていましたが、BitcoinSVを支持するCoingeek社より、「ビットコインキャッシュのハッシュウォーは終了した」といった内容が記載されたプレスリリースが公表され、BitcoinSVサイドは「ビットコインキャッシュから独立したエコシステムを構築していく」と主張しました。


引用:Coingeek

なお、これによって、BitcoinABC側の通貨が本家ビットコインキャッシュのシンボルとなる「BCH」の獲得に成功し、BitcoinSV側の通貨のシンボルはBCHの要素を含まない「BSV」という表記を正式なティッカーシンボルとしました。(※但しBinanceやPoloniexといった一部の取引所では「BCHSV」と表記)

このように、長らく市場を困惑させていた両開発者の争いは終結したとされたのです。

BitcoinSV(BSV)とは?BCHからハードフォークした仮想通貨の価格推移や将来性を解説本記事では、ビットコインキャッシュ(BCH)からハードフォークして誕生した仮想通貨「BitcoinSV(BSV)」の特徴や価格推移、将来...

BCHのハードフォークに伴う国内取引所のBSV付与の対応

ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークによって新通貨となるBitcoinSV(BSV)が今回誕生しましたが、国内の各取引所による対応や新通貨の付与についての進捗を一部見ていきます。

bitbank

bitbankでは、11月26日11時よりビットコインキャッシュの入金や注文の受付が再開されており、新通貨となる「BSV」の付与については、同取引所の裁量に基づき取り扱いの可否が決定される予定です。

当社は、BSVに限定されず当社の裁量に基づき当該仮想通貨の取り扱い可否を決定するものとし、次に掲げる事項などに該当する場合、付与を行わないことがあります。  リプレイ攻撃保護が困難であり、お客様資産の保全ができない場合 プロトコルに脆弱性があり、不正にトランザクションを送信できるなどのバックドアが含まれる場合 反社会的勢力との関わりがあるか、反社会的行為に携わっている場合 その他、当社の裁量により、取り扱いが困難であると判断した場合
引用:bitbank

BitcoinSVではリプレイプロテクションの導入が発表されていますが、それが無事実装され、国内で取り扱いされるには時間がかかるかもしれません。

リプレイプロテクションとは?

リプレイプロテクションとは、ハードフォークによって分岐した仮想通貨にて、悪意ある攻撃者が相互の取引データをコピーして不正な送金を行う「リプレイアタック」を防ぐ技術のこと。

coincheck

10月30日に新規口座開設を再開させたcoincheckでは、11月27日にビットコインキャッシュの入出金・売買も再開した事を発表しました。

これによって、coincheck内で取り扱いのある全ての仮想通貨の入金・売買が可能となりました。

しかし、coincheckのお知らせを見ると、新通貨であるBitcoinSVの付与については「未定」とされており、それ以外は何も触れられていませんでした。

しかし、coincheck社の前CEOであった和田氏は以下の通り、BitcoinSVの「リプレイアタック対策」についてを言及していた為、国内の取引所でBSVが上場を果たす為にはまず「リプレイプロテクション」の導入が大前提となると予想できます。

SBIバーチャルカレンシーズ

SBIバーチャルカレンシーズでは、2018年12月1日現在も引き続きビットコインキャッシュの売買が停止されており、新通貨となるBSVの付与についてもまだ正式な発表は行われておりません。

同取引所では、以前ハードフォークに伴う新通貨付与についてが以下のように発表されていました。

当社として、本件ハードフォークに対する準備を行い、BCH保有者にはその保有量に応じた形で新コインを供給する予定である(ただし、当社の判断において、現金で支払う可能性もある。)。
引用:SBI Virtual Currencies

上記の発表から、BSVの上場が今後困難であるとすれば、同取引所はBCH保有者に対して現金で支払う可能性が高いでしょう。

今週のビットコインキャッシュ(BCH/BCHABC)のチャートと価格推移

今週(11/25〜12/1)のビットコインキャッシュ(BCH/BCHABC)は、26日に1日でおよそ35%の上昇を魅せたものの、その後は芳しくない市況が続き、現在は169ドルで推移しています。


引用:TradingView

ビットコインキャッシュはハードフォークに伴う新通貨付与の期待で一時は高騰を続けていましたが、その熱は収まりハードフォーク後は右肩下がりの価格推移となっています。


引用:TradingView

なお、上記のチャートはBinanceでの対USDTペアを表していますが、Binanceではビットコインキャッシュを引き続き「BCHABC」と表記しています。

今週のBitcoinSV(BSV/BCHSV)のチャートと価格推移

今週(11/25〜12/1)のBitcoinSV(BSV/BCHSV)は、大手取引所にてリストアップが続いた事と、BitcoinSVを支持するCoingeek社よりハッシュウォーの終了が正式に宣告された事を受け、23日〜26日までにかけて右肩上がりのチャートとなり、その間約370%の高騰となりました。


引用:TradingView

BitcoinSVは一時140ドル台を突破し、ビットコインキャッシュの価格に並ぶ勢いでしたが、26日以降はその価格も落ち着き、現在は90ドル台で推移しています。


引用:TradingView

 

今週のビットコインキャッシュ(BCH/BCHABC)、BitcoinSV(BSV/BCHSV)のまとめ

両通貨共に激しい価格変動を魅せていますが、その価格変動率をチャートで比較すると、ハードフォーク後はBSVの方が荒い動きとなっており、下落率はBCHの方が高くなっている事が分かります。


引用:TradingView

なお、引き続き両通貨の激しい変動が予想されるので、取引の際には十分注意しておいた方が良いでしょう。

ABOUT ME
Kenta@フリーライター
Kenta@フリーライター
新卒で入社した大手金融機関を11ヶ月で退職し、仮想通貨・ブロックチェーンに特化したフリーライターとして活動中。現在は場所を選ばず住所不定の”Decentralized”な生活を満喫している。