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HitBTCは世界9位の出来高を誇る取引所
HitBTC(ヒットビーティーシー)はイギリスで登録された取引所で、HIT Solution Inc.が運営しています。運営会社についての情報は公開されていません。
そんなHitBTCの24時間の出来高ランキングは、世界で9位と上位にランクインしており、世界で注目されている取引所であることが分かります(2018年4月11日時点)。
出典:https://coinmarketcap.com/ja/exchanges/volume/24-hour/all/
HitBTCはどんな特徴がある取引所なのか、初心者にも使いやすいのかなど気になる人も多いことでしょう。
そこで今回は、HitBTCの評判や使い方などについてご説明いたします。
登録前に知っておきたいHitBTCの特徴とその評判

HitBTCは他の取引所と比較しても、取引手数料が安いことで知られています。また、2013年から運営されており、歴史が長い取引所として位置付けされています。
出来高ランキングで世界9位にランクインしたHitBTCですが、どのような特徴があるのでしょうか。
HitBTCは手数料の安さと銘柄の多さが特徴
HitBTCの特徴として、取り扱っている通貨の種類が200以上と多いことが挙げられます。ICO直後に上場した通貨や知名度の低い草コインまで豊富に取り揃えられています。
また、取引手数料が0.1%と安い点でも魅力がありますが、さらに取引が即座に行われない場合、0.01%のリベートが付与されます。
リベートとは、ひとことで言えば「キャッシュバック」のことで、取引の遅延に対するクレーム発生の予防策といえるでしょう。
手数料の安さ以外にも本人確認の手間がなく、匿名で取引できる上に通貨の入出金に制限がないという特徴があります。
対応している言語は英語の他、日本語や中国語、韓国語にも対応しています。
気になるHitBTCの口コミや評判は?
HitBTCは匿名性が高く手数料が安い、さらに運営期間が長いことから多くの人が利用しています。
2018年4月10日には、金融や経済に特化したニュースメディアのプラットフォームとして、経済界や金融業界などが注目するRed Pulse(レッドパルス)がHitBTCに上場しました。
出典:「Red Pulse公式Twitter(英語)」
https://twitter.com/red_pulse_china/status/983886740648738817
このように、HitBTCは注目を集める通貨が数多く上場しているため、投資家の興味も引きやすいのでしょう。
ただ、実際に利用するユーザーからの評判は、良いものばかりではありません。HitBTCの公式サイトにあるユーザーのレビューでは、5段階中1.55と低評価されています。
レビューの多くは、星を5つ付けている人と星を1つ付けている人と両極端な評価となっていました。
低評価を付けるユーザーのレビューの一部をご紹介します。
『They will not respond to tech problems. People are waiting months with no response given or expected. (March 27,2018)
「彼らは技術的な問題に反応しません。人々は何の応答も与えられずに何ヶ月も待っている。」
2fa … no support…. Waiting 20 days(February 12,2018)
「2fa …サポートしていません…20日待っています」』
引用元:http://bittrust.org/hitbtc
翻訳:Google翻訳
サポートサービスの低さの他にも通貨を失った、高額な手数料がかかるといったコメントが多数ありました。
運営会社の情報が公開されていない点やサポートサービスの低さをレビューする人が多い点から考えても、トラブル発生時の対応の悪さは否定できないでしょう。
とは言え、星を5つ付けている人も少なくはありません。
そういう意味では、技術的なトラブルが発生するタイミングなどによって、被害を受ける人やそうでない人が存在するとも考えられます。
ただ、中にはどうしてもHitBTCで買いたい通貨があるという人もいらっしゃることでしょう。
そんなとき、どのような手順を踏めばいいのか、HitBTCの基本的な使い方について確認しておきましょう。
HitBTCの基本的な使い方

では、HitBTCの登録の仕方からご説明します。
HitBTCの登録方法
HitBTCの登録の手順は次の通りです。
1.画面右上の「登録」をクリックする
※日本語表示にする場合は、「English」を「Japanese」に変更する
2.左の「登録」をクリックすると登録画面に移ります。
3.メールアドレスとパスワードを入力し、「登録」をクリックすれば完了
HitBTCに入金する方法
HitBTCでは円建てできないため、国内の取引所からHitBTCに送金する必要があります。
1.国内の取引所に登録し、Ethereum(イーサリアム)などの通貨を購入する
2.購入した通貨を国内の取引所からHitBTCに送金する
3.お目当ての通貨をHitBTCで購入する
基本的に海外の取引所では円建てできないため、通貨を購入する場合は上記の3ステップが必要です。
登録後、登録したメールアドレスに登録完了のメールが届きます。メールにあるリンクからHitBTCの公式サイトにログインできます。
ログイン後は、歯車のアイコン(設定)から2段階認証の設定を忘れずに行っておきましょう。
では、入金の手順を確認していきましょう。
1.画面右上、もしくは左上にある「Deposit」をクリックする
2.入金する通貨を選択する
3.アドレスとQRコードが表示されるので、アドレスをコピーするか、QRコードを読み込むかどちらかを選ぶ
4.国内の取引所の送金先情報に入力し、入金する
HitBTCでの通貨の買い方
HitBTCに送金後、通貨を購入する前に行うべき作業があります。それは、メインアカウントから取引アカウントへの振替作業です。
国内の取引所からHitBTCに送金後、送金された通貨は一旦メインアカウントに記載されています。
メインアカウントの横にある「→」をクリックすると、取引アカウントへ移行できます。HitBTCではこの作業を行わないと、売買取引ができないので注意しましょう。
HitBTCで行える取引方法には、成行注文や指値注文、分割注文の3種類があります。通貨の買い方は次の通りです。
1.トップ画面の左上にある「為替市場」をクリックする
2.商品欄にある通貨のタブの中から購入する通貨を選択する
※画面上記にある検索窓に通貨名を入力すると、見つけやすいです。
3.3種類の取引方法からタブを選択し、購入枚数や通貨の価格を入力して「購入」をクリックすれば、購入完了
詐欺コインとまで言われたNOAHがHitBTCに上場

2018年3月、NOAHコインが最初に上場を決めたのがHitBTCでした。
NOAHコインと言えば、2017年に出資者による返金騒動やICOプレセールの中止など問題が山積し、プロジェクトが停止していました。
そもそも、NOAHコインが開発されたのは、フィリピンの経済成長の支援を目的としたもので、プロジェクトには多くの出資者が賛同。
日本では、カリスマ大学講師であり、ベストセラー作家としても活躍の場を広げている泉忠司氏がプロモーターとして参加したことで大々的なPR活動が行われました。
しかし、駐日フィリピン大使館が「フィリピン政府や中央銀行はNOAHコインとの関わりは一切ない」ことが公式発表されると、瞬く間に詐欺コインなどと呼ばれるようになったのです。
これを受け、多くの出資者から返金を求められる事態に発展し、ノア・プロジェクトは中止せざるを得ない状況に追い込まれてしまったのです。
そして、HitBTCへの上場に至った訳です。では、現在のNOAHコインの価格を確認してみましょう。
2018年4月13日現時点では、0.9547円と1円未満を記録しています。これまでの最高額は上場直後の3円でした。
NOAHコインはHitBTCにしか上場していないため、購入する場合はHitBTCで購入する必要があります。
今も尚、詐欺コインと呼ばれつつも、ICO時よりも高い推移を維持しており、NOAHコインを支持する人が多くいることが分かります。
とは言え、NOAHコインを購入する際は、事前にTwitterや信頼できるサイトで情報収集するようにしましょう。
HitBTCの利用には前提知識が必須

投資の際に、仮想通貨に対する情報収集はするものの、取引所のリサーチが不足しがちです。
日本では政府の認可を得た取引所だけが営業可能ですが、海外の取引所は必ずしも国の認可を受けている所ばかりではありません。
中には詐欺目的で人気の取引所に似せた偽のサイトまで出ており、被害に遭う人も少なくないといわれています。
前提知識があれば、その取引所を利用するリスクを知った上で、ご自身の保有資産を守ることが可能です。
HitBTCを含め、海外の取引所を利用する場合は、個人情報の取り扱いやサポートシステムの有無などを確認し、前提知識を得てから利用するようにしましょう。