マイニング

仮想通貨のマイニングとは?効率の良いやり方と基礎知識を解説

誰でも実践可能なマイニング

仮想通貨と聞くと単なる投資対象としてしかみていない人も多いのではないでしょうか。しかし、仮想通貨はある活動に参加すると、まるでお金を稼ぐように仮想通貨を増やしていくことが出来ます。この行為を「マイニング」と呼び、毎日多くの人々がこのマイニングを行っているのです。

また、現実の貨幣と違って仮想通貨のマイニングは誰でもできる行為。パソコンの演算機能を使用して進めていくので、理論上は自宅のPCでも仮想通貨を増やしていくことが出来ます。

今回はこのマイニングについて見ていきましょう。

マイニングとは何か?

仮想通貨を増やすマイニングと先述しましたが、いったいどういうことなのでしょうか?キーワードは「ブロックチェーン」にあります。

仮想通貨は、その特性上すべての取引履歴が記録されていきます。この取引履歴ですが、ある時間ごとに一つの箱のようなものにどんどんと放り込まれていくのです。

ビットコインの場合は10分ごとにこの箱が作られていきます。この箱に取引履歴を書き込んでいくのですが、この書き込みを誰かが行わなければ、ビットコインは価値を持ちません。

そこで、この取引履歴の書き込みを行ってくれる人に、ご褒美としてビットコインを与えるという仕組みが存在しています。これがマイニングです。

このマイニングを行う作業には膨大な計算が必要になります。この計算を行うために、パソコンの計算能力が必要とすされているのです。

マイニングによるビットコインの増加量

ビットコインは市場に出てくる量が決まっています。無限に生まれてくるわけではありません。しかし、この市場の総供給量を増やすためにも、マイニングという行為は必要なのです。

マイニングによってビットコインは現在、10分に12.5BTCだけ増えるようになっています。2018115日のビットコインの価格はだいたい1BTC=170万円だったので、2,125万円分のビットコインが10分ごとに生み出されていると考えてもいいでしょう。

この12.5BTCを、ブロックチェーン生成への貢献度を試算して、それぞれに分け与えることになります。端的に言うと、無から有を生み出していると言えてしまうかもしれません。

マイニングのやり方を解説

マイニングには主にプールマイニングとソロマイニングの2種類がありますが、ここではプールマイニングやり方についてみていきましょう。

マイニング初心者は、まずはプールマイニングを行い、マイニングとはどんなものかを理解した方が良いためです。また、プールマイニングではそこまでパソコンのスペックを求められないため、自宅にあるパソコンでも十分にできる可能性が高いためでもあります。

プールマイニングとは、マイニングを1つのサーバー内でほかの人たちと協力して行うマイニングのことです。一人一人のパソコンでは十分な力が発揮できなくとも、多くの人々のパソコンを仮想サーバー内に並列してつなぎ合わせることで大きな力を発揮させることができます。

プールマイニングを行うには以下の5つの手順が必要です。

ウォレットのダウンロード

プールマイニングのサイトに登録

ワーカーの設定

マイナーの準備

マイニングの開始

ウォレットのダウンロード

ウォレットとは簡単に言うと仮想通貨専用のお財布です。ここに仮想通貨を保管したり、送金を行ったりすることができます。ウォレットを使えるようにするためには同期という作業が必要です。

また、仮想通貨の種類によってそれぞれウォレットが異なるため、自分がどの仮想通貨を使うのか、何が必要なのかをあらかじめ知っておく必要があります。

プールマイニングのサイトに登録

次にプールマイニングサイトに登録します。プールサイトは通貨ごとにあるため、ここでも自分は何の仮想通貨をマイニングするのか正確に理解しておかなければなりません。ビットコインさえマイニングしていればいいというわけでもないのです。

プールマイニングサイトに登録すると、パスワードやPINなどの設定が必要になります。ここでも推測しやすいパスワードなどには十分注意しましょう。クラックされてしまうと最悪、ウォレット内の通貨を勝手に引き出されてしまったりします。

サイトにログインするとダッシュボードといわれる自分のプールステータスが表示される画面に移動します。このダッシュボードが出てくれば成功です。

ワーカーの設定

ワーカーはマイニングプール内の自分の名前です。仮名のようなものなので、好きなように入力しましょう。自己紹介ページなどを作るタイプのマイニングプールもあります。自分のマイニングしたい仮想通貨のマイニングプールの設定に従ってください。

マイナーの準備

マイナーを準備していく必要があります。マイナーとはマイニングを行うアプリケーションで、自分のパソコンや通信環境にあったものが必要です。

このマイナーがパソコンと相性が悪い場合、マイニング効率がぐっと落ちてしまうので、しっかりと確認しましょう。自分の環境がよくわからない場合は、パソコンのスタートメニューから確認することが出来ます。

「ファイル名を指定して実行」もしくは「プログラムとファイルの検索」⇒「dxdiag」と入力⇒出てきたアプリを起動⇒「ディスプレイ」⇒「デバイス」と捜査していくことで確認できます。

自分の環境がわかったらそれぞれに適したマイナーをダウンロードしていきます。いちおう目安としては、「Radeonならcgminer」「GeForceならcudaminer」「それ以外のGPUならcgminer」「CPUならcpuminer」となっています。よくわからなければ、まずはこちらからダウンロードを試していってください。

マイニングの開始

ここまでの作業を終えたら、いよいよマイニングを開始できます。マイナーの本体が入っているフォルダを開いて、テキストファイルを新規作成してください。このメモ帳に以下の記述をしていきます。

cgminerの場合

cgminer.exe –scrypt -o stratum+tcp://mona1.monapool.com:6666 -u galliver.worker -p x

cudaminerの場合

cudaminer.exe -a scrypt -o stratum+tcp://mona1.monapool.com:6666 -u galliver.worker -p x

cpuminerの場合

minerd.exe -a scrypt -o stratum+tcp://mona1.monapool.com:6666 -u galliver -p x

ここで注意してほしいことは「galliver.worker」の欄に「galliver=マイニングプールにおけるユーザー名」「worker=ワーカー名」とすることです。

また、この間の「.」も省略してはいけません。また最後の「x」には自分で設定したワーカーパスを入力します。これを上書き保存して、テキストファイルの拡張子を.batに変更します。これでマイニングをするためのすべての準備が整ったことになります。

マイニングに適したPCとは?

ここまでは自宅のパソコンで簡単にマイニングをする方法について解説しました。ここからは、より専門的な内容に入っていきます。本格的にマイニングを行っていくのであれば、それ相応のスペックがあるパソコンが必要になります。マイニング用のパソコンは自作可能ですので、こちらも視野に入れましょう。

実は、マイニング自体はノートパソコンやスマートフォンでも可能です。しかし、マイニングによって仮想通貨を増やしていくのであれば、貢献度という問題が出てきます。

貢献度が高ければ高いほど多くの仮想通貨を得ることが出来るわけです。そのため、パソコン自体のスペックが高いほうがいいという話になっていくのです。

マイニングに必要なスペックは以下の4点に着目します。

・グラフィックボードの性能/枚数

・電源効率を上げるため、80plus認証のグレードの高い電源ユニットを採用

・廃熱能力の高いPCケース

CPU/メモリー/ストレージはそこまで重要性は高くない

グラフィックボードについては後述します。ここでは、非常に重要なものであると頭に入れておいてください。マイニングを始めるとパソコンは最大パワーでつけっぱなしという状態になるでしょう。

そのため、電気代が重要になってきます。電気代を抑えることが出来れば資金的に効率の良いマイニングが可能です。

また、マイニング中は最大パワーで稼働しているので、発生する熱をどうするかが非常に重要になります。アイルランドにある最大のマイニングマシンは氷点下の屋外に置かれているというニュースもありました。廃熱に注意しないとマシン自体がダメになってしまいますので、注意が必要です。

その他、パソコンを起動させるためのCPU・メモリー・ストレージはあまり重要ではありません。これらのことを考えてみると、まずはデスクトップのゲーミングパソコンを導入して、様子を見るのはどうかという意見がインターネット上ではよく見られます。

マイニングに必要なGPU(グラフィックボード)とは?

マイニングにおいて、なぜグラフィックボードが注目されるのでしょうか?本来、グラフィックボードとは、高画質な映像を出力したり、オンラインPCゲームの動きを滑らかにしたりするためのものでした。

しかし、この高画質な映像を出力するために必要となる演算能力が、マイニングに影響を与えることがわかってきたのです。グラフィックボードとして注目されているのは、RADEON製かGeFORCE製というこの2種類でしょう。

RADEON製のグラフィックボードは、今まではゲームに向いていないグラフィックボードといわれていましたが、電力消費量や発熱という点で非常に優れていることがわかり、マイニング用として人気が出てきたグラフィックボードです。

GeFORCE製のグラフィックボードは、もともと超高性能グラフィックボードとしてオンラインゲーマーからの支持が厚かったグラフィックボードです。高性能なグラフィックボードということは、演算能力が強力であるということ。

どちらがマイニングに向いているかは、廃熱環境や電気消費環境によって変わるので、一概にどちらが良いとは言えません。自分の環境に合ったグラフィックボードを選んでください。

おすすめのマイニングソフト2選

ここまで読んできて、パソコンに理解がないとマイニングは難しいなぁと思った方も多いのではないでしょうか?そこで、最後に効率性はともかく、入れておけば勝手にマイニングをしてくれるソフトを2つご紹介しておきます。

①MinerGate

引用:https://minergate.com/

「MinerGate」はサイトから登録を行い、ソフトをダウンロードして実行するだけで初心者でも楽々マイニングが出来てしまうというソフトです。

また、起動したときに一番マイニングしやすい通貨を自動的に選んでくれるという機能もあるため、気楽に仮想通貨を増やしていくことが出来ます。

ただ、実際のマイニング量は微々たるもの。CPUコアの数を増やしていくことで効率性を高めることが出来ますが、あまり目立った変化は見られないようです。「MinerGate」はマイニングとはどういうものなのかを体感できるソフトとして非常に有効でしょう。

② NiceHash Miner

引用:https://miner.nicehash.com/

ゲーミングパソコンなどを持っていて、グラフィックボードが優秀な場合におすすめなのが、こちらの「NiceHash Miner」です。一度設定すれば、あとは放っておくだけでマイニングできるので人気があります。

NiceHashHPからソフトをダウンロードし、登録などを進めていくだけで勝手にマイニングの設定が出来上がります。主にアルトコインと呼ばれる、ビットコインではない仮想通貨をマイニングするための設定がされていますが、その時、一番効果的にマイニングできる仮想通貨を自動的に選んでくれます。この辺りはMinerGateと一緒ですね。

競争率が高まるマイニング

仮想通貨のマイニングはかなりの競争率になっており、本気で利益を上げようとするとパソコンに様々な設定をする必要があり、またスペック等もかなり整えなければならないことが分かっていただけたと思います。

それでも、仮想通貨を生み出すことが出来るということで、少しの投資で大きなリターンが見込める可能性も十分にあるでしょう。

仮想通貨はまだまだ注目されていく分野。ぜひ、自ら仮想通貨を生み出し、少しでも有利な仮想通貨取引を進めていってください。

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