ビットコイン(Bitcoin/BTC)

ビットコインバブルは崩壊するのか?膨らむ仮想通貨市場の今後とは

ビットコインは5年でおよそ100倍に

昨今、仮想通貨市場はその市場規模を日に日に膨らませ、一部の専門家に「仮想通貨はバブルだ」と言われながらもその伸びは途絶える所を知りません。今日の仮想通貨市場では、投機的需要で市場に入るマネーがどんどん増加しており、まるで絶えないマネーゲームが繰り広げられているようです。

さて、現在数千とある仮想通貨銘柄の中でもトップに座る王者ビットコインは、凄まじい成長を遂げてきました。

下記チャートの通り、ビットコインは5年でおよそ100倍の価格となっています。

引用:https://coinmarketcap.com/currencies/bitcoin/

この仮想通貨の王者ビットコインは、投機家によるマネーゲームの為の道具なのか、それとも将来私達の決済や送金の代案となる次世代通貨となるのか。

以下より、ビットコインバブルについてを少し考えてみましょう。

バブルの予感を漂わせた2017年のビットコイン

ではまず、2017年の1年間の価格推移を見てみます。

ビットコインは下記チャートの通り、1年でおよそ14倍になりました。

引用:https://coinmarketcap.com/currencies/bitcoin/

「ビットコインは崩壊する」と謳っていた一部の専門家の意見とは反対に、価格はどんどんと上がり続け、結果的に2017年はビットコインを買った大半の人が値上がりの恩恵を受けることとなりました。

そして2017年は仮想通貨で億万長者デビューした人も多く、これを巷では「億り人」と呼んでいます。しかし、ここまで順調な伸びを見せられると、「これは本物だ。更に上がる」といつまでも価格が上がり続けることを信じ込んでしまいそうになります。

筆者も、同じような気持ちでスマートフォン越しにビットコインのチャートを見つめていました。なぜなら、2017年は「ビットコインを買って持ち続けていれば利益になる」という上げの相場だったからです。この価格上昇はまだビットコインの序章なのでしょうか、それともバブル崩壊の時限爆弾となっているのでしょうか。

ビットコインバブルはいつまで続くのか

さて、ビットコインのバブルがいつまで続くのかというと、それがわかれば筆者もビットコインを売り買いするタイミングを完璧に掴めます。「バブルがいつまで続くのか」という問いに対しては、ビットコインの本来価値、いわば将来価値を算出できないことには何とも言い難いでしょう。

価値の裏付けがないビットコインでは、そういった将来価値を図る指標がありませんので、ビットコインのフェアバリュー(適正な価格)がいくらなのかは誰にも予測が不可能なのです。現在の、東証1部に上場している株式市場の銘柄は、売り手と買い手のバランスによって絶妙な価格が保たれています。

マーケットをメイクする投資のプロがしのぎを削ってトレーディングしているからです。しかし、ビットコインを主とした仮想通貨市場はまだまだ効率化した市場とはいえません。変動の激しい仮想通貨市場が安定するには、まだまだ時間がかかるでしょう。

ビットコインがバブルのように値上がりする理由

ビットコインは、なぜ値上がりするのでしょうか?それは日本円ではなくてビットコインを持っていた方がコンビニやスーパーで手軽に買い物できるからでしょうか?

現段階ではビットコインを日常生活の利便性を上げる為に持っている人は少なく、「将来実需の伴う未来の通貨として社会に浸透する」ことに対する期待値だけが先行していると言えるでしょう。

その期待値が膨らんでバブルのような値上がりが起こるのです。では、そもそもバブルとは何なのでしょうか?それは「実際の価値を上回る価格で推移していること」と言えるでしょう。

誰もが「自分が買った後もきっと誰かが高値で取引をしてくれる」と信じることで起きるのです。そして、そのサイクルが無限連鎖することはありません。

バブルがいつまでも続かないことは、過去17世紀のオランダで起きたチューリップバブルや、日本の不動産バブル、ITバブルが証明しているように、その値上がりに最もな理由があったとしても一度はパーンと弾けてしまっているのです。

きっと今回も、「今回だけは違う」ということはないでしょう。

ビットコインバブルの崩壊による市場への影響

ビットコインのバブルが崩壊すると、他のアルトコインも全て崩壊するというのが筆者の見解です。なぜなら現在ビットコインは仮想通貨の中の基軸通貨的役割を担っているからです。

アルトコインを購入するためにはビットコインが使われ、逆にアルトコインを法定通貨に換える時も使われるのはビットコインです。つまり、ビットコインとペアとなる他の仮想通貨は、同じように相関性が強く、値動きはある程度連動すると考えられるのです。ビットコインが入り口となっている時点で、そのバブルが崩壊すれば他の通貨にもダメージが加わってしまうのです。

ビットコインはまだバブルではない?

しかし、「ビットコインはまだまだバブルではない」という考えも一理あるのです。

ビットコインが将来実需を持ち、世の中の人が生活の一部として使っている姿を想像すれば、今よりももっとビットコインが世間に馴染んでいる姿が想像できますから、その価格はまだまだ割安かもしれません。もし生活の一部として使用されないとしても、既存のゴールドのように「価値の保存手段」として世界中のお金がビットコインに集まる可能性も考えられます。

現在の価値が将来価値に対して割安なのか割高なのかを考えることで、ビットコインが今バブルなのかどうかの予想ができますが、毎日毎日新しい仮想通貨は誕生していますから、今のビットコインのポジションを奪い取ってくる通貨があるか、そして将来ビットコインが実需を満たし、世の中に普及するのかを考えながらリサーチする必要があります。

ビットコインは果たしてバブルなのか

さあ、果たしてビットコインがバブルなのか。という疑問ですが、それはやはり誰にもわかりません。

過去2008年のリーマンショックでも、その金融バブルの崩壊を読むことができたのは一部の人で、アメリカの銀行経営者の大半はバブルが一生続くと思っていました。過去のそういった金融バブルはパーンと弾けたのですが、今回のビットコインの場合は特にその本来価値を算出するのが難しく、現在の価格がフェアかどうかを判断する基準はありません。

そんなビットコインは何度も大暴落を経験しており、一度で30~40%の下落を平気で起こしています。仮想通貨のトレーダーは、日々そんな相場をトレーディングしているのですから、既存の株式市場が物足りなく感じるのも無理はありません。ビットコインが本当に今バブルなのかどうかを知る為には、未来を生きる人達に聞く以外、方法はないのです。

ビットコインバブルの崩壊はいつか訪れる

以上の通り、わずか数年で日本の数々の大企業を超える時価総額へと拡大したビットコインですが、その価格の崩壊については、「いつか起こりうる可能性は高い」というのが筆者の見解です。

ビットコインの保有シェアについては、一握りのアドレスが大半のビットコインを独占している状態ですから、いつ暴落が起こってもおかしくありません。しかし、個人の金融資産は全体で兆を軽く超えるほどの規模があり、既存のゴールドの規模もまたビットコインを軽く超えるような金額なのですが、それとバブルとは全くの別物です。

つまり、「ビットコインは将来もっと値上がりする」という人と「ビットコインはバブルなので将来下落する」という考えを持つ人の両者がいるわけで、前者が多いのか、後者が多いのかは分からないのです。

バブルというのは、そこにあるただの形式的な数値が膨らみ続けて起こるものであり、ビットコインが他の資産へ替えられた瞬間にバブルは弾けてしまうのです。