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仮想通貨ステラ(Stellar)。リップルベースの通貨の将来性とは

2018年初頭に注目を集めた仮想通貨「ステラ(Stellar)」

ロケットマークでおなじみのステラ(stellar)2017年末から2018年初頭に価格が高騰し、一躍注目を集めました。これまでは、Rippleの高騰とセットで語られることが多いものでした。

しかし、ステラ(stellar)の目指すところやプロジェクトの現状を知れば、注目を集めるのも頷けるところです。本記事では、ステラの特徴をわかりやすく説明するとともに、将来性についても解説します。

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ステラ(Stellar)とは。創設時はリップルがベース

出典:https://www.stellar.org/

1.ステラはリップル共同創設者のJed McCalebが創設

ステラ(Stellar)201407月にJed McCaleb氏を中心としてリップル(XRP)をベースとして開発された金融取引と新しいデジタル通貨のための非営利の分散型ネットワークです。

ステラネットワーク内で流通する仮想通貨を当初はステラ(StellarSTR)と呼びました。

2015年にアップグレードした際に、ネットワークおよびネットワークの運営管理を行う非営利団体のstellar.orgと区別するため、仮想通貨の名称をルーメン(Lumens)に変更しました。合わせて、通貨単位もXLMに変更しました。本記事では、馴染みやすさの点から、仮想通貨をステラ(XLM)あるいは略号XLMのみで表記します。

2.ステラはマイクロペイメントも意識している

ステラは、人々や各通貨間のオンライン取引を安全かつ迅速に手頃な手数料でサポートし、どんなアプリケーションでも支払いソリューションを構築できるオープンソースプラットフォームを提供することを目的としています。これは、マイクロペイメントや送金において、手続きの煩わしさや手数料を削減することも狙っています。

なお、リップル(Ripple)は大規模な金融機関間の取引を円滑にすることを目指しており、目標とするところに違いがあります。

3.ステラは新たなコンセンサス手法SCPを採用

Jed McCalebは、リップル(XRP)創設者の一人でしたが、取引の承認アルゴリズムであるRipple Consensusに問題があるとして、新たにスタンフォード大学のDavid Mazires教授の開発したSCP(Stellar Consensus Protocol)2015年に導入しました。

リップルでは、全てのユーザーがリップル社指定のUNL(承認者リスト)により承認手続きを進めます。一方、ステラでは、Quorum slicesという、ユーザが選択した承認者リストにより承認手続きを進めます。これにより、中央集権的な仕組の改善、処理の高速化を図っています。

4.ステラの特徴

SCPの採用により、25秒ごとに元帳を同期を行い、非常に高速にトランザクションを処理します。そして、スケーラビリティ問題にも対応済です。

ステラのネットワークは非営利団体のsatellar.orgにより運営されており、スパム防止のために各トランザクションで消費されるのは0.00001XLMと非常に安価です。

現状では1XLM20円程度ですから、その安さが実感できるでしょう。

XLMは最初に1,000XLMが発行され、その後年率1%で増加していくことになっています。また、運営団体であるstellar.orgは全体の5%をその運営に充てるとしており、大部分の通貨を外部に配布します。

これはXLMの価格(の安値での)安定を図ることを目的としています。

ステラ(Stellar)のチャートと現在の価格

ステラのチャートは以下のように推移しています。

出典:https://coinmarketcap.com/currencies/stellar/

執筆時点では、ステラの時価総額は約40億ドルで、価格は約20セントです。昨年の10月以前と比べると50倍以上の値上がりとなっています。

ステラは、IBMのパートナーシップ締結、Kinがプラットフォームをステラに変更するなど、利用拡大も順調であり、一部の専門家は、2018年にステラの価格が1ドルまで上昇と予測しています。

ステラ(Stellar/XLM)が購入できる国内外の取引所

国内では、Mr.Exchangeがステラ(stellar/XLM)を取り扱う国内唯一の取引所です。しかし、Mr.Exchangeは、20183月に仮想通貨交換業登録申請の取り下げを発表し、取引所を閉鎖しますので、国内では購入できなくなります。

海外の多くの取引所で取り扱っています。日本語対応の海外取引所「Kraken(クラーケン)」や海外の最大手取引所「poloniex(ポロ二エックス)」などで購入することになります。

また、日本で人気のBinance(バイナンス)でも購入できます。いずれも、国内でビットコイン(BTC)を購入して送金した上でステラを購入します。

実用化のステップを加速するステラ(Stellar)

IBMやデロイトとの提携により、着々とステラネットワークの利用は拡大しています。IBMをバックとして、ステラネットワークを採用した仮想通貨取引所FairXのベータ版が公開予定という記事もあります。

ナイジェリアの通信事業者Parkwayはステラを採用して他と相互運用可能なモバイルマネープラットフォームを構築するとしています。またフィリピンでも同様にステラを採用し、個人間の送金をスムーズに行う実験が行われています。

201711月のシンガポールFinTechフェスティバルでは、ステラATMが展示されました。デモンストレーションでは、をATMでシンガポールドルを入金してXLMを購入し、それを指定のウォレットに送付しています。このATMと同型のATMは実際に動作中で、機器のアップデートによりXLMが利用可能となるとのことです。

このように、ステラは、順調にパートナーシップを拡大しています。マイクロぺイメントの拡がりと共に、ステラも実用化が拡大すると考えられます。