仮想通貨

世界初を実現したBytecoin。その特徴と将来性とは

Bytecoinは世界初のシステムを採用した仮想通貨

Bytecoin(バイトコイン)という名前を聞いたことがありますか?コインゲッコーの時価総額ランキングによると、61位にランクインしています。

参考:https://www.coingecko.com/ja

知名度の低いアルトコインかと思われたかもしれませんが、bytecoinは世界で初めて匿名性に優れたCryptoNight(クリプトナイト)というシステムを採用した仮想通貨なのです。

このシステムを基に新たに誕生した仮想通貨が、近年、ダークマーケットで決済方法として採用されたことで注目されるmonero(モネロ)です。

しかし、以下のチャートからも分かる通り、Bitcoinのような爆発的な人気はなく、20181月に過去最高額2円を記録し、それ以降は1円以下をキープし続けています。

参考:https://www.coingecko.com/ja/%E7%9B%B8%E5%A0%B4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%88/bytecoin/jpy

なぜ、bytecoinは価格が上がらないのでしょうか。

そこで、bytecoinの特徴や取り扱いのある取引所、マイニングの観点から、bytecoinの価格が上がらない理由や将来性について明らかにしていきます。

注目を浴びるBytecoinの特徴とは

Bytecoinの唯一ともいえる特徴は、匿名性の高さです。高い匿名性を持つ仮想通貨を実現できた理由は、以下の3つが挙げられます。

1.リング署名

リング署名は一般の企業でも利用している技術で、複数人のグループで公開鍵を作成して複数人で署名するため、個人の特定ができない仕組みになっています。

一方、Bitcoinは取引データの改ざんを防ぐことを目的として、送金者の署名によって承認者が個人を特定することを可能にしています。

つまり、bytecoinBitcoinは正反対のシステムを採用しているのです。

2.ワンタイムキーの発行

ワンタイムキーとは送金用の秘密鍵のことを指しており、1度の送金にしか使用できないことからそう呼ばれています。

送金の度に新たにワンタイムキーが発行されるので、外部から送金者を特定しようとしても追跡が不可能なのです。

3.ブロックチェーン分析抵抗

Bitcoinの場合、ブロックチェーンから送金者の特定が可能な他、送金者の残高なども確認することが可能です。

これをブロックチェーン分析といい、bytecoinではこのシステムに抗うシステムによって個人の特定を難しくしています。

匿名性の高さは非常に優れているシステムですが、bytecoinを基にしてさらに上を行くmoneroが存在しているため、匿名性の高さだけでは勝てないのが実状です。

Bytecoinのマイニングは家庭用パソコンで可能

Bytecoinを入手する方法として、取引所で購入する以外にマイニングによって入手が可能です。

Bitcoinの場合、Asicというマイニング専用の機材が必要ですが、bytecoinのマイニングは家庭用の一般的なパソコンでも簡単に行えます。

Bytecoinの発行上限数は、18847000万枚とBitcoin2100万枚を遥かに超える枚数です。

簡単にマイニングできるからやってみようと思うかもしれませんが、すでに8割は採掘されており、マイナーへの報酬が少ないことが問題視されています。

今後、moneroのマイニングへ移行していく人も増えていくことでしょう。

Bytecoinを取り扱う取引所は国内にはない

Bytecoinが日本で人気がない理由として、国内の取引所では取り扱っていないことも一因でしょう。

2016年には国内の取引所coincheck(コインチェック)がmoneroを取り扱ったことにより、bytecoinが日本で普及しなかったことが考えられます。

さらに、coincheckは金融庁から業務改善命令を受けており、moneroなど匿名性の高い仮想通貨の取り扱い中止を検討しており、国内の取引所では入手不可能になるでしょう。

Bytecoinを購入する場合は、海外の取引所に登録する必要があります。ただ、海外でも取り扱っている取引所は少なく、主な取引所として以下の3つが挙げられます。

Poloniex(ポロニエックス)
Cryptopia(クリプトピア)
HitBTC(ヒットビーティーシー)

どの取引所も日本語対応していないため、利用する場合はGoogleの翻訳機能などを活用すると良いでしょう。

Bytecoinの将来性

ここまで、bytecoinについて特徴など見てきましたが、正直なところ、仮想通貨として将来性があるのでしょうか。

現状において、bytecoinBitcoinのように爆発的な人気が上がる可能性は低いです。なぜなら、匿名性の高いmoneroなどに対して優位性のある特徴がないからです。

現に、moneroは時価総額ランキングのトップ10に入る一方、bytecoin61位と足踏み状態が続いています。

さらに、開発が活発に行われているmoneroに対し、bytecoinの開発状況は乏しい状況といわざるを得ません。

仮想通貨において、投資家の信頼を得続けるためには、現状の問題を解決するための開発は必要不可欠です。取引所で取り扱いがなくなれば、草コイン化する可能性も拭えません。

ただ、moneroを始めとする匿名性の高い仮想通貨に注目が集まれば、同時に価格が上昇する可能性も残されています。

Bytecoinを投機目的で購入するのもアリ

短期的なスパンで見れば、bytecoinは投機目的として購入するのもアリです。

一方、長期的なスパンで考えると、実用性に欠けるため、匿名性の高い仮想通貨を保有するのであれば、moneroZcashなどを選ぶと良いでしょう。

ただ、匿名性の高い仮想通貨を保有する場合、注意しておくべきことがあります。

それは、匿名性の高さゆえに、脱税やマネーロンダリング(資金洗浄)といった犯罪に利用されやすく、国によって規制される可能性があるということです。

こうしたリスクがあることを念頭に置き、広い視野を持って投資を行いましょう。

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