アルトコイン/altcoin

Dash(ダッシュ)コインとは?1年で8000%上昇した仮想通貨を解説

1年で8000%上昇した仮想通貨「Dash(ダッシュ)」

ビットコインを始めとした仮想通貨は次々と登場しており、2018年現在、仮想通貨の数は1100銘柄以上もあるほど活気のある市場です。

今回は仮想通貨の中でも、2017年1月から約1年間で価値を8000%上昇させた仮想通貨「Dash(ダッシュ)」に関して、他の通貨にはない特徴とその魅力を解説いたします。

Dash(ダッシュ)コインとは?

Dash(ダッシュ)は2014年1月に公開された仮想通貨で、発表当初は「Xcoin」という名前でした。2014年2月に「Darkcoin」に改名され、さらに2015年3月25日にDarkcoinからDashに改名を行い、今に至ります。

改名した理由は今も明らかにされていません。現在のDashは「Degital Cash」の混成語のようです。

ビットコインをベースに改良が加えられた仮想通貨

ビットコインからフォークされたDashは、いくつかビットコインとは異なる仕様があります。まずはハッシュ関数を変更している点です。

Dashではハッシュ関数をSHA-256からX11に変更しています。X11は複数のハッシュ関数を利用して生成されており、セキュリティ面だけでなく消費電力が低いのが特徴です。

ブロックチェーンのブロック生成時間は、ビットコインの10分に比べ、Dashは2.5分とかなり短縮されています。ブロックサイズはビットコインと同様に1MBですが、2017年~2018年に2MB拡張する予定になっています。

ブロックサイズの拡張をすることで、一度のブロックでの取引量を増やすことができるため、スケーラビリティの改善が見込めます。

Dashは匿名性の高さが特徴

Dashの特徴として匿名性の高さが挙げられます。ビットコインやイーサリアムでは、利用者のアドレスや送金・着金の流れが公開されており、非公開にすべきでは?という意見もありました。

Dash以外にも匿名性をウリにしている仮想通貨は存在しており、「Monero」や「Zcash」も匿名性の高さが特徴の仮想通貨です。

Dashは送信者と受信者が匿名化をする

Dashでは「PrivateSend」と呼ばれるトランザクション形式を用いています。(元々は「DarkSend」と呼ばれていましたが、2016年6月に名称が変更されました。)

これは通貨の送受信を処理する際、「マスターノード」に複数の取引情報を送金プールに集約したあとに、ミキシングして送金を行っています。

ブロックチェーンに送金記録が残るのは、マスターノードから個別の送金先に送金された部分のみで、誰が送金したのか追跡することができません。

マスターノードも誰に送金したのか分からない

最初の送金から送金プールまでのコイン移動はマスターノードが実行しており、ブロックチェーンに記録せずに実行が可能です。

マスターノードも処理は実行するだけで、誰がどれくらいの金額を誰に送金したのかは分からない仕様になっています。

Dashは決済時間が早い

DarkcoinからDashに改名した理由として決済時間の早さが挙げられます。Dashで提供されている「InstantSend」は、ほぼ即時で取引が可能になるサービスです。(元々は「InstantX」と呼ばれていましたが、2016年6月に名称が変更されました。)

ブロックチェーンを用いる場合、承認時間がボトルネックになりますが、Dashの場合は1.3秒ほどで承認され、すぐさま決済することが可能です。

二重支払問題も解消されている

決済の即時承認は二重支払問題が懸念されていますが、Dashではマスターノード間で承認された取引と重複する一般ノードを介した取引が検知された場合、その取引を承認せず処理する仕組みがあります。

Dashに重要なマスターノードの存在

先ほど話題に挙げた「匿名性」や「決済の早さ」にはマスターノードの存在が不可欠です。ビットコインは1層のネットワークですが、Dashでは2層のネットワークを使っています。

一般のマイナーにブロック生成などを処理させる第1層とマスターノードで構成された第2層です。InstantSendを要求された場合、マスターノードの集まる第2層ネットワークでコンセンサス(合意)の検証をします。

合意ができなかった場合は、取引の要求は標準的なブロック確認によって行われます。

では、Dashの根幹といえるマスターノードはどうやって決めているのでしょうか?

マスターノードの条件

Dash公式サイトにマスターノードの説明とマスターノードの条件が記載されています。

・DASH公式サイト:マスターノード条件

引用:https://www.dash.org/jp/masternodes/

1.1000DASHの金額を担保として用意する
2.固定IPアドレスを所持していること
3.24時間稼働していること(接続損失は1時間以下)

2と3の条件はVPSを契約している人なら比較的可能です。

問題は1の1000DASHを用意することです。2017年10月13日現在1DASHは日本円で34000円です。つまり、1000DASHは3400万円になります。一般人が参加するのは、ほぼ絶望的な金額です。

Dashエボリューションの開発

Dashは誰でも使える通貨を目指して、簡単な操作で支払いを行うことができる仕組み「Dash Evolution(ダッシュエボリューション)」をリリース予定です。

このDashエボリューションを利用すると誰でもブロックチェーン上に簡単にアカウント作成ができ、連絡先と名前だけで支払うことができるようになるとのことです。

ライトウォレットの公開も予定しているので、今後の展開に期待しましょう。

今後の期待が高まるDash

今回はDashについて匿名性の高さと決済時間の早さの仕組み、マスターノードの存在について解説させていただきました。

Dashは2017年1月の時点では11ドルでしたが、現在は約800ドル前後と約80倍まで成長しました。価格の高騰はDashの持つ匿名性や決済時間の早さが、市場に受け入れられている証明ともいえます。

2018年にはDashエボリューションのリリースも控えているので、Dashに興味を持った方は、今のうちに購入を検討してみてはいかがでしょうか?

関連記事