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仮想通貨ネオ(NEO)とは?その特徴と今後の可能性を考察

仮想通貨NEO(ネオ)とは?

仮想通貨NEO(ネオ)とは、中国で生まれた仮想通貨であり中国版イーサリアムと言われています。

このNEOは元々「アントシェアーズ」という名前でしたが、名前を変えて新しくNEOとなりました。

NEOは「スマートエコノミー」を創り上げることを目的に開発されており、イーサリアムと同様に分散型プラットフォーム、分散型アプリケーションを展開していきます。

スマートコントラクトを駆使して資産をデジタル化し、新しい経済インフラ構築を目指すNEOですが、その特徴や将来性はどんなものなのでしょうか。以下よりNEOの特徴や将来性を見ていきます。

仮想通貨NEOコインの特徴

では、仮想通貨NEOの特徴を順に解説していきます。

多言語対応なNEOのスマートコントラクト

NEOはイーサリアム同様にスマートコントラクトを実装し、分散型のプラットフォームを展開します。スマートコントラクトとは、管理者不在で一連の取引ができる新しい概念です。

既存の仲介取引ではネットであろうとリアルであろうと仲介者がいましたが、スマートコントラクトによってネット上で仲介者が不在でも取引することができるのです。

これによって中央集権型ではなく分散型のプラットフォームを構築できるのです。

さらにこのNEOのスマートコントラクトの特徴として、イーサリアムと違ってベーシックなプログラミング言語での実装が可能となっています。

イーサリアムではSolidityといった独自の言語を使いますが、NEOはJavaやPythonに対応しており、イーサリアムよりも開発の難易度が低いのです。

NEOのコンセンサスアルゴリズムはDBFT

NEOはDBFT(Delegated Byzantine Fault Tolerant)というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。

この仕組みは複雑なのですが、アルゴリズムの流れは以下の通りです。

  1. NEOに参加する人々が投票を行い、ブロックの監視者である「ブックキーパー」を選出する。

2. 選ばれたブックキーパーの一人がブロックを生成する権利を持つが、他の候補者の66%以上の信任投票を得る必要がある。

3. 信任の合意が得られない場合、また他の候補者に対して信任投票を行い66%以上の投票が得られるまで繰り返す

このように、ブックキーパーがブロックを監視する仕組みであり、NEOの参加者もブックキーパーを監視する仕組みなのです。

これらによってブロックチェーンの信頼性と安全性を保つ仕組みです。

仮想通貨NEOの燃料通貨となるGASトークン

NEOのプラットフォーム上では「NEOトークン」と「GASトークン」という2つに分かれています。

NEOトークンは上述したブックキーパーに投票したり、ブロックチェーンを管理する権利の証明としての用途がありますが、GASトークンは、イーサリアムのETHのような燃料通貨としての役割を果たします。

イーサリアムで使われるETHも、ビットコインのような決済としての用途よりもプラットフォームを管理して動かす「燃料」的な役割を持っていますが、GASトークンも同様にブロックチェーンを管理する為の燃料という用途なのです。

ここでイーサリアムの燃料通貨ETHとNEOの燃料通貨GASとの違いを見ておきましょう。

ETHとGASはプラットフォーム燃料として使われる点では共通してますが、イーサリアムでは個別にGASという通貨が存在するわけではありません。

つまり、このNEOの「GAS」トークンは独立した通貨となりNEOトークンとの価格もそれぞれ異なっているのです。

そして、NEOを保有することでこのGASが配当として付与されますが、付与される為には特定の取引所やウォレットを選定して置く必要があります。

仮想通貨NEOコインをチャートで分析

引用:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/neo/

2018年3月現在、仮想通貨市場全体では時価総額ランキング7位で推移しており、その時価総額は4,500億円程度です。

現在はカルダノコイン(ADA)と同じ水準の時価総額であり、上記のチャートの通り、今年の3月以降は盛り上がりに欠ける進捗となりました。

去年は年間およそ40倍の高騰を見せたNEOですが、昨年の11月にイーサリアムからNEOにプラットフォームを乗り換えた「Project ICO」のニュースや、マイクロソフトが提携を発表したことが上昇要因として考えられます。

特に開発言語が容易という理由もあり、全体的に市場不況にも関わらず、最高値を更新するような動きを見せていました。

NEOが購入できる仮想通貨取引所

引用:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/neo/#markets

NEOが取引できる主流な取引所は、世界最大の取引所である「Binane」です。BinanceはNEOの取引市場全体でも取引のおよそ50%を占めており、Binanceで流動性が高くなっています。

通貨ペアはUSDT(テザー)やBTCがメインで、一部イーサリアムやBNB(バイナンスコイン)でも取引されています。

そして、下記図の通りNEOの燃料通貨GASトークンもBinanceで上場されています。

引用:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/gas/#markets

こちらはBinance以外に同じ香港に拠点を置く取引所「Huobi」が高い取引シェアを誇っていますが、GASの配当を受け取れる取引所はBinanceやKucoinです。

仮想通貨NEOの購入方法

NEOの購入は、NEOの取引高がナンバーワンのBinanceがおすすめです。

その購入方法としては以下の通りです。

  • 国内の仮想通貨取引所でBTCやETHなどの仮想通貨を購入
  • Binanceへ登録
  • BTCやETHをBinanceへ送金
  • Binance内で「NEO」を銘柄検索して購入
  • なお、BinanceであればGASトークンの配当を受けることができます。

2018年のNEOはどうなる?NEOコインの今後と将来性

NEOは、SNSなどのユーザー投稿を集計して感情を読み取り予想を立てるという「Web bot」に「2018年の1月になると急速に上昇する」と昨年予言され、それは見事に的中しました。

下記チャートを見ると、2018年に入り価格は1月1日から半月ほどでおよそ2.5倍となっています。

引用:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/neo/

そして下記の通り、仮想通貨市場全体のチャートを見ると、この時期は下落時期でしたが、それでも「Web bot」はNEOの上昇を見事に当てたのです。

引用:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/neo/#charts

今後は、投機ブームも終わり、しばらく落ち着いた動きを見せるだろうというのが筆者の見解です。

プラットフォーム通貨を必要とするICO市場は、今後大規模なプロジェクトが規制によって今よりも減って行くでしょうし、そもそも中国自体はICOが全面的に禁止されています。

しかし、中国ではICOは禁止しているものの、ブロックチェーンには決して反対的ではありません。そのため、NEOはこれからブロックチェーンプラットフォームとしての汎用的な活用に期待できるのではないでしょうか。

NEOは中国で大きな経済圏を創ることができるか

現在、ICOトークンを作る為の基軸的なプラットフォーム通貨はイーサリアムが担っています。

しかし、それはそれでそのまま続くかもしれませんし、NEOはNEOで中国の経済圏を取って行けば良いだろうというのが筆者の見解です。

実際にNEOはまだまだ規模は出ていませんが、主に中国圏、香港、シンガポールでICOプロジェクトに使用されています。

他にイーサリアムと差別化するならNEOはイーサリアムよりもプログラミング言語が簡単でスマートコントラクトも作りやすいと言うメリットがあります。

そもそも競わなくとも、お互いの良さを市場で発揮し共存すれば良いとも筆者は考えています。

それにNEOはそこらの草コインとは違って時価総額が4,000億円を超えており、それは日本の新生銀行やセブン銀行と同水準の規模なのです。

まだまだイーサリアム程の規模ではありませんが、それぞれが経済圏を確立し、まずは莫大な中国人ユーザーをどれだけ取り囲めるかが肝となりそうです。

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