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NiceHash(ナイスハッシュ)とは?仮想通貨マイニングの売買プラットフォーム

NiceHash(ナイスハッシュ)とは?

引用:NiceHash公式サイト

NiceHash(ナイスハッシュ)とは、仮想通貨のマイニングに用いられるハッシュパワーといった処理能力を売買する仮想通貨マイニングのマーケットプレイスです。

ハッシュパワーとはマイニングを行う上で必要な計算能力のことを表しており、これが高い程マイニングに多くの計算能力が求められるようになります。

マイニングをする際はこのハッシュパワーと通貨の価格のバランスによって採算が合うかどうかが決まるのですが、例えば、ビットコインのマイニングをする際に異常にハッシュパワーが高いにも関わらずビットコイン価格が低下した状態だとマイニングに費やした電気代を回収できない可能性があります。

このように、ある特定の通貨をマイニングしていると価格やハッシュパワーのブレによって採算もブレてしまうリスクがあるのです。

そこでこのNiceHashは、独自のアルゴリズムを用いてマイニング効率の良い通貨を洗い出し、自動で効率性の高い通貨のマイニングができるように平準化します。

そしてNiceHashはある特定の通貨をマイニングするようなマイニングプールではなく、ハッシュパワーを持っている「売り手」とハッシュパワーを手にしてマイニングをしたい「買い手」をマッチングして売買させるマーケットプレイスを提供しているのです。

では以下よりより具体的にNiceHashについて見ていきます。

NiceHashの売買の仕組み

引用:NiceHash公式サイト

NiceHashの機能についてですが、上述した通りマイニングに必要なハッシュパワーを提供する売り手とそれを購入する買い手を繋ぐ仲介者の役割を担っています。

その流れとしては、まずはハッシュパワーを買いたいという買い手がマイニングをしたい仮想通貨の種類やマイニングプール、支払い可能な金額を設定して注文を出します。

次に売り手の方はその買い手の注文に応じる事でハッシュパワーを貸し出しすることができます。

その売り手のハッシュパワーはマイニングプールへ転送され、売り手は最後に貸し出した文の報酬をビットコインで受け取ることができるのです。

このように、買い手は資金一つあれば気軽にマイニングにアクセスする事ができ、設備投資も必要がありません。

また、上述の通り売り手の提供するハッシュパワーはNiceHashのアルゴリズムによって効率の良いマイニングプールが解析されて自動的に平準化されます。

なお、このマーケットプレイスは運営元となる仲介者が存在しているので利用者はそれぞれ運営側に手数料を支払う必要があります。

買い手側は払い戻し不可新規の注文を選択した場合、手数料として0.0001BTC、払い戻し可能な注文をした場合は注文金額に対して3%が徴収されます。

一方ハッシュパワーの売り手は下記図の通り、最大で5%の手数料がかかります。

NiceHashMinerとは?その登録方法や手順

引用:NiceHashMiner公式サイト

このNiceHashでは「NiceHashMiner」といったソフトを使ってマイニングをします。

このソフトは単一通貨をひたすらマイニングするわけではなく独自のアルゴリズムによって通貨の価格やハッシュパワーを考慮して自動的に効率の良いマイニングをしてくるので、通常のマイニングプールとは違い通貨の価格が低下することによって採算が合わなくなるリスクを極力減らしてくれる点が強みとなっています。

とは言っても、全体的にハッシュパワーが上がり通貨の価値が下がれば効率は悪くなるので、必ずしも効率の良さを保証するものでは無い点には注意が必要です。

さて、ではNiceHashの登録方法についてですが、公式サイトから登録画面へ移動してメールアドレスとパスワードを入力します。

その後登録したアドレス宛にメールが届くので、メール内に記載されている検証コードを入力して登録を完了させます。

そして次はマイニングソフトのダウンロードですが、以下のようにNiceHashMiner公式サイトを見ると最新のver2である「NVIDIA」とレガシー版の「AMD」に分かれています。

現在に至るまでにこのNiceHashMinerはバージョンアップを重ねており、2018年5月現在「NiceHashMiner 2.0.2.2Beta」が最新となっており、運営側もそちらを推奨しています。

こちらはWindowsでの対応となっており、mac OSでは対応されていないので注意しておきましょう。

また、以下の動画にて詳しい説明がされています。

BTCを保管するNiceHashWalletについて

引用:NiceHash公式サイト

NiceHashではアカウント登録すると内部にウォレットがついており、それが「NiceHashWallet」です。

上の画面のようにWalletの画面へ移るとBTCアドレスが付与されるので、マイニング報酬やハッシュパワーを購入する際にここでビットコインをデポジットしておく事が可能です。

このウォレットは残高0.001BTC以上から払い出しが可能となっており、公式サイトを見ると「ヨーロッパ時間の午後11から12時まで1日1回手動で確認される」とされています。

なお、注意点としてNiceHashWalletはビットコインを引き出す際に、引き出し手数料が徴収されます。

基本的に外部のウォレット先は上記の図の通り、0.002〜0.05BTCまでは0.0001BTCの手数料がかかり、0.05以上の場合は引き出し量の0.2%がかかります。

ですが、アメリカの大型取引所Coinbaseのウォレットだとオフチェーン上でデータの反映をしてくれるので0.001以上のBTCであれば手数料が無料で即反映されます。

Coinbaseは現在日本向けにサービスを展開していないので日本居住者にとってはあまり利便性が高いとは言えないですが、将来的に有効活用できる機会が増えるかもしれません。

NiceHashでマイニングをする際の注意点

以上がNiceHashについてでしたが、NiceHashでマイニングをするにあたって注意しなければならないのは、予期せぬエラーによるマイニングの停止でしょう。

NiceHashではマイニングが停止した際にメールでの通知を設定することができるので、万が一に備えて通知を受け取るようにしておきましょう。

なお、マイニングPCの稼働状況はダッシュボードにて常時監視もできます。

それは以下の画面のように「My statistics」をクリックして確認できるので、ブックマークなどをして監視ができるようにしておきましょう。

また、外部からのハッキングを防ぐ為に2段階認証を設定しておくことも重要なので、セキュリティを高めておきましょう。

NiceHashのハッキング事件

2017年の12月にNiceHashはハッキング被害に遭っており、およそ4,700BTCを失いサービスの閉鎖まで追い込まれていました。

その額は当時のレートでおよそ70億円にも及ぶ金額だったのですが、これを数ヶ月で全て返還すると宣言し復活を遂げたのです。

一時はサービスを停止するもわずか2週間程で復旧しましたが、その後はまずハッキングされたことで発生したユーザーの損失額の10%を一貫して支払っており、後も定期的にこの支払いを継続するとされています。

多額のハッキング盗難事件が取引所だけでなくこういった仲介サイトでも起きてしまったのですが、このように、中央管理者が大量の資金データを管理しているとハッカーに狙われやすくなってしまいます。

現在中央集権型取引所ではなく、管理者のいない分散型取引所(DEX)が普及しつつあるのですが、相次ぐハッキング事件の影響もあり「自分の資産は管理してもらうのではなく自分自身で守る」といった考え方の人が増えているのです。

誰でも気軽にマイニングに参入できるNiceHash

以上が、NieHashについてでしたが、仮想通貨マイニングにおけるこのNiceHashの良さは、自動でマイニングを行ってくれるソフトを気軽にインストールして始められる点でしょう。

ただ、個人がこのように気軽に始めた所で大きな利益は見込めないのも事実です。

電気料金との採算が合ったとしても、マイニングは世界中のマイナー達が性能の良いマシンを集めて利益を獲る為に稼働しているので、そう簡単ではないでしょう。

そのあたりを考慮してどのようにマイニングをするのかを決めておきましょう。