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仮想通貨を始めたいあなたへ
昨今、非常に大きな盛り上がりを見せている仮想通貨業界。ニュースなどをきっかけに、仮想通貨に興味を持つ方々を多いと思います。仮想通貨は、円やドルなどの法定通貨とは異なり、銀行のような特定の管理者が存在しません。
これまでにない、全く新しい技術の上に成り立つ未来の通貨ともいえます。そのため、仮想通貨投資を始める前に、仮想通貨の種類や取引方法などを学ぶ必要があります。
当記事では、これから仮想通貨投資を始めようと考えている方向けに、基本的な知識を解説していきます。
仮想通貨の始め方その1.初心者におすすめのコインとは?
仮想通貨と一口に言っても、その種類は数千にも及びます。その中でも、仮想通貨と聞いてほとんどの人が思い浮かべるのがビットコインでしょう。ビットコインは世界初の仮想通貨です。そしてビットコイン以外のコインをアルトコインと呼びます。
ここでは、ビットコインを含む時価総額上位3位のコインについて説明します。
ビットコイン
ビットコインは言わずと知れた仮想通貨の代表格です。ブロックチェーンと呼ばれる画期的な分散型台帳技術により、銀行などの仲介者を必要としない個人間の直接取引が可能になりました。
日本では現在急速に仮想通貨に関する法整備が行われており、今後国内でビットコイン決済のできる店舗も増えていく流れにあります。このような背景も手伝って、ビットコインの価格は上昇傾向にあります。
12月には一時240万円をタッチしたことでも話題になりました。幾度かの価格下落を経験しながらも、長期的に見てビットコインの価値は上がっていくと考えられています。
仮想通貨市場を牽引するビットコインは、初心者が仮想通貨投資を学ぶための入り口にふさわしいと言えるでしょう。
イーサリアム
イーサリアムは時価総額がビットコインに次いで第2位の、注目度の高い仮想通貨です。ビットコインを進化させた次世代仮想通貨とも言われており、ビットコインにはない「スマートコントラクト」という契約自動化機能を持っていることがイーサリアムの大きな特徴です。
ビットコインは決済目的での使用が主になりますが、イーサリアムは取引に加えて、契約の実行までを自動的に行うことができるため、投資家だけでなく国内外の大手企業からも注目されています。
今後は時価総額でビットコインを追い抜くという予測もあり、イーサリアムの価値は上昇していくと見込まれています。
https://finte-x.jp/wp-admin/post.php?post=2044&action=edit
リップル
リップルはアメリカのリップル社が開発した仮想通貨です。リップル社は、ブロックチェーン技術を利用した国際送金システムを構築し、今までにない低コストで迅速な国際送金の実現を目指しています。
仮想通貨のリップルは、ブリッジ通貨と呼ばれる通貨間の橋渡し機能を有しており、これにより安価でスピーディーな国際送金が可能となります。
現在、リップルにはSBIグループやGoogleを始めとする大手企業が出資しており、三菱東京UFJ銀行を初めとする国内メガバンクもリップルの送金システムを採用すると表明しています。
非常に期待されている仮想通貨であり、今後の動向に注目が集まっています。
仮想通貨の始め方その2.購入方法を選ぼう
現在、仮想通貨を手に入れる主な方法として、以下の4つが挙げられます。
・販売所での購入
・取引所での購入
・仮想通貨を送金してもらう
・お小遣いサイトなどで稼ぐ
本記事では、その中でも代表的な購入方法である、販売所と取引所での購入について解説します。
販売所で購入する
仮想通貨を取り扱う業者(仮想通貨取引所)は、仮想通貨の販売も行なっています。仮想通貨取引所内に販売所という項目が存在し、掲示されている価格で希望の数量を購入することが可能です。
販売所を利用するメリットは、取引価格が明瞭で、すぐに指定の量を購入できるという点です。しかし、利便性の高さと引き換えに、割高な手数料がかかるというデメリットがあります。
取引所で購入する
取引所は、個人が仮想通貨を売買するプラットフォームです。手数料がかからないか、もしくは割安であり、販売所よりも低い価格で仮想通貨を購入できる確率が高いため、投資目的であれば取引所を利用するのが一般的です。
しかし、個人間の取引になるため、条件がマッチングしない場合は、取引が成立するまで時間がかかるというデメリットがあります。
仮想通貨の始め方その3.初心者でも安心の取引所とは?
現在、国内外には様々な仮想通貨取引所が存在します。その中でも代表的な取引所は以下の3つです。
CoinCheck(コインチェック)
「日本で一番簡単にビットコインを買える取引所」を謳っており、ユーザーの使い勝手を重視したサイト設計となっています。
仮想通貨の取引だけでなく、「coincheckでんき」や「coincheck donations」「coincheck payment」といった独自の仮想通貨関連サービスを展開しているのも特徴です。
また、仮想通貨のセキュリティ面で不安を抱くユーザーのニーズに応えるため、不正ログインに係る損失を100万円まで補償するサービスも提供しています。
Zaif(ザイフ)
Zaifも、他の2社と並び知名度の高い仮想通貨取引所です。最大の特徴は、条件を満たせば取引手数料がマイナスになるという点。取引をするごとに手数料を受け取れるという、他の取引所にはないメリットがあります。
また、Zaifコイン積立というサービスでは、毎月銀行口座から決まった金額を自動で引き落とし、仮想通貨の積立投資が可能です。
bitFlyer(ビットフライヤー)」
bitFlyerは、日本で初めて設立された仮想通貨取引所です。多数の大手企業が出資していることから資本力は国内トップクラス。また、日本のビットコイン取引の7割がbitFlyerで行われています。
モバイルアプリの使い勝手もシンプルでわかりやすく、簡単な操作で取引をすることができます。また、強固なセキュリティ体制も整っており、初めて仮想通貨取引をするユーザーにとって安心感の高い取引所といえます。
仮想通貨の始め方その4.少額でもOK?いくらから買える?
仮想通貨の投資は、少額から始めることが可能です。例として大手3取引所のビットコイン最小購入単位を挙げます。
・coincheck:0.001BTC
・Zaif:0.005BTC
・bitFlyer:0.0001BTC
仮に1BTC=200万円とした場合、200円から投資が可能ということになります。将来的にさらに価格が上がれば最小購入価格も上がってしまいますが、現時点では1,000円以下でビットコイン投資が可能です。
仮想通貨の始め方を本で学ぶ
仮想通貨のことをさらに詳しく知るために役立つ書籍が多数出版されています。
「いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン」
仮想通貨取引所コインチェックの代表大塚雄介氏による本著は、仮想通貨の基礎知識を深めるために必携の入門書です。
仮想通貨の仕組みやブロックチェーンの特徴など、ITや金融の知識がないと理解が難しい分野を、文系の人にも理解ができるようわかりやすく解説されています。
「仮想通貨革命—ビットコインは始まりにすぎない」
日本の元官僚であり、経済学者である著者の野口 悠紀雄氏による、仮想通貨の解説書です。経済のスペシャリストによる本著を読めば、仮想通貨だけでなく、法定通貨を含めた通貨全体に対する知識がより深まります。
仮想通貨投資への第一歩を
以上、当記事では仮想通貨を始めるにあたり必要な知識を解説させていただきました。
1.仮想通貨の種類
2.仮想通貨の購入方法
3.仮想通貨取引所
4.仮想通貨の最小購入単位
仮想通貨は始まったばかりの技術であり、課題も多く残されていますが、未来を大きく変える可能性を秘めた非常に夢のある分野です。基礎的な知識を身につけたら、まずは少額投資をしながら少しずつ実践知識を身につけていきましょう。