ビットコイン

ビットコインを換金する際の税金と換金率。損をしない換金方法とは

ビットコインの換金を勧める理由

仮想通貨に投資している人の中で、ビットコインにも投資している方はどれほどいるでしょうか。ビットコインは投資資金として非常に優秀なため、換金自体を考えない人もいます。

換金の際には課税や手数料といった、避けて通れない問題があります。そういった損失が出ることを怖れて、あえて換金しない方もいるでしょう。

しかし、仮にビットコインを生活費として運用しなければいけなくなった場合、どう対処しますか。ビットコインが広く流通している国であればビットコインにより支払いが可能ですが、日本ではビットコインがさほど普及しておらず、利用できる場所は限られています。

また、ビットコインはP2Pのシステムによる管理の為、常にハッキングなどのネットワークトラブルによる資金喪失の危険性に晒されています。

ただ保有しているだけでは、日本国内では通貨としての役割を持ちません。それだけではなく、今のビットコイン普及状況では管理の環境も整っているとは言えないため、いつハッキングなどのトラブルに見舞われるかわかりません。実際、今年の1月にハッキングによる不正流出事件が起こっています。

現金に換金することは、デメリットばかりではありません。国内で利用できる通貨としての役割を持つだけでなく、自分の資産を守ることに繋がる可能性もあるのです。

ビットコインを日本円に換金するメリット

まずは、ビットコインを日本円に換金するメリットから説明しましょう。

先に述べたように、日本国内でのビットコインの普及状況では利用できる場所が少ないため、通貨としての利用が難しいです。そのため、国内でモノやサービスを売買する際は現金に換える必要があります。

そして、ビットコインは銀行のように中央に立つ管理者が存在しません。P2Pネットワークの参加者全員で、ビットコインというデータを管理しているのです。そのため、ビットコインには安全性に欠けるというデメリットがあります。

P2Pは不特定多数の人間と繋がっているシステムです。もしネットワーク上でハックなどネットトラブルの被害にあった場合、膨大な資金を失うことになりかねません。現金への換金は、それを防ぐ方法の一つでもあるのです。

ビットコインを換金すると課される税金

ビットコインの消費税は法律改定によって、平成2971日より非課税となりました。しかし、ビットコインを日本円に換金した場合は、所得扱いとなり所得税がかかります。

換金による課税のタイミングは「日本円に換金した瞬間」です。何故かと言うと、ビットコインを買った時から換金した時までの「値上がり益が確定する」ためです。つまり、日本円へ換金する度にその分だけ課税されてしまいます。

この所得税は、「譲渡所得」と言い、売却した価格が購入した手数料の合計よりも50万を上回っていた場合、確定申告が必要になります。ただし、譲渡所得全体で50万以下の利益であるならば、課税されません。以下に譲渡所得の計算式を表しました。

売却価格-(購入価格+手数料等経費)-50=譲渡所得

換金方法は容易になりつつありますが、そのおかげで税金まで考慮している人は少ないそうです。課税のことも念頭に入れて換金しましょう。

損のない換金を。ビットコインの換金率

数々の投資家を「億り人」に変えたように、ビットコインの変換率の変動はとても早く、差益の差が激しいのが特徴です。

ビットコインの換金率は、「価値の値段」と言えます。ビットコインの需要が高ければ価値は上がり、換金率も高くなります。逆に需要がなくなると、価値も低くなり換金率も下がります。

価値だけでなく、大口の換金をした場合も相場が変動します。大口での換金をしたい場合は、取引所を分散させる、もしくは複数回に分けて換金しましょう。取引所によっては、それを防ぐためのルールを設けている場合もあるので、必ず取引所の規定を確認しましょう。

現金に換えるときは、現在の換金率や変動の流れをよく調べてから行うことが大事です。思わぬ損失を出さないように、変動率を見極めて換金しましょう。

ビットコインの換金にかかる手数料

換金にかかる手数料はビットコインを売却する際の「売買手数料」と、そして換金した日本円を銀行口座に送金する際は「日本円出金手数料」があります。このうち、売買手数料は換金の方法によって大きく差が出ます。

ビットコインATMでの換金をする場合、店舗によって異なりますが売買手数料が510%と非常に割高です。

引用 https://coinatmradar.com/city/164/bitcoin-atm-tokyo/


各所で差はありますが、取引所での手数料は
0.01%~0.20%と少なく、換金率が低くても損が少ないという利点があります。

手数料で取引所を選ぶのも、換金率を高める一つの方法です。

引用 https://coinotaku.com/?p=840


ビットコインはブロックサイズに限りがある為、大量の送金による「送金詰まり」を起こさないように、手数料の高い順番から処理しています。そのため、手数料が低すぎると承認までに時間がかかってしまうことがあります。

また、送金詰まりを防ぐために、送金が多くなると送金手数料が上がってしまいます。必ず換金前に確認しましょう。

ビットコインの代表的な換金方法

ビットコインの換金方法は様々ありますが、ここでは代表的な換金方法を挙げます。

取引所での交換

比較的手数料が安くかつ容易な換金を行えるため、最も普及している換金方法です。

取引所では、板(朱蒙控え)を使って「売り」と「買い」のマッチングを行います。ビットコインの相場は取引量や提示価格によって刻々と変化し、取引所によって同じ時間帯でもレートに違いがあります。

売却する前に、相場の確認と取引所の比較を行った方が良いでしょう。ただし、取引所間の送付にも手数料がかかることに注意してください。

ATMでの両替

ATMを利用して、ビットコインを売買する方法です。現金を引き出すだけでなく、現金をビットコインに換金することも可能です。

しかし、このATM場所が都内の一部のみと限られている為、地方ではATMを利用した換金を行えません。また、他の方法と比べると手数料が高めで手間もかかりますが、他の取引方法よりもセキュリティの面で優っています。また、これからATMが増設される可能性もあるので、期待が高まる方法です。

即時換金サービスの利用

現金への換金ではありませんが、「即時換金サービス」というビットコインの換金サービスがあります。これはビットコインでモノやサービスを決済した際、自動的に日本円に換金されるサービスのことを言います。

このサービスは即時で換金されるため、価値の変動を回避して利用することが出来ます。また、店舗は日本円で支払いを受け取る為、このサービスを導入している店舗も増えてきています。

直接買い手と交渉

直接買い手を探し、お互いのスマートフォン間の送受信でビットコインの受け渡しを行い、代金を手渡しで直接受け取る方法です。

対人による取引であるためリスクが少なく、本人確認の必要もありません。また。手数料もかからないので、理論上は安全かつ採算の合う換金方法です。

しかし、必ずしも買い手が見つかるわけではなく、仮に見つかったとしても交渉に応じてくれるかはわからないので、確実性に欠けます。

ビットコインが換金できない場合も

三日間ほどビットコインが換金出来なくなった、大きな事件が起きたことがあります。

201437日、「Mt.GOX(マウントッゴックス)事件」と呼ばれる事件が発生しました。東京に所在する取引所「Mt.GOX」で起きたこの騒動は、取引所のシステムが不具合を突いたハッキングを受けてしまい、当時の相場で115億円相当のビットコインが消失し不正流出するという、とても大きな事件でした。

混乱が収束するまでの3日間もの間、ビットコインの換金が出来ないという事態に。それと同時に、この事件は日本中の人々に「仮想通貨は危ない」という認識を植え付けてしまいました。

これは仮想通貨の管理システムが整っていなかったことが原因と思われました。しかし、それから4年後の2018126日に再び同様の事件が発生しました。大手の取引所「コインチェック」において再び同様の事件が発生。その額はなんと580億円相応でした。今でも、仮想通貨の管理システムの不備は解決されていないのです。

勿論、これは取引所だけの話ではありません。なんと、個人のビットコインが盗まれるというケースも多発しています。いつ、どのような事件が起こり、換金が不可能な状況になるかわかりません。自分の財産を守るためにも。資金の一部だけでも現金に換金しておくことを強くお勧めします。

ビットコインの換金は計画的に

いくつか換金方法を挙げましたが、日本国内でのビットコインの普及率の低さも相まって、換金の環境が少ないのが現状です。換金方法は多数あれど、それを行う場所が少なく自由な換金が出来ません。その上、国内ではビットコインを通貨として利用できる場所も限られています。

現状では、投資資産としての運用以外の使用方法がありませんが、だからと言って、それだけの資金をただ所持しているだけというのは、非常に勿体ないです。

また、何度も述べたように、ビットコインはハッキングの被害に見舞われる可能性が高いです。先の事件の話でもわかるように、特に日本では確実な安全性を確保できるほどの管理環境が整っていません。

自身の資産状況とよく相談しながら。換金にかかるコストを事前に調べておき、必要に応じて計画的な換金を心掛けましょう。是非ともこの記事を役立てて、ビットコイン運用の幅を広げてほしいと思います。

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