アルトコイン/altcoin

仮想通貨IOTA(アイオータ)は未来を変える?その課題と将来性とは

若き創業者の野望とIoTの未来

IOTA(アイオータ)という仮想通貨をご存知でしょうか。実は、このIOTAは画期的なシステムを導入したことで注目を集めています。

仮想通貨の新たなシステムとしてIOTAを生み出したのが、22歳の若き創業者ドミニク・シーナー氏です。シーナー氏は17歳で一度は失敗したものの、IOTAの開発に成功し、大きな成功を収めまたのです。

ます最初に、IOTAを知る上で重要なポイントであるIoTを押さえておきましょう。

IoTとは、「Internet of Things(モノのインターネット)」を指しており、モノとインターネット回線を接続することにより、遠隔操作や情報のやりとりなどが可能になる仕組みです。

たとえば、スマートフォンやGoogle Home(スマートスピーカー)、Apple Watch(スマートウォッチ)、自動運転自動車、ペット見守りカメラなどが挙げられます。

彼は仮想通貨×IoTという壮大なプロジェクトの実現化を目指しています。これが実用化されれば、世界は一変することでしょう。そこで、未来を感じさせる新たな仮想通貨IOTAの特徴や将来性はあるのかどうかについて、明らかにしていきます。

仮想通貨の新しい未来を描くIOTAとは?

出典:https://iota.org/

IOTAの時価総額ランキングはcoingeckoによると、11位にランクインしており、注目度の高さがこのランキングから伺えます。

参考:https://www.coingecko.com/ja?sort_by=market_cap

上位にランクインしていることもあり、価格がいくらなのか気になるところです。

2018329日現在の価格を見ると、わずか117.6655円です。これまでの過去最高額は、593円と意外にも低い価格に驚かれたことでしょう。

参考:

https://www.coingecko.com/ja/%E7%9B%B8%E5%A0%B4%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%88/iota/jpy

では次に、IOTAの基本情報を確認しておきましょう。

驚くのは初期に発行された枚数で、約28億枚という限りない枚数が発行されています。IOTA201511月~12月にかけ、ICOによりIOTAの発行と引き換えに3億円相当の資金調達に成功したともいわれています。

さらに、Bittfinex(ビットフィネックス)上場の初日には、時価総額ランキングで6位にランクインしたことでも話題を集めました。

2つの課題を解消したIOTAの独自システムとは

通常、認証アルゴリズムにPoWProof of Work)を採用した場合、Bitcoinでも問題視されている2つの課題があります。

1.手数料が高くなる

2.スケーラビリティ問題

PoWはマイナーによる承認が必須で、取引量が増加すると送金手数料も高くなりがちです。また、取引量が増加すると、マイナーによる承認が滞り、送金までに数日以上の時間がかかることが問題視されています。

これら2つの課題を解消するために、IOTADAGDirected Acyclic Graph:非循環有向グラフ)という構造を用いた画期的なシステムTangle(タングル)の開発に成功しました。

Tangleによって、ブロックチェーンを用いる必要がなくなったのです。では、Tangleとブロックチェーンでは、どんな違いがあるのでしょうか。

Tangleとブロックチェーンの違い

Tangleとブロックチェーンの違いは、網と鎖を想像すると理解しやすくなります。ブロックチェーンは鎖が1つずつ繋がれて長く伸びていくイメージで、非常にシンプルな構造だといえます。

一方、Tangleで用いられているDAGは、網のように網目状に広がるイメージで、非常に複雑な構造だと分かります。

ブロックチェーンの場合、前のトランザクションがマイナーに承認されないと、それ以降は承認を待つ行列ができてしまい、送金に時間がかかってしまいます。DAGでは、取引した人同士が互いにトランザクションを承認する仕組みとなっており、マイナーを必要としません。

そのため、承認にかかる時間が短縮でき、送金手数料も無料で送金できることが実現できたのです。では、IOTAを購入するには、どこの取引所で購入すればいいのでしょうか。

IOTAは海外の取引所でしか買えない

IOTA20183月現時点では国内の取引所では取り扱いがないため、海外の取引所で購入する必要があります。

ただ、国内でもIoT製品が多数販売されており、IoTへの注目が今後さらに高まっていくことから考えると、国内の取引所で取り扱われるようになるかもしれません。

今すぐにでもIOTAを購入するのであれば、海外の取引所を利用すると良いでしょう。

IOTAを取り扱っている取引所には、Bittfinex(ビットフィネックス)やBINANCE(バイナンス)、Coinone(コインワン)、CoinFalcon(コインファルコン)などが挙げられます。

BINANCE20182月に日本に拠点を築く計画がありましたが、無免許による営業をしたため、金融庁より業務停止を受け、日本進出を断念しました。

では、IOTAを取り扱う海外の取引所の中で、とくにおすすめの2つの取引所をご紹介しておきますので、参考にしてみてください。

おすすめ取引所①Bittfinex

IOTAの取引量が最も多いのが香港にあるBittfinexです。Bittfinexは米ドルでの取引高が世界でNO1を誇る取引所で知られています。

IOTAの取引量は、世界最大の取引を誇るBINANCEに倍近い差をつけて、シェア1位の座についています。ただ、日本語に対応していないため、英語が分からないと利用するには多少不便です。どうしても利用したい場合は、グーグルなどの翻訳機能を活用すると良いでしょう。

おすすめ取引所②BINANCE

日本での無免許営業による影響は図りしれませんが、IOTAシェア2位や日本語対応である点から、BINANCEは日本人にとって重要な取引所といえるでしょう。

ただ、20181月より日本語対応していないため、利用する場合は注意が必要です。

日本語対応しない理由は明らかになっていませんが、一説には日本進出を狙った上での対応だともいわれています。日本進出を断念せざるを得なかったため、もしかすると、また日本語対応する可能性も考えられます。

英語に不安がある人は、日本語対応されるのを待つか、国内取引所でIOTAを取り扱われるまで待つか、グーグルなどの翻訳機能を活用するかのどれかを選択する必要があります。

IOTAにおすすめのウォレット

IOTAを購入した場合、取引所をウォレットとして保管する方法もありますが、コインチェックの仮想通貨流出事件からも分かる通り、非常にリスクが高いです。

なるべくなら、IOTAの公式ウォレットを利用することをおすすめします。IOTAの公式ウォレットは英語表記ですが、公式サイトを日本語訳したサイトもあるので、比較的利用方法などの情報は得やすいでしょう。

ウォレット作成方法を簡単に説明すると、次の通りです。

1.公式サイトからウォレットをインストールして日本語に設定

2.ライトノードもしくはフルノードを選択(基本ライトノードでOK

3.ログイン時に必要なシードの作成

シードを紛失するとIOTAを取り出せなくなるので要注意!

この3ステップでウォレットの作成が完了です。

参考URL:「IOTA Japanese Fan Site IOTAライトウォレットの作成手順」

https://iotafan.jp/wallet/generate-20170904/

将来性が気になるIOTAを危ぶむ声

IoTが次々と製品化されていく中、誰もがIOTAに大きな期待を寄せていることでしょう。

現に、富士通やボッシュといった国内の大手企業もIOTAの発行元であるIOTA財団とパートナーシップ契約を結んでいます。多くの企業がIOTAへ大きな期待を抱いているからこそ、ICOで成功を収めることができたのでしょう。

ただ、注意しておかなければならない点があります。それは、IOTAは技術的な不安があるという点です。

IOTAはどの仮想通貨にも存在しない独自の関数によってシステムを構築しています。そのため、今後、想定外のバグの発生や攻撃を受ける可能性が捨てきれないのです。

さらに、Bitcoinなどと比較しても、圧倒的にコーディネーターの数が少ないために、システム自体が物理的に破壊される可能性もあります。

一部の専門家の間でも、複雑すぎるシステムを不安視する声やプログラムの安全性への検証不足を言及する声も上がっているともいわれています。実際に、20179月には脆弱性が指摘されています。現状は修正されていますが、放置していれば、IOTAが盗まれ多くのユーザーが保有資産を失う可能性があったのです。

IOTAが期待のままで終わらないためにも、こうした安全性や技術的な課題をクリアし、実装が可能なまでに高い水準を持つことができればという前提が必要です。技術面で大きな信頼を得ることができれば、IoTの発展と共にBitcoinをも凌ぐ存在となるかもしれません。

技術的には不安が残るが夢は大きい

IOTAは現時点では実用化の段階に達していない未成熟な仮想通貨であることが分かりました。独自の関数によって、今後どのようなバグが発生し、どのような攻撃を受けるのかは誰にも分かりません。

しかし、IoTは世界に広まりつつあり、このまま仮想通貨が世界中に普及していけば、IOTAのような仮想通貨は必要になることは明らかです。

国内では東京都で「ブロックチェーン ビジネスキャンプ東京」というワークショップの開催が決定しており、IOTAが招待されています。

さらに、このワークショップには国内の大手企業の協力が決定し、TOYOTASONYHONDA、日本郵便、KDDISBIホールディングスなど錚々たる顔ぶれが揃っています。国際金融都市を目指す東京都がIOTAに注目していることから、今後もIOTAの動向を注意深く見ていく必要がありそうです。