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【2018年】仮想通貨が暴落した理由とその対策。忍び寄るバブルの崩壊

仮想通貨の「氷河期」が到来する?長期の高騰により高まる不安

仮想通貨の高騰バブルが続き世界中の金融・投資業界が賑わっている中、「近々バブル崩壊による暴落が起こるのではないか」という不安が、業界の中で囁かれています。

実際、これほど長期間にわたって高騰が続いていると、バブル崩壊の兆しを薄々感じ始める方が増えるのも頷けます。

日本において仮想通貨の高騰が起こり始めたのは、ビットコイン先物上場が取り沙汰された去年の10月。その後も様々なメディアからの注目を集め、それに伴い日本の大手企業は続々と事業への参入を果たしました。

ビットコインの価格は今や100万円の突破を記録し、イーサリアムやモナコインなど他の仮想通貨も、それに引き摺られるかの如く高騰しています。

しかし、暴騰の後には暴落が付き物です。仮想通貨ブームによるバブルはやがて終末を迎え、大規模な下落の危機が訪れる可能性もあります。やがて来るべき仮想通貨の「氷河期」に向けて、今からでも備える必要があります。

仮想通貨の流出事件により大暴落、バブル崩壊の可能性が高まる

201712月、ビットコインは35%もの暴落に直面しました。この暴落後述する「調整」によるものとされています。事実、相場は再び高騰へ向かい始めます。

しかし、この時期から仮想通貨に関する不安の声が上がり始めました。そして、それは予期せぬ形で現実のものとなり、被害を受けた投資家達を更なる不安へと誘います。

2018126、日本の大手仮想通貨取引所「コインチェック」にて起きた不正流出事件は、未だ我々の記憶に新しいです。盗難されたのは「NEM」という仮想通貨でした。その被害額は5.4NEM、日本円にして約580億という史上最大の損額を出した恐ろしい大事件だったのです。

コインチェックでは不正アクセス防止のコールドウォレットを運用しておらず、秘密鍵の分割による保管「マルチシグ」も未実装のままでした。不正アクセスへの対策を怠った事が、この悲劇を引き起こしました。

事件の残した爪痕は深く、取引所のずさんな管理を目の当たりにした人々は、仮想通貨に対して「危険」という認識を持つようになってしまいました。

今後、このような流出事件が続くのであれば、仮想通貨への不安・不信が募り、買い手が次々と離れてしまいます。そうなれば、バブルに終止符が打たれるのも時間の問題です。

仮想通貨が暴落する理由とその原因

仮想通貨に限らず、価格が下がる理由として「需要の減少」があります。通常、通貨の価格は需要が増えると上がり、逆に減ると下がります。暴落の原因は、通貨の需要が無くなり、その通貨を買いたいと思う人が減ってしまうためです。

では、暴落を起こすほど需要が激減する要因は何か。代表的なものを挙げました。

暴騰による相場の調整

暴落の原因として、最も多いのが「調整」です。株投資やFX取引でも起こる現象の一つで、「上昇トレンド中の下落」を指します。需要が増えて通貨の高騰が続くと、今度は売って利益を得ようと考える人が増えます。

すると、買いたいと思う人が次々と売る側に回るため価格が下がってしまい、下落が発生します。トレンドが続いていれば再び価格は上がりますが、需要が他の通貨に移ると、そのまま暴落へ向かう可能性があります。

投資家たちの不安・予測

投資家たちが不安を募らせると、暴落のリスクを回避しようと考える人が増え、誰もその通貨を買わなくなります。すると、需要が無くなるということなので価格は暴落を始めます。

市場にいる人々の通貨に対する意識は、経済の流れとなって表れます。通貨への不安で人が離れていくと、長期的な暴落が発生する危険性が高まります。

大規模な流出事件

ハッカーによる盗難などの不正行為が拡大化したものです。高騰中の被害額は、一度の事件で億単位にまで上ります。

近年、ハッキングによる流出事件の影響により、長期間の暴落が引き起こされてしまうケースが多発しています。取引に不安を感じた人が増えることで買い手がつかなくなり、そのような暴落が起こってしまうのです。

2018年になった今、仮想通貨に暴落の危機が迫っている

日本において仮想通貨の高騰が起こり始めたのは2017年の10月。バブルの来訪は10年に1度、景気の継続はおよそ12年とされています。そのように聞くと、バブル崩壊はまだ先のように感じます。

実は、アメリカは7年程前に仮想通貨の急騰を経験していました。その高騰は1年も続かず、半年ほどで暴落の時期が到来。それから1年後、再び急騰の時期を迎える者の、ほどなくして暴落しました。

日本で注目され始めた時期を考えると、近日中に大規模な暴落が起こったとしても不思議ではありません。今まで発生した仮想通貨のバブルは、その崩壊が通常の通貨よりも早い時期に到来しています。

そして現在、仮想通貨は高騰と暴落を繰り返しています。流出事件の後であるにも関わらず、未だ需要が高まる一方で、バブル崩壊による大暴落を予測する人も出始めています。その不安こそが、大きな暴落の要因となるかもしれません。

「備えあれば憂いなし」仮想通貨の暴落したらどうするか

では、暴落による被害を防ぐには、どのような対処をすればいいのか、考えてみましょう。

資金の一部を現金に換え、落時に買える資金を備えておく

最も安全な対処方法です。仮想通貨の一部を現金に換えておくことで、暴落の際に買い手に回り、挽回のチャンスをつかむことが出来ます。

現金に換える際の注意点として、換金の価額はレートによって変動していること、換金方法によって手数料が違うことが挙げられます。必ず、事前に調査をしてから換金しましょう。

通貨や取引所を分散し、リスクの軽減を図る

運用する仮想通貨を一つに絞らず分散して投資することにより、暴落の発生していない通貨での取引が可能です。

また、取引所を分散するとハッキングによる流出の被害を受けても、他の取引所が無事であれば、損失を最小限に抑えることが出来ます。

しかし、同時に複数の通貨を取引・監視しなくてはならず、同取引の経験が浅い投資家には敷居の高い対処方法と言えます。

暴落の予兆が見えたら、すぐに売りに出してしまう

相場の変動を分析できる知識と経験がある人に向いている対処法です。相場の変動や経済の流れから暴落の先触れだと感じたら、その対象となる通貨を売りに出してしまうことで、損失の危機免れることが出来ます。

この方法で気を付けてほしいのが「狼狽売り」です。急な暴落に慌ててしまい、そのまま勢いで売りに出してしまう事を言います。暴落の後では遅いです。市場の動きをよく観察してから売りに出しましょう。

 仮想通貨の暴落は買い時、事前の対策が「危機」を「好機」に換える

暴落から発生するのは損失だけではありません。暴落時こそ仮想通貨の「買い時」であり、大きな利益を出す絶好の機会です。

事前に運用資金を備えておけば、普段は高騰中で高値の仮想通貨を、暴落中の大特価で購入することが可能になります。

そして、購入した通貨の価格が戻った際に売却すれば、多額の利益を手に入れることも可能なのです。暴落への対策は損失から身を守るだけでなく、このように大きなメリットをもたらす事にも繋がります。事前の備えを強く勧める一番の理由でもあります。

暴落時こそが「最高の買い時」と言えます。事前の備えが、最大のピンチを最高のチャンスへと昇華させてくれるのです。その絶好の機会を逃さないためにも、暴落への対策は怠らないようにしましょう。危機に陥るか、好機を得るかはその人次第なのです。

暴落からあなたを救うのは、冷静な対処と事前の備え

ここまで暴落の原因と対策について書き連ねましたが、経済は人の思惑通りに動いてくれる訳ではありません。「そうは問屋が卸さない」というのが現実です。

見通しが外れて膨大な損失を抱えてしまう、事前の対処を怠り挽回の機会を失ってしまうなどの不幸に見舞われ焦った結果、更なる損失を重ねてしまう人もいます。

苦境に立たされた時は、まず「冷静になる」ことが大事です。自身や周囲が見えていない状態で損失を取り戻そうとすれば、間違いなく破綻の一途を辿ることになってしまいます。

孫氏の兵法に「動かざること山のごとし」とあります。これは何事にも動じない冷静さと、大きな危難にも揺るがない不動の強さを、不動の山に例えて著した言葉です。過大な損失で窮地に陥ったとしても、焦らず慌てず、冷静な対処を心掛けましょう。

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