仮想通貨

大型ICOのPumaPayは決済革命を起こせるか

PumaPayとは

PumaPayとは、私達の日常決済をブロックチェーンを使って次世代決済のスタンダードになることを目指すスキームであり、ビットコインやその他の決済系の仮想通貨がまだ当たり前に普及していない今、このPumaPayはグローバル且つストレスフリーな決済システムの構築に向けて進んでいます。

https://jp.pumapay.io

クレジットカードのような膨大なトランザクションを処理するオンライン決済のインフラがまだまだ不十分であることが懸念されており、それをブロックチェーンを使って現代的な決済プロセスを創り上げようというプロジェクトですが、今PumaPayは大型案件として期待のICOプロジェクトとなっています。

以下より、PumaPayの概要やICOプロジェクトについてを解説していきます。

PumaPayのプル・ペイメント・プロトコル

これだけを聞くと、他にもたくさんあるビットコインやOmiseGOのような決済系の仮想通貨と似たような思想構造のような気がしますが、このPumaPayは「プル・ペイメント・プロトコル」という他の通貨にはない特徴があります。

プルとは「引く」と訳すことができますが、そのプル・ペイメント・プロトコルがどういう概念なのかを説明します。

まず既存の仮想通貨で一般的なのは「AさんからBさんへ送金する」という「プッシュ型」のトランザクションです。

しかし「プル型」の場合、上のプッシュ型のような一種類だけの取引ではなく、スマートコントラクトを使ってBさんの方からAさんの資金を引き込む(プル)ことができるようになるのです。

これは、もちろんスマートコントラクト上で「契約の締結」をしていることが前提になります。

このプル型の仕組みを使えば継続課金や口座引き落としのシステムへの活用が考えられますね。

では、以下より主なPumaPayのユースケースを見ていきます。

PumaPayのユースケース

このPumaPayのプル・ペイメント・プロトコルのユースケースを見ていきましょう。

1.金額固定定期支払い

サブスクリプション型の月額定額支払いなどの支払いで活用できる方法です。

今後、デジタルコンテンツなどが普及すればこの継続課金モデルはさらに広がるでしょから、そういった観点で見ると需要は見込めそうです。

2.利用毎の支払い

企業側が取引先のクライアントに都度課金する際に利用できます。

一日何度も課金が発生する取引に適していると言えます。

3.期間固定定期支払い

文字通り定期的に発生する支払いに活用できる上、金額が変動する定期支払いにも対応できます。

4.一回・一括払い

ベーシックですがウォレットからの一回払いもすることができます。

5.割り勘

複数人へ分割で支払うことも可能です。

スマートコントラクトであらかじめ契約を締結しておけば、たくさん取引先を抱えている先にもすぐに支払いが可能になりますね。

6.制限付き支払い

そして、最後の制限付き支払いですが決済の金額が一定を超えないように設定したり、子供の利用を制限したりといったフレキシブルな対応も可能です。

このように、スマートコントラクトによってビットコインでは足りなかった部分が備わり、また新たな機能と革新性が生まれることに期待ができます。

PumaPayの仮想通貨決済を企業が導入するベネフィット

PumaPayでは、スマートコントラクトで新たなペイメントを可能にする他、クレジットカード会社や決済代行会社に支払いをしていた高額な手数料も削減でき、中央管理者への依存を下げてハッキングや詐欺のリスクも低下させることができるといったベネフィットがあります。

キャッシュレス化が進んでいる現代ですが、各国のペイメントではクレジットカードでの決済の割合が増えています。

しかし、そんなクレジットカードの一番の懸念点は手数料です。

クレジットカードを導入する企業は、顧客がクレジットカードで決済した金額の内から数%が手数料として引かれてしまいます。

企業としては売り上げをクレジットカードの手数料によって圧迫されてしまうわけですが、これらの機能をユーザーの利便性を落とさずブロックチェーンで実現することができれば、コストやリスクを下げて企業はより良いペイメントシステムを導入できるということです。

このように、ブロックチェーン技術はあらゆる分野で価格破壊を起こそうとしているのです。

PumaPay経済圏で流通する独自トークン「PMA」

PumaPayで流通する独自の仮想通貨トークン「PMA」は、多種多様な仮想通貨や法定通貨と交換することができます。

このPMAトークンはPumaPayウォレットで、上述したPumaPayのプロトコルで流通する為の通貨となってくるわけですが、早期導入をしてくれるアーリーアダプターが重要になってくるでしょうし、特に決済においてはネットワークの価値が重要になってきます。

そしてこのPMAトークンはICOで投資家へ販売されるようになります。

PumaPayのホワイトペーパー

さて、そんなPumaPayは決済革命を起こすべくICOを開始しています。

最近ではテレグラムが超大型のICOを実施していますが、このPumaPayのICOも大規模なプロジェクトとなるのでしょうか。

現在テレグラムの日本PumaPayのコミュニティチャットには700名を超える参加者がおり、英語版のPumaPayコミュニティチャットでは2,000人を超えています。

そしてPumaPayのホワイトペーパーは同公式サイトからダウンロードすることができます。

https://jp.pumapay.io/docs/pumapay_whitepaper.pdf

現在PumaPayのホワイトペーパーは英語のみですが、ボリュームを見ると公式のサイトよりも内容量の多い具体的な資料となっていますね。

では、PumaPayのICOの中身を覗いていきます。

PumaPayのプレセールとクラウドセール

PumaPayのプレセール参加条件は最低金額は15万ドルで、支払いはETH,BTC,USDなどです。

よって、日本円でおよそ1600万円を用意しなければプレセールには参加できません。

このようにプレセールは大口向けのボーナスチャンスとなるわけですが、大口のプレセールに参加した投資家はその後よりもお得に購入できるのです。

PumaPayの公式プレゼンテーション資料を覗くと、プレセールのスペシャルレートは1ETHにつき65,000PMA付与とされており、クラウドセールになるとレートが大幅に減り1ETHにつき25,000~50,000PMAとなっています。

このPumaPayのプレセールでは、購入枠が空いていない状態までとなりました。

つまりそれは人気があるということであり、自然に投資家が集まり購入枠が埋まるICOは誰がどう見ても理想です。

このように基本的なICOでは、購入が早ければ早いほど支払う仮想通貨に対してトークンが多く付与されますが、購入が遅くなれば相対的に付与されるトークンが少なくなります。

今後のプレセール増枠のアナウンスにも期待をしたいですが、3月22日より開始するクラウドセールも待ち遠しくなりました。

最終日では1ETHに対して25,000PMAが付与されるとされています。

TGEプランとは?

PumaPayのクラウドセールのプロモーションではICOという表記ではなく「TGEプラン」と表記されています。

このTGEとは、「Token Generating Event」トークンジェネレーションイベントの略で、簡潔に述べると信頼性の高いICOプロジェクトのことです。

あるICOのプロジェクトを調査機関が情報精査して、有望な銘柄を選定します。

ベンチャーキャピタルが投資先企業を精査するようにICOプロジェクトも精査され、公開しても問題がないと判断されたプロジェクトは「TGE」として資金調達が行われるのです。

とは言っても、厳しい審査基準を満たしてIPOした東証一部上場企業でも破綻したり不正をしたりしますから、TGEが必ず安全と言った話ではありません。

ソフトキャップとハードキャップ

PumaPayのICOのソフトキャップは1500万ドルとされており、ハードキャップについてはまだアナウンスされていません。

さて、「ソフトキャップやハードキャップとは何か」についてですが、ソフトキャップはICO成功の為の最低水準を指しており、ハードキャップはICOの上限調達額のことです。

今回PumaPayは既にソフトキャップは初期段階でクリアしていますが、重要なハードキャップがいくらとされるのがまだ公開されていません。

なぜハードキャップが重要なのかというと、上限を設けないことには無限にトークンを発行された場合、理論上自分が保有しているトークンの価値が弱まっていくからです。

全ては需要と供給のバランスでICOトークンでも同じです。

引用:https://jp.pumapay.io/#about

上の図のように、トークンの配分に関しては購入者の枠が20%で経営陣や自社で抱える割合が大半となりそうです。

PumaPayは今後上場して価格を跳ね上げるか

このように、かなり期待が高まるPumaPayのICOですが、テレグラム内のチャットを覗くとBittrexでの上場の噂もありますが、その情報が定かではありません。

決済関連の仮想通貨としては新しい取り組みをしているこのPumaPayですが、今後の仮想通貨業界では「決済・送金・プラットフォーム」と言ったそれぞれの分野でそれぞれの競合同士がしのぎを削り切磋琢磨することが考えられます。

しかし、この革新的な決済システムはクレジットカードでの決済が主流の国で高い手数料を一気に削減するチャンスとなります。

それは一括、定期、利用毎の支払いや、変動や固定の相場に対応したフレキシブルなペイメントを実現させるのですが、筆者の見解ですとアフィリエイトプログラムやWEBの広告運用取引などで活用できるのではないかと考えています。

GoogleやYahooのような広告運用為のプラットフォームでは、固定的な支払いの他にリスティング広告というものがあり、それはクリックされる度に広告主から課金してもらうシステムです。

これがPumaPayのプロトコルによって利用毎の支払いが迅速にできるようになるかもしれません。

更にアフィリエイトプログラムも複数のアフィリエイターに事前に定めた金額を「割り勘方式」で支払うことも考えられます。

以上、PumaPayがオンラインペイメントの市場の基盤を固めれば、それを使った、また新たなクリプ・トエコノミーが構築されていくかもしれません。

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