仮想通貨

日本の仮想通貨取引所BMEXの展開するサービスの特徴や手数料を解説

仮想通貨取引所BMEXとは?

引用:BMEX公式サイト

仮想通貨取引所BMEXとは、2014年5月に設立され、現在日本の東京と鹿児島に拠点を置く株式会社BMEXが運営する取引所です。この株式会社BMEXは取引所を中心とした豊富な独自サービスを展開しているのが特徴であり、その事業展開は10種類を超えています。
そしてBMEXは同じ日本の取引所である「BIT Point」とも業務提携しており、BIT Pointと同じシステムを使って展開しています。

そんな新鋭取引所BMEXですが、以下よりその具体的な特徴を解説していきます。

仮想通貨取引所BMEXの特徴

引用:BMEX公式サイト

BMEXの取り扱い銘柄

BMEXの取り扱い銘柄は2018年4月現在で5種類となっており、以下の主要通貨となっています。

  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • リップル
  • ビットコインキャッシュ
  • ライトコイン

なお、このBMEXの特徴として、ビットコインを日本円以外の通貨ペアで取引できる点があります。

引用:BMEX公式サイト

上記の図を確認すると、円の他にも米ドル/ユーロ/香港ドル/人民元/フィリピンペソといった通貨ペアが存在しています。
※人民元とフィリピンペソに関しては現在調整中

このような通貨ペアは流動性がなければ機能はしませんが、ビットコインの通貨ペアは国内取引所と比較しても多いと言えるでしょう。

BMEXの手数料

BMEXは2018年4月現在、取引手数料と送金手数料が全て無料となっています。

引用:BMEX公式サイト

なお、後述する「レバレッジ取引」でも取引手数料が無料となっており、投資金額が大きい程無料の恩恵を大きく受けます。
株式投資の世界でも、「手数料コストの分だけ不利になる」と言われてますから、確実に引かれる手数料と言うコストは低ければ低い程良いのです。

レバレッジ取引ができる

BMEXではビットコインでレバレッジ取引をすることができます。

レバレッジ取引とは自分が投資する自己資金を証拠金として、その金額の数倍〜数十倍までの取引を可能にする取引です。
下の図がBMEXのレバレッジ取引の概要ですが、取り扱いはビットコインのみで「2倍・5倍・10倍・25倍」までの取引が行えます。

引用:BMEX公式サイト

なお、現物取引ではビットコインに各外貨ペアガありましたが、レバレッジ取引では日本円のみとなっており、取引手数料は依然無料です。
このレバレッジ取引ですが、他の仮想通貨取引所では主に「DMM Bitcoin」や「QUOIN EXCHANGE」などが展開しています。

特にDMM BitcoinではBMEXとは対照的にアルトコインもレバレッジ取引ができるうまみがありますが、取引の際に取引手数料とは別に「レバレッジ手数料」というものがかかります。

レバレッジ取引に関してはそれぞれ特徴があるので、比較してみると良いでしょう。

ビットコインFXのやり方と取引所の比較。税金は仮想通貨と同様?仮想通貨の証拠金取引「ビットコインFX」 ビットコインでは通常の現物売買の他に、 証拠金取引であるビットコインFXという取引を利用...

ビットコインATMの「BTM」

引用:BMEX公式サイト

BMEXの手掛けるビットコインATMの「BTM」では、ATMシステムを使ってビットコインを購入したり法定通貨を入出金することができます。実際にBTMを使ったビットコイン購入の流れは以下のとおりです。

  1. BTMのタッチパネルから「購入」を選択する。
  2. 買いたい金額を円ベースで入力する。
  3. ウォレットのQRコードをBTMから読み取る
  4. ビットコインが実際に自分のウォレットに入金されたことを確認する。

このようなATM機能は法定通貨の出金を急ぐケースやスマホでの購入に慣れず、既存の銀行ATMのような実機で購入を進めたいという人に適しているでしょう。
投機フェーズから実用化フェーズへシフトしなければ仮想通貨のATMは中々普及しないだろうと筆者は考えていますが、それを見越しての導入でしょう。

仮想通貨カフェである「BMEX Cafe」

BMEXは2018年3月にBMEX Cafeを出店すると公式サイトで発表しました。

このカフェはカフェを通じた仮想通貨に関する情報発信や仮想通貨をもっと身近にすることをコンセンプトにしています。
店舗は東京の新橋にオープンしており、新橋駅から降りて直ぐの「ニュー新橋ビル」に位置しています。最近では上位のアルトコインも「NEMバー」に続き、「NEMカフェ」が福岡で一日限定でオープンされるという発表がありました。

このようにネット上のコミュニティからリアルのコミュニティ形成へとシフトしていることは最近の仮想通貨全体から言えるでしょう。

BMEXにログインする為の口座開設の手順

引用:BMEX公式サイト

2018年4月現在、BMEX取引所の新規口座開設は一時的に停止されていますが、今後は業務が再開された際にスムーズに登録ができるようにBMEXの口座開設の手順を見ておきましょう。
具体的な手順としては、上記の図の通りですが、まとめると以下のようになります。

  1. 公式サイトから口座開設を選択し、申込フォームに必要事項を記入し内容を送信((※現在は停止中)
  2. 本人確認書類をアップロード
  3. 申込受付完了メールを受け取り後、先方の口座開設審査を待つ
  4. 審査完了後、簡易書類が郵送されるので確認しログインパスワードの再設定
  5. 取引口座を設定し取引開始

なお、詳細を確認したい場合は公式サイトの「サービス内容」をチェックしておきましょう。

仮想通貨ウォレットの「BMEX Pay」

引用:BMEX公式サイト

BMEXの提供するサービスの一つとして仮想通貨ウォレット「BMEX Pay」がありますが、このウォレットはBMEXで口座開設していることで使用することができます。

手順としては、以下の通りです。

  1. BMEX取引所で使用しているログインIDを入力
  2. BMEX取引所で使用しているパスワードを入力
  3. 規約に同意
  4. ログインする場合は「ログイン」を、ウォレットの新規口座を開設する場合は「口座開設申し込み」をクリック

こちらも詳細は公式サイトに記載してあります。

みなし業者だったBMEXが金融庁から業務停止命令

そんなBMEXですが、2018年の4月13日に突如金融庁より2か月間の業務停止命令を下されました。
このBMEXは仮想通貨交換業のみなし登録であったこともありますが、特定の大口取引先からの依頼で他の顧客資金を多額に流用し、その大口取引先へ資金繰りを肩代わりしていたのです。

なお、自社のリスク分析が不十分な点や経営計画の策定ができていなかった点もあり、金融庁に厳しい行政処分を言い渡される事となったのです。

このような2ヶ月の業務停止命令に加えて業務改善命令も指令されており、金融庁は万全な状態をBMEXへ求めました。
2018年1月にマネックスの子会社となったコインチェックが起こしたハッキング事件以降、こうした金融庁の検査が厳しくなりましたが、これらにより一層健全な仮想通貨交換業者の発展へ近づいていると言えるでしょう。

BMEXの今後の展開

以上がBMEXについてでしたが、この他にもBMEXでは仮想通貨での寄付ができるサービスやリアルタイムに決済ができるレジアプリ「BMEX Register」も展開しています。

このように今後はBMEXの持ち味である独自サービスの多角化に努めており、そこが特に期待できる所ではないかと考えています。
これからはSBIバーチャルカレンシーズという大物取引所も市場にごそっと参入してきますので、手数料のディスカウントだけでは必ず負けてしまうでしょう。

SBIグループは当時ネット証券、銀行共に破壊的な手数料ディスカウントで一気にナンバーワンに上り詰めたので、今回も同じように市場を破壊してくるのではないかと読んでいます。

このBMEXは独自の「BTM」や「BMEX Cae」といったサービスのポジションの確立が大きな差別化に繋がるでしょうし、手数料や取り扱い銘柄の競争のみでは限界があると言えます。