ビットコイン

大損続出のビットコインに何が起きたのか?不透明な仮想通貨の今後

加熱高騰のビットコインが一転大暴落の恐怖

ビットコインは仮想通貨の顔と言っても過言ではない、全世界の人々に一獲千金の究極の夢とブームを巻き起こした仮想通貨です。

経済界を支配する、円やドルなどの現行通貨や為替システムに潜む、シリアスな経済落差の世の中に、まるでメシアのように突然現れた救済者と言える存在です。

しかし、すでに誰もが経済ニュースでご存じのように、2017128日の大暴騰の後、一転下降に姿を変え全世界を震撼させた大暴落を引き起こします。

まさに現代のエルドラド・黄金郷の象徴であった、人々の夢と希望をその背に乗せたビットコイン。次世代通貨として理想郷へと人々を導く、新通貨の顔に亀裂が入った瞬間でした。

ビットコイン大暴落の原因は、詐欺が蔓延する仮想通貨に対し、アジアの強気な規制強化が始まったことが原因として挙げられます。

中国は昨年9月に、全仮想通貨取引所閉鎖の発表を行いました。さらに、携帯アプリを利用した仮想通貨取引も規制する方針を発表。また、仮想通貨取引所のOKコインと火幣は昨年915日に、仮想通貨の取引と人民元への交換業務を10月末で停止すると発表。

BTCチャイナ取引所も14日に同様の発表をし、その他の取引所も同じ対応になりました。中国の仮想通貨取引所はこれで全面閉鎖となり、仮想通貨バブルに幕を閉じた形です

次いで、韓国も詐欺的行為を取り締まる動きを見せます。韓国政府は、仮想通貨取引所の全閉鎖を視野に入れた規制を検討する方針を発表し、仮想通貨バブルの終焉を示唆しています。

この大きな2つのニュースが、ビットコインの大暴落に結びついたと言われています。

ビットコインの大損を許した投資家達の末路

ビットコインは昨年、わずか1年間で20倍に暴騰します。しかし、昨年128日、大天井を示すローソク足の上ヒゲ大陽線がチャートにつき、上昇の終焉を告げていました。

アマチュアの投資家たちは、このときの大陽線は暴落の合図だと分からず、売り逃げられずに塩漬けになりました。また、その時に偽情報を流され、買い注文でビットコインを保有した者も多く出ています。

その結果、取引所の追証や強制ロスカットに合い、資産の全てを失った者が続出しています。

ビットコインは、昨年128日の2,332,385円の年初来高値から、半分以下の640,206円まで、今年2月6日には大暴落をしてしまいました。

投資で大切な事は2点です。正確で信用できる情報と、相場のチャートを読む能力です。

問われるビットコイン取引所の管理体制と大損者続出の理由

ビットコイン投資では、取引所の管理体制の悪さで資金損失の被害を受ける場合があります。

現仮想通貨取引所は、金融庁の資金決済法上の交換業者登録の認可が下りず管理体制の不備も目立ちます。

今年126日、国内シェア1位のコインチェック取引所の破綻劇がありました。ネムの資金が、ハッカーにより約620億円以上も不正流出したことが明らかになります。

2014年2月には、国内のマウントゴックス取引所の社長が、470億円前後の不正流出を装った業務上横領罪等で逮捕、起訴されています。

トラブルを起こした取引所には、金融庁の認可が下りていない共通点があります。仮想通貨取引所は、金融庁に認可された取引所を選び、安全な取引を行いましょう。

下記URLは【仮想通貨交換業者登録一覧】です。参考にしてください。

http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf

憂いのビットコイン。失意の先にある今後の展開

仮想通貨の今後の展開については、かなり厳しい意見が相次いでいます。米の大手投資銀行モルガン・スタンレー社は昨年12月、「仮想通貨の価値は将来ゼロになる。」と発言。

仮想通貨は規模が小さく、コインの供給量が不足している事を要因に挙げています。

次いで、今年25日、ゴールドマンサックス社の投資調査世界責任者、スティーブ・ストロンギン氏が仮想通貨への見解をリポートで発表しています。氏は、「仮想通貨市場は過去1カ月に5000億ドル(約545000億円)近くが失われたが、事態はさらに悪くなる。」と発表。

さらに、「大半の仮想通貨は現在のままの形で生き残ることはないだろう。」「仮想通貨の将来は少数の通貨に置き換えられ、全ての価値を失う公算が大きい。」と自身の見解を示しました。

仮想通貨の取引時間の長さ、コストの高さ、ICOなどの安全性を問題視し、今後の発展は困難との見通しを立てています。

大暴落にも動じない備えを

ビットコインは昨年、大暴落を起こしました。しかし、投資には買い注文のみではなく、カラ売り(信用取引)という売り注文をし、値が下落したら買戻しをして利益を出す方法があります。

相場の騰げ下げにプロの投資家は一喜一憂などしないものです。ロング(買い)とショート(売り)で自由自在に利益を生むトレードを行います。

大事なのは、質の良い情報とチャートを読む能力です。プロの投資家を目指す方は、これらの点を意識して投資を行ってみてはいかがでしょうか。

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