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仮想通貨に群がるイナゴとは?殿様イナゴとイナゴタワーの関係性

株式投資と仮想通貨の「イナゴ」

ビットコインやアルトコイン、そして草コインと一部の仮想通貨は、次々と「億り人」を誕生させています。

億万長者にまで届かなくても、仮想通貨の大暴騰によって多くの利益を得ている人が存在します。そんな中、よく聞かれるのが「イナゴ投資家」や「イナゴタワー」という言葉です。

株の投資経験がある人なら、「秋に利確する目的を持って計画的に投資を行っている個人投資家」のことだと思うことでしょう。

しかし、仮想通貨の世界では、異なった意味から「イナゴ」という言葉が使われています。いったい、仮想通貨業界の「イナゴ」とはどんな意味で使われているのでしょうか?

仮想通貨におけるイナゴとは?

仮想通貨の世界において、イナゴと呼ばれる言葉がよく使われています。結論から言うと、短期間にある仮想通貨に個人投資家が集中し、仮想通貨の値が上昇したと思いきや、一斉に去って行く投資家のことを言います。

なぜ、彼らのことをイナゴと呼ぶのでしょうか?それは、集中したとたんに一斉に去る様子が、秋に実る稲穂に群がるイナゴの姿に似ているためです。

このような投資方法を行う投資家のことを俗に「イナゴ投資家」や「イナゴトレーダー」と呼びます。

9種類のイナゴトレーダーが存在する

ある特定の仮想通貨を購入する人が増えるほど、その仮想通貨の価値はうなぎ上りするように急騰します。早い段階で上昇気流を掴むことができれば、多額の利益を生み出すことができます。

その一方で、同じように上昇気流を掴めたとしても、出だしが遅ければ、急落に巻き込まれて大きな損失を生むことになります。

イナゴトレーダーの中にも、大きな利益を得る投資家もいれば、そうでない投資家もいますが、そんなイナゴトレーダーの投資への姿勢は以下の9つの種類に分けることができます。

1.高速イナゴ

情報を得れば内容の精査もせずに飛びつく行動力の早さが特徴ですが、ハズレの場合も多いため、必ずしも大きな利益を上げられる訳ではありません。

2.下級イナゴ

情報分析能力があるものの高速イナゴよりも行動力に劣るため、乗り遅れてしまうことが多く、中には共食いイナゴの餌食になることもあります。

3.上級イナゴ

下級イナゴよりも情報を精査する能力があるため、ハズレを引く回数が少なくなります。

しかし、他のイナゴによって荒らされた後に入ることも多く、イナゴの命とも言える行動力がないため、この中で最もイナゴらしくないと言われています。

4.養分イナゴ

他のイナゴによって荒らされた後にチャンスだと飛び乗るがために、他のイナゴたちにお金をばら撒くだけで終わることが多いです。

5.神風イナゴ

暴騰している仮想通貨のピークに達する時点になって桁外れの高額投資を行うために、仮想通貨の値が暴落するきっかけとなることが多いです。

6.煽りイナゴ

元々は養分イナゴだったものの、情報に惑わされ敗者となった恨みにより、他のイナゴに煽りを働く特徴があります。

7.共食いイナゴ

誰よりも早く買い占めた仮想通貨を後から参戦してきたイナゴに売ることで大きな利益を得ています。

8.反発イナゴ

イナゴの中でも投資経験が多く、上級者と言える位置に君臨するイナゴです。大暴騰から一転して下落していく仮想通貨が再びV字回復する好機を狙うのがこの反発イナゴです。

9.殿様イナゴ

著名人や有名ブロガーなどが多く、仮想通貨の暴騰を引き起こす引き金となる発言や情報発信をする人たちを指します。

言わば、イナゴ投資家によって作られる生態系のトップに位置するのがこの殿様イナゴです。中には、暴騰させたい仮想通貨に投資した上で、狙って情報を発信する人もいるようです。

イナゴタワーは殿様イナゴによって仕組まれている?

殿様イナゴがブログやTwitterなどで情報を発信すると、上記のそれぞれのイナゴトレーダーが各々のタイミングで参戦していきます。

その際に仮想通貨のチャートが急激に暴騰し、突然下落してできるチャートのことを「イナゴタワー」と呼びます。

下記のチャートの部分が「イナゴタワー」と呼ばれるものです。

出遅れたイナゴトレーダーや初心者の多くは、このタワーがずっと続くものだと信じて次々と通貨の買いに走ります。

しかし、すでに生態系の上位に君臨するイナゴトレーダーによって買い占められており、下落することも知らずに高値で売ってもらう立場になってしまっているのです。

このような上位者のイナゴトレーダーが行うイナゴトレードは、知識や情報収集力の低い下位者のイナゴトレーダーにとっては非常にハイリスクな投資方法なのです。

陰と陽が存在するように、仮想通貨の世界でも大きな利益を得る者の影には、必ず大きな損失をする者が存在するということです。

では、イナゴトレードとは、一体どのような投資方法なのでしょうか?

イナゴトレードは情報収集の早さが決め手の投資方法

本来、イナゴトレードとは、短期的な価格の暴騰の見込みがある仮想通貨を安いうちに購入し、高くなってから売る投資方法です。

つまり、仮想通貨が値上がりしている時点で参戦しても時すでに遅しなのです。では、どうすればイナゴトレードができるのでしょうか?

1にも2にも重要なのは、正しい情報を早く入手することのできる情報収集力です。殿様イナゴに位置するインフルエンサーがいつ、どのタイミングでどんな情報を発信するのかにアンテナを立てておく必要があります。

イナゴトレードを行う上で、リアルタイムの情報をいち早く入手するためには、情報発信力の高い人のTwitterやブログなどをこまめにチェックしておくことは必須です。

では最後に、イナゴトレードをする仮想通貨の見極めのポイントをご紹介します。

・仮想通貨の中でも注目を集めている銘柄

・時価総額が低く、値動きが少ない銘柄

このように、仮想通貨の中でも注目を集めている銘柄の中で、時価総額が低いものがあれば、狙い目だと言えます。

一攫千金を掴みたいために、最初から多額の投資を行うのはあまりにもハイリスクなので、まずは少額投資から行うことをおすすめします。

イナゴトレードを行う場合、売買のタイミングの見極めも重要なので、少額投資を繰り返しながら知識や経験を積み、徐々に投資額を上げていくと良いでしょう。

弱肉強食の世界で生き残るには共食いイナゴを目指せ

仮想通貨にしろ、FXや株にしろ、投資の世界では共食いイナゴや殿様イナゴが勝つことが決まっています。

なぜなら、彼らは情報の使い方を心得ているからです。殿様イナゴは自分の発言がどれだけの影響力を持つのかを知っており、それを巧みに利用して利益を得ることができます。

共食いイナゴは殿様イナゴが発信する情報を誰よりも早く入手して、他のイナゴトレーダーよりも早く目当ての仮想通貨を買い占め、後から参戦するトレーダーに高く売るのです。

つまり、投資とは情報が全てであり、情報を制す者が投資の勝者となるのです。

殿様イナゴになれない人がイナゴトレーダーで利益を得るためには、共食いイナゴを目指すしかありません。

食うか食われるか、この弱肉強食の世界は想像以上に冷酷で厳しい世界なのです。

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