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仮想通貨初のPoA採用のPOAとは?Ethereumとの異なる点

新たな名前で上場した仮想通貨

POA Network(ポアネットワーク)という仮想通貨を聞きなれない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もしかすると、Oracles Network(オラクルネットワーク)という名前の方がピンとくる方もいるかもしれません。

何を隠そうOracles NetworkこそがPOA Networkなのです。Oracles Networkと言えば、ICOではわずか58秒でハードキャップに達したことでも注目を集めました。

そして、POA Networkに名前を変えて上場したのです。そんなPOA Networkがどんな通貨なのか、特徴を交えEthereumとの違いや現在のチャートなどをご説明いたします。

仮想通貨POAの基本情報や特徴

出典:https://poa.network/

まずは、POA Networkの基本情報から確認しましょう。

POA Network20182月に上場したばかりで、仮想通貨初のPoA(Proof of Authority)を採用しています。PoAについては後ほどご説明いたします。

発行上限枚数は約2億5千万枚と、Bitcoin(ビットコイン)の総発行枚数の2,100万枚の約10倍であることが分かります。

POA Network3つの特徴

POA Networkは、次の3つの特徴が挙げられます。

・仮想通貨初の認証アルゴリズムPoAを採用

・スマートコントラクトとDApps(分散型アプリケーション)を併せ持つ

・身元が保証されたバリデーター(公認承認者)によってブロックチェーンを保護

従来、Bitcoinが採用するPoWProof of Work)やPoWの持つ課題を解決するPoSなどが多くの通貨に採用されてきました。

POA Networkが採用するのはPoAで、Ethereum(イーサリアム)のサイドチェーンをプラットフォームにしています。

PoAの特徴は、バリデーターと呼ばれる人を選任し、ブロックチェーンを保護する権限を与えている点です。

バリデーターはブロック生成を行う報酬として、ユーザーが支払う取引手数料やPOAを受け取ることができます。

この仕組みにより、スマートコントラクトがよりスピーディーに、安く行われることが可能になったのです。

さらに、POA Networkでは、すでにDAppsが存在しており、ICOキャンペーンを行えるアプリや電話番号や住所、銀行口座といった本人証明に関するアプリが開発されています。

POA NetworkEthereumの違いとは?

POA NetworkEthereumをベースにしている通貨のため、Ethereumで行えることはほぼ実行可能です。

では、POA NetworkEthereumはどう違うのでしょうか。この2つの異なる点は、マイニングの方式にあると言えるでしょう。

PoWを採用するEthereumBitcoinと同様に、専用のコンピューターによって最も早く計算したマイナーに報酬が支払われます。

一方、PoAを採用するPOA Networkでは、事前に身元が開示されたバリデーターによって交互に行われます。

Ethereumのブロック生成にかかる時間が約15秒に対し、POA Networkでは5秒と3倍以上も速いことが分かります。

さらに、Ethereumが持つスケーラビリティ問題を解決するのではと期待され、プレセールではわずか58秒でトークンが完売しました。

POA Networkのデメリット

POA Networkのデメリットを挙げるとすれば、マイニングがバリデーターに限定されている点です。

POA Networkによって選ばれたバリデーターは、名前はもちろんのこと、住所や顔写真が公開されています。

バリデーターの選任の際には、過去に犯罪歴がないかどうかもしっかりと調査していることも公表されています。

問題は、バリデーターによる中央集権化を危惧する声が一部で上がっていることです。確かに、これまで犯罪歴がないからといって、今後不正を行わない絶対的な保証はありません。

そして、2つ目のデメリットとして、現在、PoWを採用しているEthereumですが、現在、PoSに移行するプロジェクトが進んでいます。

Ethereumの開発が進んでいくことでEthereumとの差別化ができなくなれば、POA Networkの価値が下がってしまう可能性があります。

チャートから読む価格の推移とPOAの取引所

まずは、POA Networkの現在の時価総額ランキングを確認しましょう。

参考:https://www.coingecko.com/ja?page=2&sort_by=market_cap

2018423日現時点では、136位にランクインしています。100位以内に入っていないものの、比較的上位にいることから今後、100位以内を目指すことも可能でしょう。

では次に、現在の価格を見ていきましょう。

引用https://www.coingecko.com/ja/%E3%82%B3%E3%82%A4%E3%83%B3/poa-network

2018423日現時点では62円を維持しています。これまでの過去最高額は、2日前の64円です。

上場直後は62円でスタートしており、その後30円~40円台を行ったり来たりしますが、4月に入ってから再び息を吹き返したように価格が上昇しています。

上場して間もないPOA Networkへの期待の表れと読み取れます。今後も価格が上昇していく可能性が高まっています。

そんなPOA Networkですが、国内の取引所では取り扱っていないため、海外の取引所で購入する必要があります。

POA Networkを取り扱っている取引所

POA Networkを取り扱う取引所として、最も知名度が高いのがBINANCE(バイナンス)です。BINANCEPOA Networkの取引高の約4割を占めています。

BINANCEは現在、日本語対応していませんが、世界有数の取引高を誇る信頼度の高さや0.1%と安い手数料である点から、非常に人気が高い取引所として知られています。

さらに、独自コインのBNBを取引で利用すると、手数料はさらに安くなります。

BINANCE以外では201711月から運営している中国発のBibox(ビボックス)が挙げられます。特徴としては、BINANCEでも取り扱っていない銘柄が多いことです。

また、Bibox内でICOに参加できたり、独自のスマホアプリがリリースされていたりと、ユーザーにとって利用しやすいサービスが提供されています。

ただ、BINANCEなどの大手取引所と比較すると、セキュリティ面に不安が残る点がデメリットとして挙げられます。

さらに、日本語対応していないので、利用する際は二段階認証の設定やGoogle翻訳などを活用することをおすすめします。

DAppsの普及次第でPOA Networkは価値を高める

POA Networkは将来的には、PoAをベースとしたネットワークでDappsを繋ぐためのプラットフォームになることを目指しています。

要は、Dappsが増えていくことで、POA Networkの存在はさらに価値を高めていくことができるという訳です。

そのためには、Dappsを増やしていくことが今後の課題であり、成長の鍵となります。POA Networkはすでに独自の開発を進めており、着々とロードマップを実現しています。

今後のEthereumとの関わりが気になるところですが、Dappsの普及次第ではPOA NetworkEthereumを凌駕する仮想通貨となるかもしれません。