草コイン

2大仮想通貨を融合したQtumとは。チャートやAALを紐解く

若きエンジニアが開発した仮想通貨Qtumとは

出典:https://qtum.org/en/

Qtum(クアンタム)という仮想通貨をご存知でしょうか。

Coingecko(コインゲッコー)の時価総額ランキングでは12位(2018326日現在)にランクインしています。

参考:https://www.coingecko.com/ja

Qtumはシンガポールのqtum財団によって開発された仮想通貨で、Bitcoin(ビットコイン)とEthereum(イーサリアム)の特徴を併せ持つのが最大の特徴です。

それぞれの良い特徴を組み合わせることで、それぞれが持つ課題を解消する優れた仮想通貨の開発に成功したのです。

Qtumを開発したのは創業者で、20代の若きエンジニアだったパトリック・ダイ氏です。そんな若きエンジニアが開発したqtumについて紐解いていきます。

Qtumの基本情報とチャートから分かる注目度

まずは、qtumの基本情報から確認しておきましょう。 

Qtumのブロック生成にかかる時間が約2分と速いことからEthereumの承認速度が速い特徴からも伺えます。

発行上限枚数は初期に1億枚が配布されており、そのうちの51%はICOで配布されていたといわれています。

さらに、ICO前には著名人から熱い支持を得ており、実に100万ドルもの資金を調達していたことでも注目を集めました。

では次に、チャートを確認しましょう。

参考:

https://www.coingecko.com/ja/%E7%9B%B8%E5%A0%B4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%88/qtum/jpy

201712月までは400円~2,000円を維持していましたが、12月に入ると一気に価格が上昇し、20181月に最高額11,330円を記録しました。

Bitcoinには遥か遠く及びませんが、数百種類もの仮想通貨の中でこれほどまでの上位に位置し、ICOでも注目を集めていたことに納得できます。

2018326日現在は1,888.161円に留まっています。このように、Qtumがいかに注目を集めている仮想通貨であることがお分かりいただけたことでしょう。

では、BitcoinEthereumのどんな特徴を組み合わせているのかについて、見ていきましょう。

UTXO」と「スマートコントラクト」を融合したAAL

Qtumの仕組みを理解する上で欠かせないのがAAL(アカウントアブストラクトレイヤ)です。まずは、BitcoinEthereumの仕組みから見ていきましょう。

Ethereumで採用している「アカウントベース」は、ブロックチェーンに残高記録を残すため、匿名性や二重送金といった仕組みの脆弱性を課題としています。

一方、Bitcoinが採用する「UTXO」はブロックチェーンには取引記録しか残さないため、匿名性が保たれる安全性の高い管理方法です。

次に、スマートコントラクトとは「契約の自動化」を意味しており、取引全般における行動をプログラム化して実行を自動化することを指します。このシステムにより、EthereumBitcoinよりも承認にかかる時間が40倍も速いことや外部による不正の防止を実現できました。

つまり、UTXOとスマートコントラクトを融合したことで、qtumはそれぞれの課題をクリアすることができたのです。

通常であれば、異なるシステムを融合することは非常に困難なことです。そこで重要な役割を果たすのがAALです。異なるシステムの融合を可能にし、それぞれのシステムを別の階層に設けてパイプ役となったシステムこそAALなのです。

では次に、qtumを保管するwallet(ウォレット)について見ていきましょう。

Qtumが使用できるwallet(ウォレット)

QtumUTXOを採用しているため、スマートフォンなどのモバイルでも作成可能なライトウォレットが使用できます。また、Ethereumとの互換性もあるため、Ethereumのウォレットも使用可能です。

ただ、オンラインウォレットの場合、ハッキングなどのリスクがあるため、なるべくならqtumの公式ウォレットを使用することをおすすめします。

公式ウォレットは、qtumの公式サイトよりダウンロードが可能です。

Qtumはマイニング市場における課題を解消

qtumBitcoinのマイニングにおける課題も解消しています。

Bitcoinはマイニング市場が資金力のある一部のマイナーに独占され中央集権化されつつある現状が問題視されています。

一方、qtumはその課題を解決するPoSProof of Stake)システムを採用し、qtumの保有量などによって抽選が行われます。

つまり、qtumではBitcoinのように一部のマイナーに市場を独占されることがないため、個人の参加が可能なのです。

Qtumを採掘する場合、Staking(ステーキング)と呼びます。Stakingはウォレットにqtumをオンライン接続した状態で保管しておくことで自動的にコインが増えていく仕組みになっています。

国内の取引所でQtumは取り扱っていない

Qtumは国内の取引所では取り扱われていません。そのため、海外の取引所で購入する必要があります。

ただ、海外の取引所では円建てしていないため、国内の取引所でBitcoinなどの他の仮想通貨を海外の取引所に送金後、qtumを購入できます。

では、qtumを購入する際におすすめの海外の取引所を2つご紹介します。

1.BINANCE(バイナンス)

BINANCEは誰もが知っている世界有数の取引所です。過去に世界一の取引量を記録したことでも有名です。

日本語対応していることもあり、初心者でも利用しやすい取引所です。さらに、独自通貨のBNBを取引で使用することで取引手数料が安くなるという特典もあります。

2. Bittrex(ビットレックス)

BittrexCoinoneに次いでqtumのシェアを占める取引所として知られています。取り扱っている銘柄の種類も多く、国内の取引所と比べても手数料が安いことが魅力です。

ただ、日本語対応していないため、英語が分からない人はグーグルの翻訳機能を使用すると良いでしょう。

有望株の見方が濃厚なQtumの今後

仮想通貨を牽引するBitcoinEthereum2大トップの良い特徴を融合させ、それぞれの課題を見事に解消したqtumは、将来有望である見方が濃厚です。

ただ、懸念材料が全くゼロである訳ではありません。BitcoinEthereumのシステムのどちらかに大きな問題点が指摘された場合、同様に問題視される可能性があります。

また、開発者であるパトリック・ダイ氏は中国大手企業のアリババで最高分析担当者を務めた経歴の持ち主であるなど、中国との太いパイプがあるとも噂されているようです。これが事実であれば、中国が今後どのように市場に関わってくるのかによって、qtumの価値は大きく変わる可能性が高くなります。

Qtumを保有する場合はBitcoinEthereumの動向も気にしつつ、中国という大国の仮想通貨市場への関わり方にも注目していきましょう。

関連記事