ICO

ICOとは?仮想通貨の新しい投資方法とIPOとの違い

新しい投資手段「ICO」

仮想通貨への関心が高まっている中、皆さんは「ICO」という言葉を聞いたことはないでしょうか?せっかく仮想通貨への投資に関心があるなら、ICOについて知っておくことは、今度の投資を検討する上で選択肢の1つになるかと思います。

今回は新しい投資の手段であるICOについて、概要の説明とどのように行われているのかを解説いたします。

ICOとは?IPOとの違い

 

 

 

 

ICO(Initial Coin Offering)は日本語で訳すと「新規公開通貨」となります。

株式投資であるIPO(Initial Public Offering)が株式を発行するのに対して、ICOは企業が独自の仮想通貨やトークンを発行して出資を募ります。株式公開のような厳格な上場基準がないことから、起業家、事業家にとって非常に人気のある資金調達方法になっています。

ベンチャーキャピタルにも、エンジェル投資家にも頼らずに事業を立ち上げられる新たな方法として、注目度は日に日に上がっています。

クラウドファンディングと考え方は似ている

ICOに似た仕組みとしてクラウドファウンディングがあります。クラウドファンディングはインターネットを通じて出資者を募り、資金を集める方法です。

クラウドファンディングには「投資型」「購入型」「寄付型」があり、金銭のリターンがあるのは投資型のみです。投資型は金融商品取引法の法規制などもあり、日本での普及は難しいのが現状です。

ICOへの投資は仮想通貨で行う

ICOへの出資は仮想通貨で行われます。イーサリアムのスマートコントラクトをうまく活用して出資を募っている企業やプロジェクトが多いのが現状です。スマートコントラクトを用いることで、イーサリアムでの投資→トークンの配布が自動的に行えるため、イーサリアムはICOにうってつけの仮想通貨となっています。

ICOは現在法規制がされていない

ICOは2018年2月現在、金融商品ではないため特に規制がされていません。今後、法規制がされることは確実だと思われますが、クラウドファンディングに比べると企業やプロジェクト側のランニングコストがかからないのは大きな魅力です。

逆に私たちを守ってくれる法律は、現時点では存在しないということを頭に入れておきましょう

ICOへ投資する際の注意点

 

 

 

 

ICOへ投資を行う場合、いくつかの注意点が存在します。そのため、ある程度、仮想通貨での取引に慣れてから始めるようにしましょう。

ICOへの投資は危険だと認識する

プレセール情報をTwitterなどで簡単に流すことができるので、Twitter等での情報からICOに興味を持った人もいるかもしれません。成功すればリターンの大きいICOですが、それ以上にリスクが高い投資となります。全てのICOが危険ではありませんし、魅力的なプロジェクトも存在します。

いくつかの注意点を挙げますので、投資したいICOが該当するかどうか確認してみましょう。

知人やセミナーで勧誘された

ICOについてセミナーを開いているところが増えています。その中で特定のICOへの投資を勧誘されたら、投資は控えたほうがいいかもしれません。良いICOは勧誘される前に投資家の目に入り購入されています。なので本当に優良なICOはまず普通の人間には紹介されないと考えた方がいいでしょう。

ここだけの限定販売を謳っている

日本限定の販売などと書かれているICOを見かけますが、ICOの長所は仮想通貨を使うことで世界中の投資家に出資を募れることです。わざわざ投資家を絞ることはデメリットにしかなりませんので、「限定感」を煽っているICOは購入を控えましょう。

投資なのに「確実」や「保証」をウリにしている

投資は魅力的な事業に出資して、その成長の手助けをする行為です。頑張って事業を立ち上げても、ニーズに合わなかったり、採算が取れなかったりして、頓挫してしまうのは仕方のないことです。

そのため、出資を募る段階で「確実」や「返金保証」をウリにしているICOはかなり怪しいです。リターンが確実に保証できるならICOではなく銀行や投資家が出資するでしょう。

事業内容の説明が複数の言語に対応しているか確認する

 

 

 

 

 

ICOは世界中から出資を募っているため、一般的には英語で書かれています。英語を読める人なら特に問題がありませんが、英語と日本語の両方に対応しているICOなら事業内容を把握することが可能です。

例を紹介すると「ALIS」というブロックチェーン技術を応用したソーシャルメディアサービスプラットフォームは、開発費をICOで募っていました。

https://alismedia.jp/ja/index.html

ページ内容も丁寧で見やすく、資金の使い方や還元値の概算も書かれています。(現在は目標額3.5億円に到達したため新規購入はできません)

ICOで成功を収めた「COMSA」

2017年の10月より「COMSA」というICOプラットフォームでCOMSAトークンの販売がスタートしました。

COMSA:https://tokensale.comsa.io/signup

COMSAのICOのプレセールが実施された時の勢いは凄まじく、ICO歴代6位の記録を残して終了しています。

 仮想通貨取引所Zaifと同じ会社が運営している

COMSAは仮想通貨取引所のZaifを運営しているテックビューロ株式会社が運営しています。10月2日の取引開始直後はアクセス集中で問題があったようですが、現在は沈静化して正常な取引ができています。

「COMSA(コムサ)」は、「Computer」の「Com」と日本語の「鎖(さ)」を組み合わせた、「ブロックチェーン」に由来する造語です。

COMSAは、Dapps(分散型アプリケーション)だけでなく、主に現実社会における既存ビジネスを中心にICOのサポートを手がけるのが理念になっています。クリプト経済において普及の障壁となっている問題のひとつを解決するためのプロジェクトとされており、このプロジェクトは、企業経済とパブリックブロックチェーンとの架け橋となることを目的としているようです。

1トークンは日本円で400円程度なので、興味のある人はCOMSAのサイトを確認してみてください。

ICOに参加という選択肢も

今回はICOという仮想通貨を使った投資について簡単にではありますが、解説させていただきました。ICOはまだまだ未知の分野で今後どうなっていくかは予想が難しいと思います。しかし、仮想通貨が流通することでICOも身近なものとなっていくと私は考えています。

今回の記事を読んでいただいた方には、仮想通貨の使い方に「ICO」という選択肢があることを覚えていてくだされば幸いです。

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