仮想通貨

金融界の大物ジョンマカフィーの仮想通貨市場への影響力

ジョンマカフィー(John McAfee)とはどんな人物?

みなさんはジョンマカフィー(John McAfee)という人物をご存知ですか。仮想通貨取引をしている人には「マカフィー砲」といえば伝わるかもしれませんね。マカフィー氏は発言の一つ一つが注目され、その発言によっては仮想通貨市場が大きく動くような影響力を持った人物です。

今回はそんな金融界の大物ジョンマカフィー氏について「マカフィー砲」とともにご紹介いたします。

ジョンマカフィー氏はアンチウイルスサイトウェアの開発・販売を行う会社「McAfee」の創業者で、近年は仮想通貨に対する過激な発言で注目を集めています。現在72歳で、元々はIT関連で名を馳せた人物なのですが、現在は「John McAfee Global Technologies」でCEOを務め金融界のドンとも呼ばれています。

アメリカ大統領選挙に出馬表明したり、テロリストが使用していたiPhoneを解読するなどと話題に事欠かない人物で、一挙一動がニュースに取り上げられています。また過去には殺人の容疑を掛けられたこともありました。

マカフィー氏が仮想通貨関連事業に参入したのは2016年で、ブロックチェーン業界にまず参入し、その後ビットコインのマイニングやセキュリティの開発などを行っています。ビットコインのマイニングでは201612月時点で月に10万ドルの売り上げを達成し、ビットコインマイナーの中でも上位に入っていると発表しました。

マカフィー氏の仮想通貨に対する影響力は絶大で、最近では日本で有名ではない仮想通貨ですがXVGVerge)がマカフィー氏のツイートで約150倍の値上がり率を記録したことは話題になりました。

このようにツイート1つで仮想通貨市場が大きく動くことは多いのですが、中でもマカフィー氏の場合「マカフィー砲」と呼ばれ多くの投資家から注目されています。ツイートの内容は「私はVerge0.15ドルになるといったが、それ以上に上昇した。私は今後15,000%上昇すると予測する」という内容でした。

引用:https://twitter.com/officialmcafee/status/946052577539579906

またマカフィー氏の映画も制作されており日本ではNetflixでは配信されています。「ジョン・マカフィー:危険な大物」(原題:Gringo: The Dangerous Life of John McAfee)というタイトルでマカフィー氏の危険な半生を知ることができます。興味のある方はぜひご覧ください。

マカフィー砲による市場への影響

上記にマカフィー砲で急激な値上がりをしたXVGVerge)を紹介しましたが、他にもマカフィー砲はたくさん発射されています。

その一つがTRXTRON)で20171226日に「トロンは長期ホールドする銘柄で短期売買を繰り返すと負ける」と発言しピーク時には6倍以上に値上がりしました。現在は発言時の2倍程度に収まっています。

20171226日のTRXTRON)に対するマカフィー氏のツイート(原文)

引用:https://twitter.com/officialmcafee/status/945658681580048384

BURST (Burstcoin)

マカフィー砲の記念すべき1発目はTRX 5日前の1222日にツイートされたBURST (Burstcoin)です。

ツイートの内容は「BURSTは安全でビットコインの400分の1の電力でマイニングできる。最も評価されていなくて見落とされているコインだ」という内容でした。このツイートは5,000以上リツイートされ2倍以上の値上がりを見せました。しかし現在では値動きは落ち着きツイート前の半分程度まで値下がりしています。

20171222日のBURST (Burstcoin)に対するマカフィー氏のツイート(原文)

引用:https://twitter.com/officialmcafee/status/944206175100424193

DGB Digibyte

翌日の23日にはDGBDigibyte)について「DGBはビットコインよりも40倍高速で、5つの異なるアルゴリズムを用いていたマイニングシステムを持っています。DGBの支持者はこのコインを眠れる巨人と呼んでいる」とツイートしこちらも同様に2倍の値上がりを見せています。

1223日のDGBDigibyte)に対するツイート(原文)

 

引用:https://twitter.com/officialmcafee/status/944555048880746497?lang=ja

RDDReddcoin

RDDReddcoin)は1224日にマカフィー砲で2倍以上に跳ね上がりましたが、翌日にはマカフィー砲で付けた高値から約40%下げるなど乱高下したため、利益を取った人も多いですが損失を被った方も多いのではないでしょうか。

ツイートの内容は「RDDは2014年から誰にも気づかれずに過ごしてきた。いまでは10歳未満の子でも、このコインがすべてのプラットフォームで動くことを知っている」というもので、ここまで3日連続でマカフィー氏の発言により仮想通貨の値段が上がりました。このことでマカフィー砲が認知されるようになりました。

20171224日のRDDReddcoin)に対するマカフィー氏のツイート(原文)

引用:https://twitter.com/officialmcafee/status/944929837671690241

FCTFactom

201812日にはFCTFactom)についてツイートしました。「FCTは強豪のプラットフォームで、ビルゲイツ財団などから承認された技術を持ち、既に中国の25の都市と契約を結んでいる」とツイートしたことにより当時7000円前後だった値段が9000円前後まで約30%上昇しました。

ちなみにFCTはビットコインのブロックチェーン上にデータを記録し、そのデータも書類やデータのハッシュなので、個人情報などが漏えいすることが起きないことが魅力の仮想通貨です。

201812日のFCTFactom)に対するマカフィー氏のツイート(原文)

引用:https://twitter.com/officialmcafee/status/947845669213147136

引用:https://www.factom.com/blogFactom公式サイト)

DOGE(Dogecoin)

18日にはDOGE (Dogecoin)がマカフィー砲によりその日のうちに約40%上昇しました。

DOGEは公開当初は一種のおふざけコインとして有名になった通貨で、柴犬がモデルになっています。発行上限がなく決済通貨というよりは、チップや寄付として使われることが多いです。上限がなく値上がりしにくい通貨だからこそ、マカフィー砲の威力が話題になりました。ツイートの内容は「Doge coinはインターネットミームを超越した存在だ」というものでした。

201818日のDOGE (Dogecoin) に対するマカフィー氏のツイート(原文)

引用:https://twitter.com/officialmcafee/status/950585470932668416

引用:http://dogecoin.com/ (Dogecoin公式サイト)

上記のようにマカフィー砲は常に注目され、マカフィー氏がツイートした銘柄を自動で売買するbotまで出てくるほどです。もちろんトレードタイミングを間違えれば損失を被ることになるので一部では批判もされています。またマカフィー砲が注目されていたのは1月までで、20184月現在はマカフィー砲は放たれていません。

更に注目度が高く市場への影響度が高すぎることが災いし、ツイッターを乗っ取られたこともあります。これに対し1228日に声明文を出し、この日のツイートは私自身のものではなく、ツイートしたコインは知らない旨の発言をしました。またジョンマカフィーを名乗るアカウントも出てきたりしているので、マカフィー氏のツイートを投資に利用する際は細心の注意を払ってください。

今後の仮想通貨市場に対するジョンマカフィーの影響

ジョンマカフィー氏の影響力は衰えを知らず今後もマカフィー砲は放たれると思います。マカフィー氏はCOINTELEGRAPHのインタビューの中で、自身の発言が仮想通貨市場に与える影響をポジィティブに捉えていると発言し、その後の値段の上昇下降についても責任は全く感じていない旨の発言をしています。

また2017年の発言ですが2018年末にはビットコインの価格が10倍になるとツイートしており、2020年には100万ドルになると予測しています。このことから今後のビットコインの動向も注目されます。