仮想通貨

米取引所Coinbase(コインベース)の特徴や今後の展開について解説

仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)とは?

引用:Coinbase公式サイト

Coinbase(コインベース)とは、2012年6月に立ち上がったアメリカの大手取引所です。

この取引所の運営会社は仮想通貨スタートアップ「Coinbase」であり「仮想通貨界のユニコーン企業」と呼ばれる程高い評価額を付けている期待の企業でもあるのです。

このCoinbaseが生まれた2012年の創業当時はビットコインの価格がまだ400〜1,000円辺りを推移していた時期で、その前年の2011年はマウントゴックスから多額のビットコインが引き出された事件の影響もあり、著しく価格が乱高下していました。

そんな厳しかった時期を乗り越えて現在に至っており、既に老舗の取引所となったCoinbaseですが、以下よりその特徴や登録方法などについて解説していきます。

Coinbaseの特徴

引用:Coinbase公式サイト

Coinbaseの利用者数は計1,300万人を超え、その数は昨年対比で倍近く伸びています。そして同じくCoinbaseが提供している仮想通貨ウォレットのダウンロード数も現在およそ4,000件に及びます。

なお、仮想通貨取引所では機関投資家向けのトレーディングツール「GDAX」もCoinbaseによって運営されており、とにかく大規模なスケールであることがCoinbaseの大きな特徴です。

では、以下よりその具体的な特徴や今までに起こったCoinbaseに関わる出来事などを紹介していきます。

Coinbaseは仮想通貨界のユニコーン企業

Coinbaseは仮想通貨界のユニコーン企業として現在その名を轟かせています。

かつてはGoogleやFacebookといった「インターネット企業」が大きく名乗りを挙げ、後にUberやAirbnbといった「シェアリングエコノミー」を手掛ける企業が10億ドルを超える評価額をつけるようになりました。

そして「次のユニコーンは仮想通貨業界だ」と言わんばかりに現れたCoinbaseは、昨年2017年に1億ドルを調達しており、その企業価値は16億ドルと算定されました。

日本ではbitFlyerが国内最大級の取引所と言われていますが、日本経済新聞によるとbitFlyerは2017年2月時点の評価額が213億円とされています。

数字を比較するとCoinbaseはかなりの規模感であることが分かります。

三菱UFJ銀行がCoinbaseと提携

Coinbaseは2016年、日本の大手金融機関である三菱UFJグループから約10億円の出資を受けています。その三菱UFJグループは独自の仮想通貨「MUFJコイン」の開発を進めており、2018年4月18日には実店舗で買い物が出来る実証実験も始めています。

今後、両社の提携によって互いにシナジーを発揮すれば、私達の生活インフラにおいてもっとフィンテックが浸透するようになるかもしれません。

ブロックチェーンメッセージサービス「Earn.com」の買収

2018年4月にCoinbaseは有料メッセージングサービスを展開する仮想通貨スタートアップ「Earn.com」を買収したと発表しました。

この買収によってEarn.comの共同創設者Balaji Srinivasan氏がCoinbaseの最高技術責任者(CTO)となり、同社は経営体制を一層強めました。

Earn.comはメッセージのやり取りにビットコインを使うようになっており、メッセージを送信する側はビットコインを支払い、メッセージの受け手は相手へ返信するとビットコインが貰える仕組みです。

これによってメッセージを受けた人はそれを返信するインセンティブができ、受け手はメッセージによる質問の応答や、アンケートの回答などでマネタイズすることも可能になるのです。

このEarn.comは数十万人のユーザーを既に持っており、Coinbaseの既存サービスとのシナジーも期待ができるでしょう。

Coinbaseの取り扱い銘柄

Coinbaseの取り扱い銘柄は4種類と少なく、「ビットコイン」「イーサリアム」「ビットコインキャッシュ」「ライトコイン」となっています。

引用:Coinbase公式サイト

他の大手取引所が数百種類取り扱いしている所もあるのに対し、Coinbaseはベーシックな主要銘柄のみを取り揃えています。

Coinbaseの手数料

手数料に関しては他の取引と比較的割高である1%となっています。

香港の大手取引所Binanceが2018年4月時点で0.1%なのでそのおよそ10倍の手数料となりますね。

CoinbaseがXRPの取り扱いを拒否

以前Coinbaseに「XRPが上場されるか」というトピックが噂立っていたのですが、今回CoinbaseはXRPの上場を拒否しました。

米リップル社の幹部はCoinbaseへXRPの上場を提案し、インセンティブとして1億ドル分のXRPによる融資も提示しました。

しかし、Coinbaseサイドは「XRPが企業に運営されている為有価証券に値するのではないか」という懸念を抱いていた為、そのような金銭的インセンティブにも応じずこの提案を断念したのです。

その後リップル財団の市場戦略責任者であるCory Johnson氏が「XRPは証券ではない」と主張したのですが、米国当局がXRPに対してどのようなアセットの位置付けにするのかはまだ不明確となっています。

Coinbaseは現状日本では取引できない

引用:Coinbase公式サイト

さて、グローバルに取引所を展開しているCoinbaseですが2018年4月現在、日本ではまだ取引ができません。

Coinbase自体は利用可能な国をどんどん広げているのですが、日本では海外取引所の交換業登録有無に関しての議論が行われたりもしており、最近では日本の金融庁が日本居住者に日本の交換業に無登録で展開していたBinanceに警告も出しています。

このような状態ですぐすぐにCoinbaseが日本へ乗り出してくることは難しいでしょう。

よって、今後取引可能になるかは読み難い状態だと言えます。

Coinbaseの登録手順

引用:Coinbase公式サイト

上述した通り現状日本では取引をすることができませんが、今後新たに日本で開始される可能性もあるので、簡単にCoinbaseの登録手順を紹介しておきます。

手順としては、まず始めにCoinbase公式サイトへアクセスし、トップ右上にある「sign up」をクリックします。

その後は下の画面に飛ぶので「名前」「メールアドレス」「パスワード」を入力してアカウントを作成しましょう。

完了後、指定したアドレス宛にメールが届くので、下の画面にあるように「Verify Email Address」をクリックして次へ進みます。

その後は電話番号の登録を求められるので、入力後認証コードを入力します。

全て完了すると、以下のようにログイン画面へ移ります。

ただ、上述した通り日本ではまだ取引ができないので、利用可能になるよう祈ることしか私達にはできません。

Coinbaseの今後の展開

以上がCoinbaseについてでしたが、大規模なこの取引所は将来的に大きな日本のマーケットも取りに来るだろうと筆者は考えています。

なお、Coinbaseは今後米証券取引委員会(SEC)の規制対象の取引所になることについてを協議しており、これは標準的な規則に沿った形の取引所モデルの構築に着手し始めたとも見て取れます。

後々新しいルールを追加されても取引所側も困るので、やはり適切な規制は必要かもしれません。

ただSECによる規制の対象となれば、今後グローバル展開していくに上で問題点や課題もあるかと思います。

いずれにせよ、仮想通貨界のユニコーン企業Coinbaceがどのように世界に展開していくのかが楽しみです。